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明日葉ってどんな味?美味しく味わうための下処理や調理法を紹介!

明日葉ってどんな味?美味しく味わうための下処理や調理法を紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年8月27日

セリ科の野菜の一つである「明日葉(あしたば)」。さわやか香りとセリ科らしい苦味やクセが特徴であり、天ぷら・お浸し・炒め物・汁物などで楽しむことができる。また、栄養面が優れていることから、近年は青汁の原材料として使われている。今回は、そんな独特な香りや味わいが楽しめる明日葉について詳しく説明する。下処理のやり方なども覚えて美味しい明日葉料理を作ってみよう。

  

1. 明日葉とは?

明日葉とはセリ科シシウド属の多年草であり、その若芽と茎は「食用の明日葉」である。日本原産の野菜とされており、古くから日本の房総半島、三浦半島、伊豆諸島などで栽培されてきた。また、栄養価が高く青汁にも使われているため、近年は特に健康志向の人たちの間で注目を集めている。生の明日葉はさまざまな料理に使えるが、一般的には天ぷら・炒め物・お浸しなどにすることが多い。
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2. 明日葉の味や食感とは?

品種によってやや異なるが、一般的な明日葉は葉っぱ部分(若芽)と茎部分が食用である。葉っぱ部分にはセリ科の野菜らしい独特な苦味・クセ・香りがあるのが特徴。一方、茎部分は葉っぱ部分ほどのクセがなく、アスパラガスのような食感とほのかな甘みを楽しめるのが特徴だ。「クセが強いため食べにくい」と感じる人もいるが、下処理や調理法を工夫することで美味しく食べることができる。

3. 明日葉を美味しく味わうコツ

「苦味やクセがあり食べにくい」といわれることもある明日葉だが、旬のものを食べたり、下処理や調理法を工夫したりすることで美味しく食べることが可能だ。そんな明日葉を美味しく味わうためのポイント・コツについても確認しておこう。

コツ1.春頃の旬のものを食べよう

明日葉は通年流通しているが(※1)、美味しく食べたいなら2~5月頃の旬のものがおすすめだ。旬の時期の明日葉は、芽が柔らかくて甘みがあり食べやすいといわれている。夏の時期になると苦味が強くなったり、硬さを感じたりするようになるので注意しよう。

コツ2.下処理や調理法を工夫しよう

苦味やクセが強く、歯ごたえも強い明日葉だが、丁寧に下処理(下茹で)して、調理方法を工夫すれば美味しく食べることが可能だ。例えば、明日葉のクセを抑える食べ方には、天ぷら・バター炒め・和え物などがある。このように油を使って調理することで、苦味成分を閉じ込めることができる。

4. 明日葉の基本的な下処理のやり方

明日葉の独特なクセ・香り・食感を和らげるなら、あらかじめ下茹でしておくのがおすすめだ。ただし、明日葉を下茹でする際は、ほうれん草などを下茹でするときよりも時間をかけて丁寧に行うのがポイントとなる。以下に紹介している、明日葉の下処理(下茹で)の手順を参考に行おう。

明日葉の下処理のやり方・手順

  • 鍋に十分お湯を沸かしておく
  • 葉を持って茎を30秒ほど茹でる
  • 茎が柔らかくなったら全体を入れる
  • 再沸騰するまで加熱したらザルに上げる
  • 粗熱が取れるまで水に1分ほど浸けておく
  • 水気を取り、適当な大きさにカットする
  • 切った明日葉をもう一度しっかり絞れば完了

5. 明日葉を味わえる食べ方4選

苦味やクセの強い明日葉は、一般的には揚げ物や炒め物のように油を使って調理することが多い。ただ、明日葉の味わいや香りを楽しみたいなら、おひたしや和え物などにするのもおすすめだ。ここでは、そんな明日葉の美味しい食べ方を4品紹介しておこう。

食べ方1.明日葉のお浸し

明日葉の定番の食べ方の一つが「お浸し」である。お浸しの作り方は簡単で、下処理(下茹で)した明日葉を小鉢に盛る。それからめんつゆとカツオ節をかけるだけだ。これで明日葉の味わいや香りが楽しめる「お浸し」が完成する。また、アレンジとしてカリカリのちりめんじゃこをトッピングしたり、味付けに梅干しを加えたりするのもおすすめだ。食感や味つけが変わり、より美味しくなる。

食べ方2.明日葉の天ぷら

明日葉は「天ぷら」にしても美味しい。天ぷらは下処理(下茹で)が不要なので、まずは明日葉を葉っぱと茎に切り分ける。それから葉っぱ部分にはサラサラ目の天ぷら衣、茎部分にはドロドロ気味の天ぷら衣を付けて、180℃程度の油で揚げればOKだ。揚げた明日葉の天ぷらは、大根おろしを入れた天つゆなどで美味しく食べよう。ほろ苦い味わいは、お酒のおつまみとしてもピッタリだ。

食べ方3.明日葉の炒め物

明日葉の苦味やクセを和らげたいなら、「明日葉の炒め物」を作るのもおすすめだ。明日葉は下処理してものでも、していないものでもどちらでもよく、適当な大きさに切ったらサラダ油やバターなどを入れたフライパンで炒めればよい。また、明日葉は肉類との相性もいいため、豚こま肉やベーコンなどと一緒に炒めても美味しくなる。ご飯のおかずにもなるので、ぜひ試してみたい一品である。

食べ方4.明日葉の味噌汁

明日葉を使って香り豊かな「味噌汁」を作るのもおすすめだ。味噌汁を作るときは、あらかじめ鍋にだし汁を作っておく。それから一口サイズに切った明日葉を加えて、一煮立ちするまで茹でる。最後に味噌を溶き入れれば完成だ。具材は明日葉だけでも美味しいが、豆腐やキノコ類などを入れるのもよい。ほかの食材も加えてみて、美味しい味噌汁を作ってみよう。

結論

セリ科の野菜である明日葉は、独特な苦味・クセ・香りがするのが特徴である。そのため、好みが分かれることもあるだろう。もし明日葉の味わいや香りを和らげたいなら、丁寧に下茹でして水に浸けるようにしよう。また、油を使って調理すると苦味が感じにくくなるので揚げ物や炒め物などにするのもおすすめだ。普通のスーパーや八百屋でも見かけるので、興味があったら探してみよう。
【参考文献】
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  • 公開日:

    2021年3月16日

  • 更新日:

    2021年8月27日

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