油淋鶏に合う献立メニュー集！相性ピッタリの副菜とスープを紹介！

まずは、油淋鶏の特徴を踏まえて献立の組み立て方を確認しておこう。例えば、油淋鶏はたんぱく質が多く摂れること、中華料理であることなどを踏まえて献立の方向性を決めるのがポイントになる。

油淋鶏のメイン食材は鶏肉であるため、たんぱく質をはじめ、ビタミンKやビタミンB群、カリウムなどの栄養素を摂ることができる。しかし、ビタミンAやビタミンCなどのビタミン類、カルシウムや鉄などのミネラル類、食物繊維などは不足している。そのため、副菜やスープには緑黄色野菜やキノコ類、海藻類、乳製品などを使うのがおすすめだ。

油淋鶏に合わせる副菜やスープは和食系でも問題ない。しかし、油淋鶏は中華料理であるため、副菜やスープも中華系で合わせるのがおすすめだ。また、本格的な中華料理でなくても、中華サラダや中華風ナムルなどのように中華風の味付けにするだけでも統一感が増す。調理法や味付けが同じにならないように注意しながら、中華系の料理で統一してみるとよいだろう。

油淋鶏を食べるときには、野菜類やキノコ類などを使った副菜を用意するのがおすすめだ。以下にいくつか献立メニューを紹介するので、気になる料理を作ってみよう。

ヘルシーに美味しく野菜を食べたいなら「中華風温野菜サラダ」を試してみるのがおすすめだ。作り方はカットしたブロッコリー、カリフラワー、人参、ヤングコーンなどを下茹でする。その後、お皿に盛り付けたら、オイスターソース・XO醤・酒・ゴマ油などで作ったタレをかければ完成だ。彩りや香りが優れているだけでなく、ビタミン類や食物繊維などの栄養素も補うことができるだろう。

箸休めやお酒のおつまみにもなる「中華風ナムル」を作ってるのもよい。具材はもやし、人参、トマト、ほうれん草などお好みのものを用意しよう。そして、鶏ガラスープの素・醤油・ゴマ油・すりおろしニンニク・白ゴマを混ぜておき、下処理した野菜と和えれば完成だ。また、もやし・人参・ほうれん草を合わせて「ミックス野菜の中華風ナムル」などを作るのもおすすめとなっている。

中華料理の中には炒め物も多くあるが、手早く作るなら「豆苗炒め」がよいだろう。フライパンでみじん切りにしたニンニクを炒めてから、豆苗と鷹の爪を加えてサッと炒める。その後、水と鶏ガラスープの素を加えてフタをして蒸せば完成だ。豆苗にはビタミン類・ミネラル類・食物繊維が多く含まれるため、栄養バランスを整えるのにも役立つ。ただし、油の使いすぎには注意をしよう。

・ほうれん草の中華和え
・ほうれん草のナッツ和え
・中華風春雨サラダ
・トマトと卵の炒め物
・卵とキクラゲの炒め物
・人参しりしり
・野菜の焼き浸し

油淋鶏を自宅で食べるときには、スープも用意するのがおすすめだ。鶏ガラスープの素などを使うことで、簡単に中華系のスープを作ることが可能だ。以下でいくつかおすすめのスープを確認しよう。

わかめと溶き卵を使って「わかめと卵の中華スープ」を作ってみよう。トロトロと優しい味わいがするため、揚げ物料理である油淋鶏とも相性がいい。鍋に水・鶏ガラスープの素・わかめを入れてから一煮立ちさせ、そこに水溶き片栗粉を加えてトロミをつける。それから溶き卵を細くしながら回し入れて、最後に塩コショウで味を調えれば完成だ。手早く作れるし、栄養バランスも整うだろう。

春雨、キノコ類（シイタケやシメジなど）、人参などを使って「春雨とキノコの中華スープ」を作るのもよい。作り方は、鍋に水・鶏ガラスープの素・キノコ類・野菜類を入れて一煮立ちさせたら、醤油・オイスターソースを加える。そして、春雨を加えて柔らかくなるまで煮たら完成だ。ほっこりと優しい味わいがして、油淋鶏との相性もよい。また、お好みの具材でアレンジしてもよいだろう。

・酸辣湯（サンラータン）
・雲呑湯（ワンタンスープ）
・ザーサイと豆腐のスープ
・トマトと卵の中華スープ

油淋鶏は一品だけでもご飯がすすむおかずだが、栄養バランスが偏っているため副菜やスープをプラスするのがおすすめだ。使う具材や調理方法を工夫することで、手軽に栄養バランスを整えることが可能だ。ぜひここで紹介した献立メニューを参考に、油淋鶏に合う副菜・スープを用意してみよう。

（参考文献）