1. レモンシフォンケーキの作り方と失敗しないコツ

早速レモンシフォンケーキの作り方を見ていこう。
基本の作り方
レモンの皮をすりおろし、レモン汁は絞っておく。オーブンを170℃に予熱しておこう。ボウルに卵黄と砂糖を入れ、よく泡立てておく。そこにサラダ油、すりおろしたレモンの皮、レモン汁を加えて混ぜたら、薄力粉、ベーキングパウダーを混ぜる。別のボウルに卵白と砂糖を入れ、ツノが立つくらいしっかりと泡立てメレンゲを作ろう。メレンゲと卵黄の入った生地を混ぜ合わせ、型に入れ空気を抜きオーブンで焼く。レモンシフォンケーキが焼けたら型のままで逆さまにして冷ますとできあがりだ。
メレンゲで膨らみが決まる
レモンシフォンケーキを美味しく焼くコツは、卵白をしっかりと泡立てるメレンゲにある。シフォンケーキの生地はメレンゲの泡が膨らむことでふんわりと焼きあがるが、泡立てすぎると、強い泡で膨らみすぎた部分が沈み、ケーキの目が詰まってしまう。また、生地とメレンゲを混ぜ合わせるときにメレンゲの泡をつぶしてしまい、膨らまないという失敗もある。ボウルの隅々まで羽根が届きづらいハンドミキサーは、メレンゲを泡立てるときはコツが必要だ。ボウルの底の縁はとくに念入りに、ハンドミキサーを横にねかせてボウルを回しながら、羽根が隅々に行き渡るように、ムラなく泡立てる。口が広がっていないボウルのほうが、ハンドミキサーを使うときにはおすすめだ。
型のサイズ
レモンシフォンケーキの型は13cmのサイズであれば1人分にちょうどよく、プレゼントにも最適だ。21cmのサイズは4、5人の家族で満足できる十分なボリュームになるだろう。用途やオーブンの大きさによって型のサイズを選びたい。
2. 米粉やホットケーキミックスのレモンシフォンケーキ

基本のレモンシフォンケーキを作るときに必要な薄力粉を、米粉やホットケーキミックスに変えて作る方法を見ていこう。
米粉
薄力粉の代わりに米粉を使って作ってみよう。米粉はダマになりにくいので粉をふるう必要がなく、1工程省略できることが嬉しい。もちもちでふわふわと軽い口当たりのレモンシフォンケーキが焼けるだろう。
ホットケーキミックス
さらに手軽に、薄力粉とベーキングパウダーの代わりにホットケーキミックスを使って作ってみよう。ホットケーキミックスには砂糖も含まれているので、基本のレモンシフォンケーキの作り方から砂糖の量を減らして作る。粉の計量の手間が省略できるので、子どもにホットケーキミックスを入れて混ぜる手順を手伝ってもらってもよいだろう。
3. レモンシフォンケーキのおすすめアレンジ

ふわっと焼けたレモンシフォンケーキをさらにグレードアップさせるアレンジを見てみよう。
塩レモン
レモンを塩漬けにした塩レモンは、果汁・果皮・果肉も使える優れもので、さわやかな香りと穏やかな酸味が素材の味を引き立ててくれる。基本の作り方のレモン果汁をみじん切りの塩レモンに変えるだけで、いつもと違う深い味わいのレモンシフォンケーキになるだろう。
レモン風味のアイシング
砂糖とレモン汁を混ぜて湯煎しながら硬さを調節し、レモン風味のアイシングを作る。冷ましたレモンシフォンケーキの上から一気にアイシングを流し、パレットナイフで平らにして、そのまま固めよう。大人好みの酸味のきいたアイシングで、見た目も華やかな雰囲気になる。
フィール・ハニー(耐熱性固形ハチミツ)
基本のレモンシフォンケーキの作り方の最後の工程でメレンゲを混ぜ合わせるときに、フィール・ハニーを加える。フィール・ハニーとはケーキやパンなどの生地に練り込んでもつぶつぶ食感が残る固形ハチミツのこと。レモンと相性のよいハチミツが加わり、さっぱりした甘みに仕上がる。冷やして食べるとより美味しい。
生クリーム入りレモンシフォンケーキ
レモンシフォンケーキをパウンド型で焼き、ケーキの側面に菜箸などで穴をあける。砂糖を加えて泡立てた生クリームを穴から入れ完成。生クリームが入るとリッチな味わいが楽しめる。
結論
レモンシフォンケーキは、いろいろなアレンジも楽しめることがわかっただろう。甘いシフォンケーキも、レモンの酸味でさっぱりと軽やかになる。少し手間をかけるとおもてなしにぴったりの華やかなレモンシフォンケーキを作ることができる。ぜひいろいろなレモンシフォンケーキに挑戦してほしい。
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