1. 簡単に作れる!柿羊羹の作り方

まず、柿羊羹の基本の作り方について見ていこう。決して難しくない。
あんがなくても作れる
一般的に羊羹といえば、あんを使って作る印象が強いのではないだろうか。しかし、柿羊羹には必要ない。最低限、柿、寒天、砂糖があれば美味しい柿羊羹を作れるのだ。いずれの食材も、スーパーなどで簡単に手に入るはずだ。思い立ったらすぐ作れるのが嬉しい。
シンプルな手順で作れる
上記の最低限の食材で、柿羊羹を作ってみよう。柿はヘタと種を取り除いてから、フードプロセッサーなどでペースト状にする。鍋に寒天と砂糖、水を入れて加熱し、溶けたらもう数分加熱し、柿ペーストを加えて混ぜればよい。あとは型に流し入れ、冷やせば完成だ。寒天を扱ったことのない人もいるかもしれないが、慣れれば簡単だ。好みによっては、レモン汁などで香り付けをしても美味しい。
2. こしあんで作る柿羊羹の作り方

柿羊羹にあんを加えて作っても美味しい。まず、こしあんを使った柿羊羹の作り方を見ていこう。
水羊羹に柿を加えて作る
こしあん入り柿羊羹の作り方のうち、シンプルなのは水羊羹に柿ペーストを加える方法だ。
基本の作り方と同様に寒天と砂糖を鍋で煮溶かす。そこで、こしあんと一緒に柿ペーストを加えればよい。あとは型に流して冷やせばよい。決して難しくはないはずだ。なお、柿を加える量により味を調整できる。余裕のある人は試してみよう。
柿の色が出にくい
こしあんを使って柿羊羹を作ると、こしあんの色が強く出る。そのため、基本的には柿の色がほとんど出ない。こしあんを使うなら、割り切って考えるのがよいだろう。一方、柿の味はしっかり出る。そのため、隠し味として柿を加えると考えるのがよいかもしれない。
層を分けるのもOK
色の問題を解決するため、こしあんと柿をあえて混ぜない作り方もある。たとえば、水羊羹と柿羊羹を別々に加熱し、型に流して1つの層が固まったら、重ねて流し入れ2層の羊羹にするとよい。見ためがよいうえ、味の違いも楽しめる。分けて作る分だけ手間は増えるが、こだわりたい人は試してみるのもよいだろう。
3. 白あんで作る柿羊羹の作り方

次に、白あんを加えて柿羊羹を作る方法を見ていこう。
こしあんを使う場合とほぼ同じ作り方
基本的には、こしあんを使って柿羊羹を作る場合と同じ手順で作ればよい。砂糖と寒天を加熱し、白あんと柿を加えて作る。寒天の加熱時間を長くすれば、より固めに仕上げられる。また、柿の状態によっても食感が変わる。たとえば、ペーストにすると作りやすくなる。一方、粗めに切って食感を残すのも美味しい。好みに応じて、柿の加工の仕方を変えてみよう。
ちなみに、干し柿を使うとしっかりした甘みの羊羹に仕上げられる。干し柿は生の柿と比べて固いので、切って使うなら細かめに刻むのがおすすめだ。
色合いがポイント
白あんを使った柿羊羹は、柿の色に白が入って見栄えがする。そのため、柿の色を活かすなら白あんを使うのがおすすめだ。より鮮やかに仕上げるなら柿を多めに、淡白な色にするなら白あんを多めにするとよい。ただし味のバランスもあるため、味見をしつつ配合を調整するのがよいだろう。せっかくなら色にもこだわり、美しい見ために仕上げたい。
結論
柿羊羹をシンプルに作るなら、柿と砂糖を寒天で固めるだけでOKだ。とくに甘みの強い柿が手に入った場合にはおすすめだ。ほかにも、こしあんや白あんを使った作り方も可能だ。柿の加工の仕方によって食感を変えられる。また、配合を調整して色や味を変えるのもよい。せっかく自作するなら、好みのバランスに仕上げよう。
この記事もCheck!