1. 函館のがごめ昆布ってどんな昆布?

日本でよく食べられている昆布だが、がごめ昆布とはどんな昆布で、どこにあるのだろうか。ここではがごめ昆布とはどんな昆布なのかを、詳しく説明していきたい。
函館エリアに生育している珍しい昆布
がごめ昆布とは、北海道の函館エリアに生育をしている昆布だ。その形状などからとても珍しい昆布だとされており、採れるがごめ昆布の量は極めて少ない。だからこそ希少価値の高い昆布なのだ。その生育している場所の地形から水温や照度、昆布にとって栄養素となる流紋岩があることなどが、がごめ昆布の品質が最高だといわれる理由である。
がごめ昆布の見た目
がごめ昆布の表面は見てすぐわかるほどの、デコボコがある。この模様がまるで籠のようだと、がごめ昆布と呼ばれているのだ。3mにもなる葉は幅も大きく、20~30cmほどになるというから驚きである。
がごめ昆布のトロミ
かごめ昆布は強い粘り気があるのが特徴だ。これは豊富に含まれるフコイダンと、ラミナン、アルギン酸によるものだ。栄養素が多いことで注目されている海藻の一種だ。
2. がごめ昆布の美味しい食べ方

がごめ昆布が希少価値のあるものなのはわかったが、美味しく食べるにはどうしたらよいだろうか。がごめ昆布は、実は食べ方は簡単。塩分が昆布に含まれているので、そのままほかの食材と混ぜるだけ。そこでここでは、がごめ昆布の美味しい食べ方について紹介していこう。
まず、がごめ昆布を選ぶ際には、細くカットしてあるものがよい。それだと水に戻す時間も早く、すぐに使えるのが魅力だ。がごめ昆布の量よりも多めの水をボウルに入れ、がごめ昆布を入れたら20分弱戻してできあがり。
和え物
がごめ昆布は和えるだけで美味しくなる。刺身やタラコ、納豆、浅漬けなど、なんでも合うのが嬉しい。そのほかにもがごめ昆布が採れる地元では、ほっけなどとも混ぜて食べているという。大根おろしと混ぜてもよい。
炊き込みごはん
がごめ昆布は炊き込みごはんとしても合う。いつも通り炊飯器にセットし、上にがごめ昆布をのせるだけ。米を蒸らす際に、タコなどの刺身を入れて混ぜると海鮮の味わいが出る。
3. がごめ昆布がない時は?代用する方法

がごめ昆布を使うと料理に幅が広がる。とはいえ、がごめ昆布をストックしていないときなどは、何かを代用することは可能だろうか。いつもがごめ昆布を自宅に置いていない人にもおすすめの、がごめ昆布に変わる食材を説明していこう。
とろろ昆布
まず、がごめ昆布の代用品として最初に挙げたいのが、とろろ昆布だ。とろろ昆布は乾燥させた昆布をいくつも重ね、削っていったもの。そのためふわっとした食感が特徴。がごめ昆布の代用品として十分である。
塩昆布
がごめ昆布の代用品としては塩昆布もおすすめ。ただ、そのままでも塩味が強いため、量や味付けに気を付けたい。
めかぶ
トロミがある海藻のなかでは、めかぶを代用するのもよいだろう。トロミを出すのには最適だ。
4. がごめ昆布の購入方法

がごめ昆布を使って料理をしたいと思っても、どこで手に入れることができるのだろうか。ここでは、がごめ昆布のおすすめ品をいくつか紹介していこう。
スーパーなどでは手に入りにくい?
がごめ昆布は北海道、とくに函館エリアの土産店やスーパーなどではよく見かける。しかし関西や関東のスーパーでは、気軽に購入できないという話も。そこで確実に手に入れるためには、がごめ昆布を通販で買うのがおすすめである。
通販でおすすめの商品
がごめ昆布を購入するには、通販が確実。とくに函館の土産店やスーパーなどの通販商品だと、特産を購入したという満足感も得られるかもしれない。おすすめの商品を紹介しよう。
・梶原昆布店「がごめ昆布120g」
少し幅の広いがごめ昆布で、煮物などに使うと美味しくできあがる。
・能戸フーズ株式会社「熟成がごめ昆布 きざみ」
ラーメンや味噌汁などにそのまま使えるきざみタイプ。あると重宝するため、ぜひストックしておきたいのががごめ昆布のきざみだ。
・道産堂 マルク ドウサンドウ「粉末がごめ昆布 100%」
粉末タイプのがごめ昆布は、ごはんに混ぜてつやを出したり、お茶に混ぜることができる便利な代物。天然の調味料としてパスタなどに入れることもできるので、料理の幅が広がる。
結論
ここでは函館エリアで生育しているがごめ昆布について、どんなものなのかの特徴や代用品、そしておすすめの通販商品などを紹介してきた。ぜひ参考にして美味しい食べ方を見つけ、自分たちだけのがごめ昆布レシピを作ってみてはいかがだろうか。
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