1. 高野豆腐と冷凍豆腐の違いとは?
凍り豆腐と高野豆腐、見た目は似ているのに名前が違うと気になった人はいないだろうか。実際凍り豆腐と高野豆腐はどうやってできているのかを知らない人もいる。そこでここでは二つが違うものなのかを説明していこう。
高野豆腐と凍り豆腐は同じもの!?
結論からいうと、凍り豆腐と高野豆腐はまったくもって同じものだ。実は日本農林規格では凍り豆腐を正式名称としている。高野豆腐と呼ぶのは高野山を中心とした関西エリアである。もともと高野山の修行僧が用意していた豆腐が寒さで凍り、それを食べたことがきっかけだとされている。このエピソードは鎌倉時代のものである。別の地域である大阪エリアなどではちはや豆腐、東北地方などで凍み豆腐などと呼び販売されている。
高野豆腐は手作り可能!
何と高野豆腐は手作りできる。用意した木綿豆腐をザルなどに入れ、数時間ほど水切りをする。指で押して水が出ない、という状態になったらOK。冷凍保存可能な容器やラップにくるんで、豆腐を冷凍しよう。長時間凍らせるとより高野豆腐のような細やかな食感などを楽しめる。
2. 高野豆腐はそのままでも冷凍できる?
高野豆腐は凍り豆腐ということがわかったが、もともと凍らせて作っている高野豆腐は冷凍保存がきくのだろうか。ここでは高野豆腐が冷凍できるかどうかについて、紹介していこう。
水で戻しても冷凍可能!
高野豆腐を使おうと水戻ししたら、思ったよりも使わなかったということもあるだろう。そんなときに保存をどうしたらいいのか悩んでしまう。高野豆腐は水戻ししたあとでも冷凍保存が可能だ。戻した高野豆腐はあらかじめ一口サイズにカットし、水気をきっておく。そしてジッパー付きのフリーザーバッグに入れて、冷凍庫に入れよう。しばらくしたら袋を取り出し軽くもんでおくと、高野豆腐がくっつかなくて料理時に使いやすい。
保存期間は?含め煮にしよう!
冷凍をした高野豆腐の保存期間は、1ヶ月ほどだ。冷蔵保存をする場合には3~4日。一番美味しい冷凍の仕方は含め煮にすること。含め煮を作ったらふたをして、そのまま粗熱をとる。食べやすいサイズにして、1つずつラップでくるんでいこう。それをバットに入れて冷凍するだけだ。
3. 冷凍した高野豆腐を肉代わりに使ったヘルシーメニュー
高野豆腐を冷凍しても解凍は簡単。実は肉のような食感と味わいを楽しめることを知っているだろうか。高野豆腐が苦手だという子どもにも、食卓で出せば喜ぶ可能性がある。高野豆腐を冷凍させたら解凍は冷蔵庫での自然解凍か、または電子レンジがおすすめ。そこでここでは、肉のような冷凍高野豆腐のメニューを紹介していく。
冷凍高野豆腐でナゲット
冷凍高野豆腐は解凍しておく。熱湯を混ぜた水の中で、できあがりが粉っぽくならないようにぎゅっと絞っておこう。手でちぎり、調味料で味付けをしていく。よく味をしみ込ませたら衣を準備し、からめていこう。油で揚げれば完成だ。
冷凍高野豆腐サイコロステーキ
サイコロステーキのジューシーさを再現できるのが、高野豆腐のステーキだ。一口サイズにして下味を付ける。バターを溶かし入れるだけで、よりコクが出て美味しい。
冷凍高野豆腐そぼろ
冷凍した高野豆腐を解凍し、ひき肉風にしたレシピ。醤油やみりんを合わせた調味料で味付けをし、できあがったらごはんにのせるだけ。ごはんがすすむ一品だ。
結論
ここでは高野豆腐が凍り豆腐と同じメニューであることや、冷凍保存方法、また肉のように味わえる方法などを紹介してきた。高野豆腐は手軽で美味しく、子どもにも食べやすい食材である。ぜひこの機会に高野豆腐の保存方法とメニューを覚えておきたい。
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