1. ふわふわシフォンケーキの作り方とコツ・人気アレンジ

シンプルな味わいからさまざまなテイストのタイプまで、シフォンケーキの世界は奥が深い。基本的な作り方と人気のアレンジを紹介する。
シフォンケーキの作り方
シフォンケーキの特徴は、バターを使用しないふわっとした食感にある。この食感を生み出すのは、卵白から作り出すメレンゲである。メレンゲの出来不出来がシフォンケーキの美味しさを左右する主要因といって過言ではない。シフォンケーキの材料は、薄力粉、砂糖、卵黄、卵白、オイル、牛乳である。卵黄をボウルに入れて、オイル、牛乳、小麦粉の順で混ぜて生地を作る。
もうひとつのボウルに卵白を入れて、砂糖を加えながらしっかりとしたメレンゲを作る。まずは3分の1のメレンゲを卵黄の生地にしっかりと混ぜ、次の3分の1はメレンゲをつぶさないように切るように混ぜる。最後の3分の1もふっくらと混ぜ込み、シフォンケーキ用の高さのある型に生地を入れる。オーブンで焼いたあとは、逆さにして生地がさらにふっくらとするようにするのである。
失敗の要因
材料がシンプルなだけに、失敗例も多いのがシフォンケーキである。メレンゲが固すぎたり柔らかすぎたりすると、生地が詰まってふっくらしないことがある。また、卵黄と卵白の生地がしっかり混ざっていないと、生地に気泡ができることもある。ひとつひとつの作業を丁寧に行うのが成功への近道である。
人気のシフォンケーキ
上記の基本的なシフォンケーキは、アレンジによってさまざまなテイストで作ることができる。メープルシロップを加えたり、栗を混ぜたり、紅茶やチョコレートも盤石の人気を誇る。
2. ホットケーキミックスで簡単!シフォンケーキの作り方

シフォンケーキは、ホットケーキミックスを使用して気軽に作ることもできる。ホットケーキミックスはそれだけで甘みがあるため、砂糖を加える必要がないのが便利である。
ホットケーキミックス活用のシフォンケーキ
ホットケーキミックスを使用する場合も、基本的な材料は変わらない。卵白、卵黄、オイル、場合によっては牛乳を使用する。卵黄とオイル、そしてホットケーキミックスを混ぜ、別のボウルに卵白でメレンゲを作る。メレンゲは砂糖が入っているほうが膨らみやすいので、ここに10gほどの砂糖を入れるとよいだろう。卵黄と卵白の生地を、メレンゲをつぶさないようにしっかりと混ぜたあとオーブンで焼くのである。
アレンジもさまざま
基本のシフォンケーキをマスターしてしまえば、アレンジはおてのものである。カカオパウダーや砕いたチョコレートを加えたり、基本のシフォンケーキに生クリームや栗の甘露煮をトッピングして楽しんだり、季節の果物で美味しく食べる方法もある。
3. 型なしでもOK!炊飯器のシフォンケーキの作り方

シフォンケーキを焼くには、専用の型が必要である。高さのある型でないとシフォンケーキが十分に膨らまないためである。しかし型がなくても炊飯器でシフォンケーキを焼くことができる。その作り方とコツを見てみよう。
生地の作り方は基本のまま
炊飯器でシフォンケーキを作る場合にも、生地の作り方は基本のままで問題ない。炊飯器は、使用前に水を300mlほど入れて炊飯し予熱しておくのがコツである。できあがった生地を窯に入れたら、空気を抜くようにとんとんと落とし炊飯機能で焼く。炊飯が終わっても30分ほどは寝かせておくとしっかりと火が通る。炊飯器によってはケーキ調理機能も付いている場合があるのでぜひ活用してみよう。
型の代用はそのほかにも
シフォンケーキ型がない場合には、炊飯器で炊くほかにもいくつか方法がある。たとえば長方形のパウンド型やマフィン型である。いずれも焼きあがったあとにしぼんでしまう傾向があるので、逆さにして冷ます過程が重要である。
結論
料理初心者には難しく見えるシフォンケーキだが、慣れてしまうと簡単に作ることができる。ふわふわのシフォンケーキに、生クリームやフルーツをトッピングすれば自宅にいながらカフェ気分を味わえる。ホットケーキミックスや炊飯器を活用しても、シフォンケーキは美味しく焼くことができる。週末のティータイムを自家製のシフォンケーキで楽しんでみてほしい。
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