【管理栄養士監修】シフォンケーキのカロリーや糖質｜栄養図鑑

1. シフォンケーキのカロリーは低い？糖質は？
2. シフォンケーキのカロリーは生クリームに注意
3. シフォンケーキをカロリーオフにする方法

1. シフォンケーキのカロリーは低い？糖質は？

シフォンケーキにもいろいろな種類があるが、まずはプレーンのシフォンケーキ100gあたりの栄養素やカロリーを見ていこう。シフォンケーキ100gあたりのカロリーは290kcal、糖質は約32.69gである。これに食物繊維0.5gや、たんぱく質6.77gなどの栄養素が含まれる（※1）。シフォンケーキによく使われる、17cm型ホールの総カロリーは1023kcal、糖質は104.7gと高い（※2）。ただし、ホールでシフォンケーキを一度に食べる機会はなかなかないので安心してほしい。

ケーキ一切れあたりのカロリーを比較

では一般的に食べられる、1/8にカットした1切れあたりのカロリーを種類ごとに見ていこう。

シフォンケーキ（プレーン）：128kcal・糖質13.1g（※2）
シフォンケーキ（チョコレート）：180kcal・糖質18.3g（※2）
シフォンケーキ（バナナ）：139kcal・糖質18.4g（※2）
ショートケーキ：360kcal・糖質28.5g（※3）
ベイクドチーズケーキ：315kcal・糖質16.5g（※4）

シフォンケーキもチョコレートやバナナを材料に使うと糖質を多く含むため、その分カロリーも上乗せされるようだ。しかし、ショートケーキやベイクドチーズケーキなどほかのケーキとのカロリーを比べると、シフォンケーキは見た目のとおりカロリーは低いといえるだろう。

コンビニのシフォンケーキのカロリーは？

ファミリーマートでは「いちごのふわふわシフォンサンド」が販売されている。カロリーは1個あたり200kcal（※5）とそう高くはない。しかし、一般的にコンビニのシフォンケーキはクリームが大量にトッピングされていたり、より美味しく感じるように砂糖が多く使われていたりするので食べ過ぎには注意したい。また、容量や使われている材料でもカロリーは変わってくるので、食べる際の目安として見るとよいだろう。

2. シフォンケーキのカロリーは生クリームに注意

シフォンケーキはシンプルなケーキがゆえに、カフェなどで食べるときにはたっぷりのクリームやフルーツとともにいただくことが多い。ここでは生クリームを合わせたシフォンケーキのカロリーやトッピングのカロリーから、カロリー制限中でもシフォンケーキを食べたいときに注意する点を見ていこう。

生クリームの大さじ1杯（15g）のカロリーを見ると、65kcalだ。シフォンケーキ1切れあたりに使われるクリームの量は大体45gで195kcal、そもそもシフォンケーキのカロリーが128kcalだから合わせて323kcalになる（※6）。つまり、クリームシフォンケーキはプレーンシフォンケーキと比べ、格段にカロリーは上がってしまうのだ。
また、イチゴやバナナなどのフルーツにあんこ、チョコレートソースにジャムなど、シフォンケーキにあうトッピングはどれも高カロリーである。とはいえトッピングありのシフォンケーキは美味しいこと間違いないので、カロリー制限中はクリームやトッピングのつけすぎに気をつけながら楽しむとよいだろう。

3. シフォンケーキをカロリーオフにする方法

シフォンケーキのカロリーが気になるなら、シフォンケーキ自体をカロリーオフする方法も紹介していこう。

砂糖やオイルを控える

シフォンケーキの基本の材料は、小麦粉、砂糖、サラダオイル、卵、牛乳である。サラダオイルは本来シフォンケーキのふわふわ感を出すためには欠かせないものだ。しかし一方で、メレンゲの様子によっても膨らみ具合が左右されるため、しっかりとしたメレンゲを作ることができれば、オイルなしでもふわふわに仕上げることができる。完全にノンオイルのシフォンケーキなら1ホール約824kcal、1切れあたり約103kcalとなり、オイルありのときと比べて約3割ほどシフォンケーキのカロリーを減らすことができるのでぜひ試してみてほしい。

低糖質のシフォンケーキを作るには、砂糖を甘味料に置き換える、または小麦粉の代わりにおからや大豆粉で作るという方法があるので、こちらも参考にしながらシフォンケーキのカロリーをオフする方法を見つけていくのもよいだろう。