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しらす干しの干し方と食べ方を紹介!釜揚げしらすとの違いは何?

しらす干しの干し方と食べ方を紹介!釜揚げしらすとの違いは何?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2021年3月 7日

今回はしょっぱい味が特徴のしらす干しについて解説しよう。卵焼きに入れたりパスタとからめたり、ふりかけにしたり、いろいろな調理方法で味わえるしらす干し。釜揚げしらすやちりめんじゃことの違いがよくわからないという人もいるだろう。しらす干しならではの特徴とは?

  

1. しらす干しとは?しょっぱいのは塩茹でしてあるから

干物を販売している店先で見かけることの多いしらす干し。しらすは片口いわしや真いわしの稚魚だが、一般的に片口いわしの稚魚をさす。しらすをさっと塩茹でしたのが釜揚げしらすで、それを半干ししたのがしらす干しだ。さらにアメ色になるまで干したものをちりめんや、ちりめんじゃこと呼んでいる。
また、たたみいわしはいわしの稚魚のしらすを生のままか茹でて干し、海苔のように乾燥させたものだ。地方によりしらすと呼んだりちりめんじゃこと呼んだりするようだが、乾燥度が低いほうをしらす、高いほうをちりめんじゃこといい、大きさも関係して呼び名が変わる地方もあるようだ。
しらす干しを食べるとしょっぱい味がするが、塩分の量を調べてみると100gあたりで6.6gも含まれている。先述したようにしらす干しは塩茹でしてから干して作られているため、塩を含むから食べるとしょっぱいと感じるのだ。

2. しらす干しはそのまま食べられる

繰り返しになるが、しらす干しは塩茹でしてあるので塩味がついているが、洗ったりせずにそのまま食べても大丈夫だ。骨をまるごと食べることができるうえ、やわらかで離乳食初期(5~6ヶ月頃)から使えるたんぱく源のひとつ。ただし離乳食が終わる1歳半までは、そのままではなく塩抜きして与えるほうがよい。
塩抜きの方法は茶こしに入れて熱湯をかけるか、熱湯に5分くらい浸してから茶こしで水気をきること。またレンジでも塩抜きは可能だ。方法は耐熱容器にしらす干しとかぶる程度の水を入れ、ラップをかけて熱くなるまで加熱し、5分ほど蒸らして水気をきればよい。ではどのくらいの量を与えたらよいのだろうか。
最初は子ども用のスプーンのひとさじくらいからスタートし、少しずつ量を増やしていけばよい。初めて与えるときは、少量のしらす干しを別の食材と混ぜずに食べさせること。離乳食初期はポタージュのように、なめらかにすりつぶした状態で、ひとさじ与え始める。慣れてきたら豆腐や白身魚と混ぜて食べさせればよい。

3. しらす干しを自家製で味わう

最後に生のしらすからしらす干しを作る方法を紹介しよう。材料はしらすと塩のみでOK。鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を入れてしらすを加える。しらすの大きさや量により塩加減を調整すること。塩加減と茹で時間で味が決まるといっても過言ではないしらす干し。アクを取りながら茹でることも美味しく仕上げるポイント。
しらす加工業者がしらす干しを作るときの茹で時間の目安は2~4分前後という。茹で上がったらしらすが傷つかないようにすくってザルにあげ、広げて天日干しにする。干し方のポイントは、茹で汁を蒸発させる程度に少し水分を飛ばすことだ。茹で汁が付いたままだと傷みやすいので、干すのは天気にもよるが20分くらいを目安にすればよい。
自分で作ると塩分を調整できるのが嬉しいポイントだ。新鮮なしらすは塩茹でするだけでも美味しい。ぜひごはんと同じくらいの量をのせ、美味しく味わってもらいたい。味噌汁としらす干しごはんだけでも立派なごちそうだ。

結論

シンプルな味付けながらも、くせになる美味しさのしらす干し。茹でた釜揚げしらすの状態で食べるのも美味しいが、干してから違う食感を楽しむのもありだ。生のしらすが手に入ったら、自家製のしらす干しを作ってみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2021年3月 7日

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