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砂糖なしで作る【発酵あんこ】って何?驚きの健康パワーで大注目!

砂糖なしで作る【発酵あんこ】って何?驚きの健康パワーで大注目!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年1月23日

数ある健康食品の中で、このところとくに注目されている発酵あんこ。砂糖を使っていないのに、通常のあんことほぼ変わらないくらいの甘さをはじめ、数々の魅力により、熱狂的な支持者を獲得しているようだ。そこで今回は、あまりなじみのない人のために、発酵あんことはいったいどのようなものなのか、発酵あんこの魅力や作り方についてもお伝えしよう。

  

1. 発酵あんことは

発酵あんことは、その名が示す通り、発酵させたあんこのこと。通常のあんこは、小豆と砂糖で作られるが、発酵あんこは、砂糖を一切使わず、小豆と米麹で作られる。
あんこが、なぜ発酵するのかというと、それはひとえに米麹に含まれる麹菌の働きによるもの。そもそも発酵とは、麹菌や乳酸菌などの微生物に含まれる酵素によって、食品に含まれるたんぱく質やでんぷんなどの栄養が分解されること。食品を発酵させることによって、身体にとって数々のうれしい効果がもたらされる。
発酵あんこが、砂糖を一切使わないのに、甘くなるのは、麹菌に含まれるアミラーゼという酵素によって、小豆に含まれるでんぷんが分解され糖になるからだ。これは、おかゆと米麹で作る甘酒が砂糖を使わないのに甘いのとまったく同じ原理である。そのため、発酵あんこは、小豆甘酒などとも呼ばれている。

2. 発酵あんこの魅力

からだに優しい自然な甘さ

発酵あんこの甘さは、普通の砂糖を使ったあんこの甘さの6~7割程度で、身体に優しい自然な甘さといえる。砂糖のように、食べても血糖値が急激に上がるということは少ない。

小豆と発酵食品のWパワー

小豆は、ポリフェノールやサポニン、たんぱく質、食物繊維、ビタミンB群、鉄分、カリウムなど、身体にとってうれしい成分や栄養素をバランスよく含む健康パワーの強い食材だ。とくに、ポリフェノールが豊富で、同じくポリフェノールが豊富な赤ワインのおよそ2倍程度の含有量を誇る。優れた抗酸化作用があり、酸化による細胞の老化を抑える働きが期待できる。
発酵食品もまた、健康パワーのある食品として知られている。発酵あんこを食べると、小豆と発酵食品のWの健康パワーを得られる。

良質なたんぱく質源となる

たんぱく質を多く含む豆類といえば大豆を思い浮かべがちだが、小豆にも良質なたんぱく質が含まれていることをご存知だろうか。発酵あんこには、必須アミノ酸などの良質なたんぱく質が含まれている。

3. 発酵あんこの作り方

発酵あんこは、同量の小豆と米麹を用意すれば、炊飯器で簡単に作ることができる。作り方の手順は以下の通り。

1.小豆を茹でる

鍋に小豆と、小豆がひたひたになるくらいの水を入れて、火にかける。沸騰したら火を弱め、途中で水を足しながら、小豆がやわらかくなるまで煮る。目安となる時間は50分程度。

2.小豆をざるに上げ60℃程度になるまで冷ます

3.炊飯器に茹でた小豆と水、米麹を加えてよく混ぜ合わせる

小豆100gに対し、米麹100g、水大さじ2が目安だ。

4.炊飯器のふたを開けた状態で、釜の上に濡れ布巾をかぶせる

あとは、保温モードにしてそのまま8時間程度置けばできあがり。
味見をして、甘くなっていれば、発酵がうまく進んだ証拠だ。麹菌は、60℃以上になると失活してしまうので、温度は60℃に保つことがポイントになる。また、途中、濡れ布巾が乾いた場合は、乾燥を防ぐために、再度濡れ布巾にしてかぶせるようにしよう。

結論

発酵あんこがいったいどんなものなのか、発酵あんこの魅力や作り方についてお伝えした。ご理解いただけただろうか?温度管理さえしっかりと行えば、簡単に作ることができるので、これを機に、ぜひ一度発酵あんこ作りにチャレンジしてみてはいかがだろう。
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  • 更新日:

    2021年1月23日

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