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節分の【恵方巻】の由来や歴史を詳しく紹介!名前の由来はコンビニ?

節分の【恵方巻】の由来や歴史を詳しく紹介!名前の由来はコンビニ?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年2月 2日

節分に恵方巻を食べるというのは、風習として、日本全国に定着している。しかし、そもそも恵方巻とは何なのか?なぜ節分に恵方巻を食べるのか?その理由をよく知らない人は少なくないようだ。そこで今回は、それらの理由を探るべく、恵方巻の由来についてお伝えしよう。

  

1. 恵方巻とは

恵方巻とは、節分の夜に食べる太巻き寿司のこと。恵方巻は、その年の恵方を向いて、願い事を心の中で唱えながら、無言で1本丸かじりするとよいとされている。
ちなみに、恵方とは、その年の福徳をもたらすとされる年神様がおいでになる方角のこと。恵方に向かって行うことは何事も吉を招くとされている。新年や節分に恵方にある神社や寺にお参りすることは、恵方参りと呼ばれている。このように恵方と節分は、昔から密接な関係があったといえる。
恵方は、毎年異なっていて、2021年の恵方は、南南東になる。この恵方と、太巻き寿司が結びついて恵方巻となった。では、両者は、いったいいつ結びついたのか?恵方巻の由来についてさらに詳しく見ていこう。

2. 恵方巻の由来

実は恵方巻の由来については、諸説あり、寿司業界や海苔業界の宣伝広告に記載されているものも多く、どの説も真偽のほどは定かではないというのが本当のところのようだ。有力とされる以下の説について見ていこう。

戦国武将の縁起かつぎを由来とする説

戦国時代の豊臣秀吉の家臣が、節分に海苔巻きを食べて戦に臨んだら見事勝利し、以来、節分に縁起かつぎのために、海苔巻きが食べられるようになったことに由来するという説。

大阪船場の商人の風習を由来とする説

幕末から明治時代初頭頃、商売繁盛を祈願して、大阪船場の商人が巻き寿司を食べたのを由来とする説。

花街の遊びを由来とする説

花街とは、芸妓さんや舞妓さんがいるところ。大阪船場の商人が、遊びとして、商売繁盛を願う意味も込めて、花街の芸妓さんや舞妓さんに太巻き寿司を丸かじりさせていたことに由来するという説。当時は、恵方巻ではなく、「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」などと呼ばれていたようだ。
では、節分に食べる太巻き寿司が恵方巻と呼ばれるようになった、その名の由来についても見ていこう。

3. 恵方巻の名前の由来

由来が何であれ、昔から大阪には、節分に巻き寿司を恵方を向きながら丸かじりするという風習があったようだ。しかし、その巻き寿司は、恵方巻とは呼ばれていなかった。
1983年、コンビニ大手のファミリーマートが、大阪と兵庫の店舗で、節分に食べるための太巻き寿司を最初に販売したとされている。ただ、その名は恵方巻ではなかったようだ。
恵方巻という名前をつけたのは、コンビニ大手のセブンイレブンのオーナーだったとされている。1989年に、節分の時期に販売する太巻き寿司の商品名を「恵方巻」としたのが、その名の由来とされている。
それを機に、恵方巻という名は、瞬く間に全国に広がり、いまでは、節分に食べる太巻き寿司の名として認知されている。そして節分の恒例行事として節分に恵方巻を食べることもすっかり定着している。いまでは、節分になると、全国のスーパーやコンビ二、小売店などの店頭にずらりと恵方巻が並ぶのは、ごくごく自然な光景になっている。

結論

節分に食べる恵方巻の由来についてお伝えした。昔からあった大阪の風習を、全国に広めたのは、恵方巻と命名した商品を販売したコンビニによるところが大きいといえそうだ。福徳を招くためのよい風習といわれているので、命名した人の貢献度は相応に高いといえるだろう。
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  • 更新日:

    2021年2月 2日

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