1. 白菜の基本をおさらい

白菜とは、中国原産のアブラナ科アブラナ属の植物であり、全長30cm程度で重さ2kg程度の葉部分は食用とされている。一般的にはキャベツのような葉っぱがまとまった結球タイプが多いが、半結球タイプや非結球タイプなどもある。また、白菜の仲間にたけのこ白菜やミニ白菜などの種類もある。あっさりとした味わいが特徴的で、鍋料理・炒め物・スープ・漬物などさまざまな料理に使われる。
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2. 白菜を使ったコンソメスープ集

白菜を使ったスープにはさまざまな種類があるが、コンソメスープにしても美味しく食べることが可能だ。シンプルに具材を白菜だけにしてもいいが、ベーコンや溶き卵などを一緒に合わせるのもおすすめ。ここでは、そんな白菜を使ったコンソメスープを3種類紹介しておこう。
その1.ベーコンと白菜のコンソメスープ
王道スープの一つが、「ベーコンと白菜のコンソメスープ」である。ベーコンは薄切りタイプでもいいが、厚切りタイプにすると見た目も豪華になるのでおすすめだ。作るときは、鍋にオリーブオイルを引いてからカットしたベーコンを炒める。それから、水とコンソメスープの素を加えて一煮立ちしたら、白菜の葉っぱを加えて柔らかくなるまで煮よう。最後に塩・コショウで味を調えれば完成だ。
その2.ふんわり卵と白菜のコンソメスープ
サッと作れる「ふんわり卵と白菜のコンソメスープ」も人気があるスープの一つだ。作るときは、鍋に水とコンソメスープの素を加えて一煮立ちさせる。それからカットした白菜を加えて、柔らかくなったら塩・コショウで味を調える。最後に、溶き卵を細くしながら回し入れれば完成だ。卵を細くして入れることで、ふわふわとした食感の卵に仕上げることができる。
その3.白菜のミルクコンソメスープ
マイルドな味わいのスープが楽しみたいなら「白菜のミルクコンソメスープ」を作ってみよう。鍋にオリーブオイルを引いてから、カットしたベーコンまたはソーセージを炒める。さらにキノコや玉ねぎなどを加えて炒める。そして、鍋に水とコンソメスープの素を加えて一煮立ちさせて、白菜の葉っぱと牛乳(生クリーム)を入れて煮るようにしよう。最後に、塩コショウで味を調えたら完成だ。
3. 白菜スープに作るときのテクニック

白菜のコンソメスープをもっと美味しく作りたいなら、下処理・下ごしらえにこだわってみるのもおすすめ。ここでは、白菜スープを作るのに役立つテクニックを2種類紹介しておこう。
その1.切り方で味わいが変わる!
一般的なレシピでは白菜は、5cm幅のざく切りと指示されることが多い。しかし、白菜の切り方にはざく切りだけでなく、そぎ切りや細切りといった方法もある。そぎ切りにすると味が染み込みやすくなり、細切りにすると素早く火を通せるようになる。そのため、白菜の切り方を変えてみて、ちょっとしたアレンジを楽しんでみるのもよいだろう。
その2.干してうま味を凝縮する!
白菜スープを美味しく食べたいなら、事前に白菜を天日干ししておくのもおすすめ。天日干しすることで白菜の水分が減り、甘みやうま味がギュッと凝縮される。また、スープのうま味を吸うようにもなるため、より美味しい白菜スープを楽しめるようになる。やり方は、白菜を使うサイズに切ってから、ザルに重ならないよう広げて天日干しにするだけだ。ぜひ、この一手間を試してみよう。
4. 白菜のコンソメスープに関するよくある質問

ここまで、白菜のコンソメスープについて詳しく解説してきた。しかし中には「白菜のコンソメスープのカロリーはどれくらいか」や「白菜のコンソメスープはどれくらい持つ」などが気になる人もいるだろう。そこで最後に、白菜のコンソメスープに関するよくある質問・疑問に回答する。
Q1.白菜のコンソメスープのカロリーはどれくらい?
使う材料や食べる量によって異なるが、白菜のコンソメスープのカロリーは1杯あたり30~50kcal程度となっている。そもそも白菜は水分量が多い野菜であり、100gあたりのカロリーは13kcalと低いのが特徴だ。また、コンソメスープの素(固形ブイヨン)の小さじ1(4g程度)のカロリーは9kcalである(※1)。そのため、基本的にはカロリーが低いスープといえるだろう。
Q2.白菜のコンソメスープはどれくらい持つ?
白菜のコンソメスープを冷凍保存した場合の日持ちは、一般的に「3日~1週間程度」が目安となっている。なお、これは目安であるため、できる限り早く食べるのが重要となる。傷んでくると鼻をつくような異臭がしたり、白っぽいカビが浮かんだり、酸っぱい味がしたりすることも多い。これらの変化があった場合には、無理して食べようとせずに必ず捨てるようにしよう。
結論
白菜スープにはさまざまな種類があるが、今回紹介したコンソメスープにするのもおすすめだ。白菜スープは食材次第でごちそうスープとしても、日常的なスープとしても楽しめる。ホロホロとしたとろける食感の白菜スープを、いろいろな味付けや具材で楽しんでみよう。
(参考文献)
- ※:農畜産業振興機構「はくさい」
https://www.alic.go.jp/content/001162827.pdf - ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/
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