1. 恵方巻を作る前に準備したいもの

恵方巻とは節分に食べる太巻きのことで、太巻きをいままで作ったことがない人に知っておいてもらいたい、準備しておくべき道具を紹介しよう。まず、作る前に必ず用意してほしい道具が、しゃもじ、うちわ、巻きすだ。巻きすとは具材を海苔で巻いていく際に使うもので、竹製の巻きすは古くから日本で使われている調理道具のひとつだ。巻きすがない場合は、サランラップでも代用可能だ。
■あると便利な道具
基本的な道具が揃えば、恵方巻を作ることができるが、さらにあると便利な道具がすし桶だ。すし桶とは、酢飯を入れて冷ます桶のことで、こちらも古くから日本で使われている調理道具だ。このすし桶は底が広く平らになっているので、酢飯を作る際に、すし酢が底にたまって、米がべたつくことがなく、美味しい酢飯を作ることができるといわれている。ない場合は、ボウルなどで代用可能だが、より美味しい酢飯を作ろうと思ったらぜひチェックしてみてほしい道具のひとつだ。
2. 基本の恵方巻の作り方を知ろう

基本的な恵方巻は、七種類の具材を使って作るといわれている、その理由は、七が七福神を意味しており、縁起のいい数字だからといわれている。そのため、今回は基本的な七種類の具材を使った恵方巻を紹介する。具材にはうなぎの蒲焼きやきゅうり、カニカマ、桜でんぶ、干ししいたけ、かんぴょう、厚焼きたまごを巻いていく。
■下ごしらえ
恵方巻を作っていく前に具材の下ごしらえをする。干ししいたけは水で戻し、軸を落とし5mm幅に切っておく。かんぴょうは水で洗って塩を少々まぶしてもみ込み、弾力が出たら塩を洗って5分ほど下茹でをしておく。きゅうりはヘタを落として、塩を少々まぶして板ずりをしておくと食べやすくなる。うなぎの蒲焼きは、レンジで温めて棒状に切っておく。
■基本の恵方巻の作り方
恵方巻を作る際にまずは酢飯を作ることが大切だ。酢飯の作り方は、すし桶かボウルにごはん500g、合わせ酢(砂糖大さじ3、酢50cc、塩小さじ1)を入れしゃもじで、きるように混ぜていく。この際、ごはんが温かいうちに調味料を混ぜるとなじみやすい。干ししいたけとかんぴょうは甘辛く煮ておく。鍋に干ししいたけの戻し汁とみりん大さじ2、砂糖大さじ1、しょうゆ大さじ1を加え、煮ていく。アクを取りながら10分ほど煮ると煮汁がなくなってきたら、火からおろし、冷ましておく。
■恵方巻の具材を並べよう
恵方巻を作る際に、一番緊張するのが具材を巻いていく作業だろう。まずは、巻きすを広げて焼き海苔の光沢のあるほうを下にしておき、酢飯を海苔の上に広げていく。この際に海苔の上方2cmほどは残して酢飯を広げるのがポイントだ。次に桜でんぶ、干ししいたけとかんぴょうの甘辛煮、厚焼きたまご、きゅうり、うなぎの蒲焼き、カニカマをのせていく。この際に、汁気のある具材はしっかり水分をきっておくのがいいだろう。さらに具材は中央より少し手前に置くことできれいな仕上がりになる。
■恵方巻を巻いていこう
具材をのせた巻きすを巻いていく際には、まず巻きすを持ちあげて、少し巻いたらギュッと押さえ、そのままクルクルと巻いていき、最後までいったら巻き終わりを下にして、しっかり押さえてしばらく輪ゴムで固定したら完成だ。
3. アレンジ恵方巻を紹介

■ネギトロとしその恵方巻
恵方巻きはさまざまな具材を使って作れることもポイントだ。ネギトロとしその恵方巻は、シンプルな具材で誰でも食べやすい味わいだ。材料は、ネギトロとごま、シソ、カイワレ大根、きゅうりを用意し、あとは基本の恵方巻と同じように巻いていくだけだ。しそとカイワレ大根がアクセントになって、さっぱりと食べやすい恵方巻になる。
結論
基本の恵方巻の作り方をマスターすれば、具材を変えてさまざまな種類の恵方巻を楽しむことができる。恵方巻を作る際のポイントは、巻きすに具材を置く際のバランスだ。少し手前に具材を置いていくと、見ためもきれいでバランスの取れた恵方巻が完成するだろう。
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