1. シンプルなイカリングの作り方
基本的なイカリングの作り方をまずはおさえておこう。下処理を済ませたスルメイカを使い、パン粉をつけて揚げる一般的なイカリングフライだ。
輪切りにして衣をつける
イカの胴体は皮をむき、1cm幅ほどの輪切りにする。衣をつける前に、水分をよく拭き取っておこう。衣は、薄力粉、バッター液、パン粉の順でつけるとはがれにくくなる。バッター液の作り方は、卵と薄力粉、水か牛乳を混ぜ合わせればOK。衣はイカの内側までしっかりとつけるのがポイントだ。
中温の油で揚げる
衣をつけたイカを油で揚げる際に温度が高すぎると、イカの薄皮が破裂し油はねの原因になる。そのため、170℃ほどの中温で揚げよう。油のなかでイカリングを触りすぎると衣がはがれてしまうため、きつね色になるまでは触らずに待つ。フライパンで揚げ焼きにする作り方の場合も、触るのは裏返すときだけにしておこう。色が変わったら速やかに引き上げ、油を切る。
2. 低カロリーなパン粉なしのイカリングの作り方
一般的なイカリングはパン粉をつけてフライにするが、パン粉なしでも美味しく作ることができる。イタリアやスペインなどでよく見かける、イカのフリット(カラマリフリット)をイメージした作り方を紹介する。
バッター液をつけて揚げる
単純に、基本のイカリングの作り方からパン粉を省くだけでもよい。バッター液をつけて揚げることで、カリッとした食感のイカリングになる。
卵白の衣をつけて揚げる
一般的なフリットの衣は、卵白をメレンゲ状にしたものに薄力粉などを混ぜ合わせて作る。この衣をイカにつけて揚げれば、ふわふわのイカリングができる。
薄力粉と炭酸水の衣をつけて揚げる
フリットの衣に炭酸水を使用することで、軽い食感に仕上がる。衣の作り方は、無糖の炭酸水かビールを薄力粉に注ぎ、混ぜ合わせるだけだ。トロッとした衣になったら、切ったイカをくぐらせて揚げよう。
3. つまみにぴったり!イカリングの唐揚げの作り方
イカリングはフライやフリットのほかにも、下味を付けて唐揚げにする作り方もある。片栗粉のみを衣にするシンプルなイカリングの唐揚げの作り方を紹介しよう。
下味を付ける
下処理をして切ったイカに、下味を付ける。醤油、みりん、しょうが汁をもみ込み、冷蔵庫で15~20分ほど置けばOKだ。
片栗粉をまぶして揚げる
下味を付けたイカの表面をキッチンペーパーなどで拭き、水分を取り除く。片栗粉をしっかりとまぶして揚げれば、イカリングの唐揚げの完成。
油はね防止のコツ
片栗粉で唐揚げにするイカリングの作り方では、衣が薄いため油はねするリスクがやや高い。そこで、イカの水分をしっかりと拭き取ることに加え、あらかじめ包丁で薄皮に切り目を入れて破裂を防ぐとよい。
4. 箸が止まらない!ピリ辛ガーリックイカリングの作り方
最後にもう一つ、パン粉を使わないイカリングの変わった作り方を紹介する。衣にあらびきのガーリックを使用するというものだ。このような食材で下味を付ける場合は、これまで紹介したイカリングの作り方とは逆に、多少水分が残った状態でまぶしたほうがつきやすい。
衣はガーリックと薄力粉
あらびきのガーリックをイカにまぶしてから、薄力粉をはたいて揚げる。イカリングを皿に盛り付けたら、粉唐辛子と塩をふって完成だ。揚げているうちにはがれたガーリックも、すくってトッピングとして使おう。
カレー粉などでアレンジも
ガーリックの代わりにカレー粉やスパイスを使用する作り方もある。油はねが気になる場合は、事前にイカを軽く茹でておくとよいだろう。
結論
イカリングにはパン粉をつけてフライにするだけでなく、フリットや唐揚げにするなど、さまざまな作り方がある。作り方によって味や食感も変わるため、食べ比べるのも楽しそうだ。おかずやつまみにぜひ活用してほしい。
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