1. グラニュー糖の代用品:そのほかの砂糖
グラニュー糖をほかの砂糖で代用する方法と、用途によっての代用の可否について紹介していく。つねに家にあることが多い砂糖類なので、上手に活用していってもらいたい。
三温糖で代用
三温糖はコクのある甘みと香ばしさが特徴的であり、グラニュー糖を作った残りの糖液を何度か加熱して作られているので、グラニュー糖の代用品として活用することができるだろう。使用する場合には、そのままグラニュー糖と同じように使って問題ないとされている。
三温糖自体が茶色いので、茶色く色付くことを避けたい場合は代用しないようにしたほうがよいだろう。
三温糖自体が茶色いので、茶色く色付くことを避けたい場合は代用しないようにしたほうがよいだろう。
てんさい糖で代用
てんさい糖はグラニュー糖とは異なり、さとう大根と呼ばれる野菜から作られている甘味料である。ミネラルや天然オリゴ糖などが含まれているため、独特の風味とまろやかな甘みが特徴的となっている。茶色い色みがあるので、色みがあまり影響しない料理やドリンクなどに、グラニュー糖の代用として使用することが可能である。
きび砂糖で代用
きび砂糖はさとうきびの風味とミネラルが豊富であり、優しい口当たりが特徴的である。茶色い色みがつくことが考えられるので、色みが気にならないならばグラニュー糖の代用品として使用できるが、ジャムなどの素材の持ち味を活かしたい場合は代用しにくいだろう。
粉砂糖で代用
粉砂糖とはグラニュー糖を粉状化して作られたものなので、当然代用として使うことが可能である。
2. グラニュー糖の代用品:ラカント
グラニュー糖をラカントで代用する方法と、用途によっての代用の可否について紹介していく。
ラカントとは、2種類の天然素材のみで生成されたカロリーゼロの自然派甘味料である。この2種類の天然素材とは、ウリ科の植物である羅漢果とトウモロコシで、バランスよく甘味成分が配合されている。そのためグラニュー糖の代用として使用する際には、わざわざ重量換算をする必要はなくグラニュー糖と同量をラカントに置きかえるだけでよい。そして、簡単にカロリーダウンも叶う、とても嬉しい甘味料である。グラニュー糖と同じ甘さに仕上げることができるので、用途を選ばず使い勝手がよいのでおすすめしたい。
3. グラニュー糖の代用品:はちみつ
グラニュー糖をはちみつや人工甘味料で代用する方法と、用途によっての代用の可否について紹介していく。
はちみつで代用
グラニュー糖とはちみつでは同じ重量でも甘さが違うため、換算して代用する必要がある。グラニュー糖が大さじ2強とはちみつ大さじ1が同じくらいの甘さになるので、参考にして換算してもらいたい。重さで表すと、グラニュー糖13gとはちみつ10gが、同じくらいの甘さになるので、知っておくと便利である。
日々の料理ではグラニュー糖からはちみつへの代用は可能であるが、スイーツ作りの際には少し注意が必要である。はちみつで代用することでコクや風味が出すぎてしまい、味のバランスが崩れてしまったり、グラニュー糖に比べて重みがあるはちみつの影響で生地が膨らみにくいというケースも想定できるので、代用する際は慎重に決めたい。
また、はちみつは1歳未満の赤ちゃんには食べさせることができないので、間違えて食べてしまうことのないように周りの大人が気をつけるようにしていきたい。
人工甘味料で代用
人工甘味料には、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースなどがある。アスパルテームはとても有名な人工甘味料であり、砂糖の200倍程度の甘さをもっている。アセスルファムKもアスパルテームと同様に、砂糖の200倍程度の甘みをもち、苦みに対しての緩和効果があるとされている。スクラロースとは甘みがとても強く、砂糖の600倍程度の甘さをもっている。
しっかりとした甘みをもっているので普通の料理には問題なく使用することができるが、グラニュー糖と比較すると溶けにくいというデメリットがある。そのためスイーツなどに使用すると溶け残りが出て、そのまま焼くと焼きムラなどができてしまうことがあるので、不向きである。
結論
本記事では、グラニュー糖の代用方法を紹介してきた。レシピにグラニュー糖と記してある場合はもちろんそれを使用することがベストだが、切らしている場合の対応策として参考にしてもらいたい。砂糖はとにかく種類が多いというイメージが強いことだろう。その中から、グラニュー糖の代用を勤められる甘味料を見つけ出してほしい。
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