1. リスボンレモンの特徴
リスボンレモンは、レモンの品種のなかでも暑さや寒さに強いという特徴があり、育てやすいといわれている。原産地はポルトガルだが、カルフォルニアやアルゼンチンの内陸部が主な産地だ。また、リスボンレモンは日本の気候にも適した品種であるため、広島県の瀬戸田を中心に栽培されている。なお、リスボンレモンの果樹は、初心者でも育てやすいので人気が高い。
リスボンレモンは自家結実性であるため、1本で実をつけられる。収穫時期は10~12月頃で、果実が黄色くなったら順次収穫可能だ。リスボンレモンは果実が緑色の段階でも収穫できるので、木への負担を減らすためには次々収穫していくとよいだろう。
2. リスボンレモンの味や食べ方
リスボンレモンの味は酸味が強く、果汁量の多さも特徴である。殺菌剤や防カビ剤などが塗られていない有機栽培のレモンは皮ごと食べられるのがポイントだ。ここでは、有機栽培で作られたリスボンレモンの美味しい食べ方について紹介しよう。
レモンピール
レモンの皮で作るレモンピールは、そのまま食べても、デザートのトッピングとしてもおすすめである。レモンの皮を水がたっぷりと入った鍋に入れ、沸騰したら冷まし、白い皮をとっていく。この作業を二度ほど繰り返したあとに、皮の重さのおよそ半分の砂糖を入れて煮詰め、水分がなくなればできあがりである。レモンピールにチョコレートをトッピングしても美味しく食べられるので、ぜひ試してほしい。
塩レモン
レモンを料理の調味料として使うなら、塩レモンがよいだろう。塩レモンは万能調味料ともいわれ、さっぱりとした風味がいつもの料理の味を格段に美味しくしてくれるのだ。塩レモンは、レモン、塩、煮沸消毒した瓶があれば簡単に作ることができる。好みではちみつを加えてもよいだろう。
レモネード
レモンをまるごと1個使ったレモネードは、ビタミンが豊富にとれる。作り方は、水、砂糖、はちみつを鍋で熱して、そこにレモン果汁を加え、カップに注げば完成だ。薄く輪切りにしたレモンをレモネードに浮かべると見た目もよりよくなる。リスボンレモンは酸味が強いので、はちみつを多めに入れて甘くしてもよいだろう。また、小さな子どもにあげる場合は、はちみつを入れず砂糖の量を増やすという方法もある。
3. リスボンレモンの育て方や剪定方法
リスボンレモンは艶のある葉や果実をとって食べられることもあり、観葉植物のなかでも人気の高い果樹である。暖かい地方では地植えで、寒い地方では鉢植えで栽培されることが多い。ただ、リスボンレモンは地植えをするとおよそ8mまで育つので、コンパクトに育てたいなら鉢植えがおすすめだ。
リスボンレモンの育て方
リスボンレモンは、冬でも十分な日当たりが必要である。室内で育てる場合は日当たりのよい窓辺に置くのがおすすめだ。ベランダや庭で育てることも可能だが、夏の日差しが直接当たる場所は避けたほうがよい。リスボンレモンには水がたっぷり必要であり、冬でも葉水を与える。また、肥料は1年に4回ほど与えることもポイントだ。リスボンレモンの主な収穫時期は10~12月頃で、収穫後の3月頃に剪定を行う。リスボンレモンの果樹にバランスよく日が当たるように剪定をしよう。
4. リスボンレモンの苗木や種の入手方法
リスボンレモンの苗木は、園芸店や通販サイトでも購入可能だ。地植え用、または鉢植え用の苗木が販売されている。リスボンレモンの苗木は、13.5cmポット苗や素掘り苗木などが購入できるようだ。また、リスボンレモンには棘がない品種もあり、21cmポット苗が購入できる。リスボンレモンを育てる場合は苗木から購入するのが一般的だが、レモンの種から育てることも可能だ。種から育てる場合は、実ができるまで時間が必要になるだろう。
結論
リスボンレモンは家庭でも簡単に栽培できる果樹である。また、鉢植えでも多くの実をつけてくれるのが魅力だ。さらに、自分で栽培したものを収穫したものは安心して食べられるだろう。実がなる観葉植物を探しているなら、リスボンレモンの果樹をおすすめする。
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