1. 手まり寿司の献立を作る際のポイント

これは手まり寿司に限らず、食事の献立を作る際にあてはまることだが、主食+主菜+副菜+汁物という、献立作りの基本的なパターンをポイントとしておさえておこう。主食は、エネルギー源となる、ごはん、パン、麺類などが該当する。
主菜は、肉や魚、卵、大豆などたんぱく源となる食材を使った料理が該当する。副菜は、野菜や海藻など、身体の調子を整えるビタミンやミネラルを豊富に含む食材を使った料理が該当し、1食につき2品以上取り入れることが推奨されている。汁物は、使用する具材を工夫することによって、主菜や副菜の役目を果たすこともできる。
手まり寿司の献立を、この一汁三菜に沿って作る場合、主食と主菜を手まり寿司が兼ね備えることになるので、手まり寿司の寿司ネタとして使用する具材、副菜と汁物を何にすればよいかを考えればOKだ。寿司ネタとして、野菜などを加えることで、手まり寿司に主食と主菜と副菜を兼ね備えてもらうこともできる。
いずれの場合も、まずは、手まり寿司の寿司ネタとして使用する具材を何にするかを決めよう。具材が決まったら、その具材の見た目や味、栄養のバランスを考慮しながら、汁物、副菜を何にするか決めていこう。
ではこれから、上記の献立の基本を踏まえたうえで、ひな祭りにおすすめの手まり寿司の献立例を紹介しよう。
2. ひな祭りにおすすめの手まり寿司の献立例その1

主食+主菜 手まり寿司
寿司ネタに使用する具材は、彩りを考慮しながら、まぐろ、サーモン、海老、いくらなどの定番のものを好みでチョイスしよう。刺し身が苦手な子どもの場合は、鮭フレークやツナなどを使うのも一案。このほか、彩りや味を考慮しながらたんぱく源となる食材をプラスしてもOKだ。
副菜 菜の花のお浸し
ひな祭りの副菜としてもぴったりの春野菜である菜の花。彩りも美しく、手まり寿司の献立の副菜としてぜひ取り入れてほしい。作り方も、塩を入れた湯で菜の花を茹で、あらかじめ作っておいた出汁に浸すだけと簡単だ。出汁は、市販の麺つゆを使用すれば、さらに簡単に作ることができる。
出汁の代わりに、オリーブオイルと醤油を適宜合わせた和風ドレッシングを回しかけてサラダにするというアレンジもおすすめ。
汁物 はまぐりのお吸い物
はまぐりは、ひな祭りに欠かせない食材のひとつ。はまぐりの貝殻は、貞節の象徴とされている。彩りよく三つ葉などを添えよう。
3. ひな祭りにおすすめの手まり寿司の献立例その2

主食+主菜+副菜 手まり寿司
寿司ネタとして使用する具材に、たんぱく源となる食材のほかに、ビタミンやミネラルが豊富な野菜類を加えれば、手まり寿司に副菜としての役目をプラスすることもできる。酢飯との相性を考慮したうえで、好みの野菜をチョイスしてみよう。たとえば、きゅうり、大葉、炒めたナスなどを具材として使うのもおすすめ。
副菜 ブロッコリーとパプリカのサラダ
茹でたブロッコリーと細かく刻んだ生のパプリカを、好みのドレッシングで和えればできあがる。ブロッコリーもパプリカも、どちらも見た目がカラフルで、緑黄色野菜として栄養的にも優れているので、副菜を作るのにおすすめの食材になる。
汁物 はまぐりとしめじのスープ
はまぐりとしめじを使ったスープ。スープは、市販のコンソメスープの素や鶏がらスープの素を使うと簡単。菜の花や青ネギなどを添えてもOK。
結論
ひな祭りのメインメニューを手まり寿司にした場合の献立の作り方や、おすすめの献立例を紹介した。当日は彩り豊かに盛り付けしてほしい。献立例では割愛したが、いちごの練乳がけやいちごケーキなど、いちごを使ったデザートもぜひプラスしてほしい。
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