1. 食べごたえバツグン!トンテキの作り方

トンテキは、厚切りの豚肉を香ばしく焼いて、タレを絡めた料理だ。甘辛いタレが食欲をそそること間違いなし。まずは基本の作り方をチェックしよう。
豚肉の下処理
トンテキに使用する豚肉は、トンカツに使われる厚切りのロース肉がおすすめ。脂身から赤身にかけて、縦に5本ほど切り込みを入れて筋切りをしておこう。その後、塩こしょうをふり薄力粉を全体にまぶしておく。
トンテキの焼き方
サラダ油を入れて熱したフライパンに、下処理をした豚肉を入れる。中火で焼き、両面に焼き色をつける。事前に作っておいたタレを加え、ひと煮立ちさせたら火を止めよう。付け合わせとともに皿に盛り付けて完成。
タレの材料と作り方
トンテキのタレは、甘辛い味がおすすめ。作り方は、中濃ソースもしくはウスターソース、ケチャップ、醤油、みりん、すりおろしにんにくを合わせるのが一般的だ。配合により味が変わるため、好みの分量で合わせよう。
2. トンテキの作り方のポイントとは?

トンテキは簡単な料理だが、美味しく作るためには作り方のポイントをしっかりとおさえておく必要がある。トンテキ作りに欠かせない3つのポイントを見ていこう。
作り方のポイント1:筋切りはマスト
トンテキを焼く前に、必ず豚肉の筋切りを行う。肉は加熱することにより、たんぱく質が変性し収縮するが、赤身と脂身の部分で収縮率が異なる。そのため、筋切りを行わないと肉が反り返ってしまうのだ。赤身と脂身の間にある筋を切っておくことで、収縮を抑え反り返りも防ぐことができる。
ただし、あまり長い切り込みを入れると、肉汁が流れたり肉がバラバラになったりしてしまう。脂身の厚さに合わせて1~2cmを目安に、赤身にかかる部分まで包丁を入れるとよい。
ただし、あまり長い切り込みを入れると、肉汁が流れたり肉がバラバラになったりしてしまう。脂身の厚さに合わせて1~2cmを目安に、赤身にかかる部分まで包丁を入れるとよい。
作り方のポイント2:薄力粉でコーティング
豚肉に薄力粉をまぶすことで、表面をコーティングするのもポイント。肉汁の流出を防ぎ、トンテキが柔らかく仕上がる。また、タレが絡みやすくなる効果もある。
作り方のポイント3:中火で焼く
トンテキを美味しく作るには、火加減が重要。あまりに高温では硬くなってしまうし、弱火でじっくり焼き続けると肉汁が流出しやすくなる。中火で両面に焼き色をつけるように焼こう。焼きすぎを防ぐためにタレを事前に作っておくことも大切だ。
片面を焼くときにしっかり火を通しておき、裏返したらタレを入れて煮詰める。タレを入れる前に、フライパンに出た油をキッチンペーパーなどで拭き取っておくと、肉と絡みやすくなる。
片面を焼くときにしっかり火を通しておき、裏返したらタレを入れて煮詰める。タレを入れる前に、フライパンに出た油をキッチンペーパーなどで拭き取っておくと、肉と絡みやすくなる。
3. 子どももパクパク食べやすい!ひと口トンテキの作り方

作り方のポイントをおさえておけば、簡単に美味しいトンテキを作ることができる。子どもが食べる場合には、肉をひと口サイズにカットしてから焼くのもおすすめだ。弁当のおかずにもぴったりな、ひと口トンテキの作り方を紹介する。
豚ロース肉をひと口大に切る
基本のトンテキと同様に、豚ロースの厚切り肉を使用。筋を切りながら、スティック状もしくはサイコロ状にカットする。焼く直前に塩をふり薄力粉をまぶそう。
焼きすぎに注意しながら焼く
豚肉をひと口大に切ってから焼く場合は、通常の作り方よりも短い加熱時間で火が通る。焼きすぎると硬くなってしまうため、表面に焼き色がついたらタレを加えて煮詰めよう。
タレは子ども向けの味付けで
ソースとケチャップを混ぜた、甘めの味付けのタレが食べやすい。基本の作り方と同様のタレを使用する場合は、配合を調整しよう。
結論
筋切りをする、薄力粉をまぶす、中火で焼くといった作り方のポイントをおさえれば、簡単に美味しいトンテキを作ることができる。いつもの献立やつまみ、弁当などさまざまなシーンで、気軽にトンテキを楽しんでほしい。
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