【管理栄養士監修】するめのカロリーは意外と高い？｜栄養図鑑

するめのカロリーは、100gあたり334kcalと意外と高い。1枚あたりは約80gなので、カロリーにすると270kcalほどとなる。しかし、1枚を一度で食べきるのはなかなか難しく、だいたい1／3～半分ほどを食べる人が多いだろう。そのため、スナック菓子やチョコレートをたくさん食べるよりはカロリーが抑えられる。するめを食べたからといって太る心配はないが、意外とカロリーが高いので食べすぎには注意しよう。また、するめは糖質が低くたんぱく質が豊富なのも特徴。ダイエット中はたんぱく質を積極的に摂取している人も多く、するめはおやつに最適だといえるだろう。

するめはカロリーが低そうな食べものだが、意外とカロリーが高い。ただし、一気にたくさん食べるわけではないため、ほかのお菓子と比べるとダイエットに向いている。するめはたくさん噛む必要があるので少量でも満足感が高く、30gほどをゆっくりと食べるのがおすすめだ。たくさん噛むことで顔周りの筋肉が使われ、顔がキュッと引き締まりやすくなるのもメリットだろう。

するめは100gあたりのたんぱく質量が70gほどなので、トレーニングをしながらダイエットしている人にもピッタリなおやつ。たんぱく質をしっかりとると空腹になりにくいため、少量のするめでも空腹感を紛らわせることができるのだ。余計な間食をしなくてすむので、カロリーをカットしたい人にはとくにおすすめ。また、するめはタウリンを含んでいるのも特徴。タウリンはコレステロール値を正常に保つ働きがあるので、その点も、するめがダイエット中のおやつにおすすめな理由の1つといえる。

するめはカロリーが意外と高い食べ物だが、じつは糖質がかなり低い。するめの糖質は100gあたり0.4gと、ほとんど含まれていない。また、脂質も4.3gと低いため、糖質制限中のおやつにもピッタリなのだ。糖質制限中はお菓子を食べられないと思いがちだが、工夫すればいろいろなものが食べられる。とくにするめは少量であればカロリーも低く、食べるのに時間がかかるのでよいおやつになってくれる。

糖質が低いと血糖値が一気に上がる心配がないため、するめは糖尿病の人にもおすすめといえるだろう。糖尿病であるが、おやつがやめられない人は、口が寂しいときにするめを食べてみよう。砂糖などの糖質を多く含むお菓子は血糖値が一気に上昇してしまうが、するめなら糖質がほとんど含まれないため、血糖値には影響がないのだ。ただ、塩分も含まれているため、少量をよく噛んでゆっくり食べるようにしよう。

するめはダイエット中や糖質制限中のおやつにおすすめと紹介したが、食べすぎには注意したい。するめは100gあたり2.3gの塩分が含まれているため、毎日たくさん食べると塩分の摂りすぎになってしまうのだ。塩分の適量は1日あたり7～8gなので、するめを100g食べると食べすぎなのが分かるだろう。ただし、100gとなると小さめサイズのするめ2枚分なので、毎日そんなにも大量のするめを食べる人は少ないはず。適量であれば問題ないので、1日20～30gを目安に食べるようにしよう。気になる人は減塩タイプのするめを選ぶなど、工夫するのがおすすめ。また、するめはコレステロール値が高いのも特徴。100gあたりのコレステロール値は980mgほどで、卵の2倍以上の値となる。コレステロール値に関しても、100gあたりの値で見ると高いだけなので食べすぎなければ問題はない。

するめはダイエット中のおやつに食べる人も多く、カロリーが低いイメージだった人は意外なカロリーの高さに驚いただろう。しかし、一度に食べるのは少量のため、カロリーや塩分をそこまで気にする必要はない。ダイエット中にするめを食べるときはよく噛み、時間をかけてゆっくり味わってみよう。