1. トースターでもOK!フランスパンのラスクを作ろう
フランスパンを5mm~1cmほどの厚みにカットする。フランスパンの厚みによってラスクの食感が異なるので、その違いを楽しむのもおすすめだ。フランスパンでラスクを作るには、2回加熱するのが基本。1回目の加熱でフランスパンの水分を飛ばし、バターや砂糖を塗ったあと、再度加熱する。カリッとした感じが足りないときには、オーブンの庫内にしばらく置いておくと、余熱でカリッと仕上がるので、試してみてほしい。オーブンで加熱する場合、温度の目安は150℃程度が好ましい。それより低温でも構わない。低めの温度で焼くと、フランスパンを乾燥させながら、香ばしいラスクに焼き上げることができるのだ。
1回目の加熱はフランスパンを乾燥させるために行うが、そのときに使うのは、オーブンだけでなくトースターやレンジでもよい。レンジの場合は少しずつ様子を見ながら加熱しよう。フランスパンが乾燥して、かたくなっていればOKだ。また、オーブンやトースターを使う場合は、カリッとした感じになるまで焼くとよいだろう。
2. フライパンでもフランスパンのラスクが作れる
フランスパンのラスクをフライパンで作る場合、2通りの作り方がある。フライパンでフランスパンをカリカリに焼いてから味付けのソースをしみ込ませる方法と、フランスパンを味付けのソースに直接入れ、カリカリになるまで焼きつける方法だ。
どちらの作り方でも美味しくできるが、水分が多く、比較的ふんわりとしたフランスパンを使う場合は、いったんフランスパンをフライパンで焼いてから味を付けるほうが、カリカリとした食感のラスクに仕上がるだろう。
フライパンで作る場合は、味付けのソースをフランスパンに塗るというより、絡める感じだ。バターや砂糖、生クリームで作ったソースを煮詰めながらフランスパンに絡ませたり、オリーブオイルとアンチョビ、にんにくを混ぜ合わせたソースをしみ込ませたりとラスクの味付けも広がる。
3. フランスパンのラスクをレンジで作るコツ
ここまでトースターやフライパンでの作り方について解説してきたが、実はフランスパンのラスクはレンジでも作れる。作り方は、カットしたフランスパンをキッチンペーパーやクッキングシートに並べ、焦がさないように加熱し乾燥させる。カリッとかたくなったら取り出して、味付けをする。味付けは熱いうちにしたほうがなじみやすいので、手早く行い、冷ましたらラスクのできあがりだ。
レンジを使用してフランスパンのラスクを作るときには、2点気をつけたい。ひとつめは、レンジによってパワーが異なることだ。そこで少しずつ様子を見ながら加熱することをおすすめする。焦げ臭さを感じたらすぐに加熱を止めて、フランスパンの様子を確認しよう。ふたつめは加熱ムラ。加熱ムラをなくすためには、フランスパンを重ならないように並べるとよい。
4. フランスパンのラスクはアレンジ自在!
フランスパンのラスクのアレンジレシピを紹介しよう。
抹茶ラスク
沸騰直前まで温めた牛乳にホワイトチョコレートを溶かし、砂糖、抹茶も合わせる。これをバットなどに入れ、一度焼いて乾燥したフランスパンを浸して吸わせる。オーブンで焼いたら抹茶ラスクの完成だ。
チョコがけラスク
一度焼いて乾燥させたフランスパンに、溶かしたチョコレートをかける。冷蔵庫でチョコレートが固まるまで冷やして作るラスクだ。この方法だと味付けの材料はチョコレートのみ。バターなしでも甘いラスクが作れる。
ハニーナッツラスク
室温にもどした無塩バターをよく練り、はちみつを加えてソースを作る。ソースを塗ったフランスパンに、アーモンドを散らし、オーブンで焼くと、甘い香りのハニーナッツラスクができあがる。
キャラメルラスク
砂糖や牛乳を煮詰めて作るキャラメルソースを使ってラスクを作ると、子どものおやつにもぴったりだ。小さくカットしたフランスパンに、ソースを絡めながらフライパンで焼く方法で作ると、一口サイズのラスクで子どもにも食べやすいだろう。
ガーリックバターラスク
室温にもどしたバターに、すりおろしにんにくと刻んだパセリを入れて混ぜておく。これをフランスパンに塗り、オーブンで焼いたらおつまみ系ラスクの完成だ。ガーリックがきいていて、ビールやワインにもよく合う。
ブラックペッパーやカレーパウダーなどのスパイスをプラスするのもよさそうだ。また、粉チーズをふってもコクが出て美味しい。
結論
フランスパンのラスクはレンジやオーブン、トースター、フライパンと、どんな方法でも作れる。短時間ででき、アレンジも効くので、おやつやおつまみなどさまざまなシチュエーションで作ってみてほしい。家にあるもので創作してみるのも楽しいだろう。
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