1. 色が気持ち悪い?ハタハタの卵の特徴
ハタハタは秋田県を代表する魚で、旬の時期にはハタハタの卵を味わう人も多い。しかしハタハタの卵の魅力を知らない人の第一印象はとにかく気持ち悪くてビックリする人も多い。その理由は、まずハタハタの卵の色だ。ハタハタの卵は赤や黄色などとにかくカラフルなのだ。その色合いも見ると食べられるとはあまり思わないだろう。さらにネバネバしているのも特徴で、見た目のインパクトが強いのだ。
ブリコと呼ばれる
ハタハタの卵は別名ブリコと呼ばれている。その理由は、いくつかの説があり、食べた際の食感がブリブリとしているからという説と、ほかの魚の卵よりもネバネバしているから、さらにはハタハタの卵であることを隠すためにぶりの卵と嘘をついたことがきっかけなどさまざまな説がある。
2. ハタハタの卵の美味しい食べ方
ハタハタの卵は固いといわれることもあり、その美味しさは好き嫌いが分かれる。さらに酒の肴として好む人もおり、ハタハタの旬が来るとその卵を求めて購入する人も多い。
ハタハタの卵の美味しい食べ方
ハタハタの卵をより手軽に味わうのなら、身と一緒に塩焼きにするのがおすすめだ。面倒な下処理を行う必要もなく、簡単に卵を食べられる方法だ。さらにハタハタの煮付けにして卵を味わうのもおすすめだ。ハタハタの身と一緒に煮付けにしたり、卵だけを煮付けにする方法もあり、酒の肴としても人気だ。ハタハタの卵のみを煮付けにする場合は、軽く水洗いをしてから、湯で軽くかき混ぜながら煮てから固まった粘膜を取り除くと調理しやすい。ハタハタの卵は潰れやすいので、下処理をする際は優しく行うようにしよう。
白子と一緒に味わうのもおすすめ
ハタハタは卵だけではなく、白子も一緒に味わうのもおすすめだ。とくに新鮮なハタハタの場合は、卵とともに白子を取り出して煮付けにすると美味しい。珍味として喜ばれるだろう。
唐揚げには不向き
塩焼きや煮付けの場合は、ハタハタの身とともに卵を一緒に調理するのがおすすめだが、ハタハタの唐揚げの場合は、卵を取り除いて卵は別の料理にするのがいいだろう。
3. ハタハタの卵の時期は?海岸の卵は食べられる?
ハタハタの卵は、食べられる時期が決まっている。ハタハタの卵の旬は1〜5月で、産卵が近いハタハタの栄養は卵に行きわたっているので、成熟しているのが特徴だ。成熟しているハタハタの卵は、とくに弾力のある食感で甘みやとろみがある。そのため、ハタハタの卵が好きはに人にはたまらない味わいなのだ。
海岸にあるハタハタの卵は食べられる?
ハタハタの卵は、旬には海岸の波打ち際に打ち上げられていることがある。カラフルなハタハタの卵はとても不思議な光景だ。しかしそんな海岸に打ち上げられたハタハタの卵は勝手に持って帰るのを禁止している場所が多いので、海岸でハタハタの卵を見つけても勝手に獲るのはやめよう。
体内から出た卵はまずい?
さらに、ハタハタの卵は親の体内から出ると食感が固くなり味も美味しくなくなってしまう。そのため、ハタハタの体内にある卵は美味しく調理できるが、すでに産みつけられた卵は美味しくないので、獲るのはやめておくのが無難だ。
結論
ハタハタの卵は、見た目はとても不思議だが料理をすると美味しく味わえることが多い。ハタハタを購入してもしも卵が入っていた場合は、そのまま捨てるのではなく身と一緒に調理したり、卵だけ別の料理にするのがおすすめだ。ハタハタの卵は限られた旬にしか食べられない貴重な食材でもあり、秋田県では定番の食べ物だ。ぜひハタハタの卵があったら、一度味わってみよう。見た目とは裏腹な食感や味わいを楽しむことができるだろう。
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