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ザルに盛られたわらびの画像

わらびのアク抜き(重曹不要の簡単テクも)・下処理と保存方法を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2024年5月 1日

わらびには「プタキロシド」という天然毒が含まれるため、丁寧にアク抜きをする必要がある。本稿では重曹を使ったアク抜き・重曹不要のアク抜き2パターンを紹介する。わらびはシダの仲間で、その若芽は春の山菜として知られている。正しい下処理方法をマスターして、ぜひおひたしやたたき、天ぷらなどさまざまな方法でおいしくいただこう。

  
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1. わらびとは

わらびのアク抜き
わらびとは、コバノイシカグマ科ワラビ属に分類される植物の一種。食用としても用いられており、根茎はわらび粉、春頃に採れる新芽は山菜として楽しまれている。なお、わらびは山菜の中でもアクが強いことで知られているほか、中毒物質のプタキロシドも含む。アク抜きすれば問題ないとされているため(※1)、天ぷらや炒め物などで食べる場合でも事前にアク抜きを行うようにしよう。

2. わらびのアク抜き方法

わらびのアク抜き
わらびのアク抜きのやり方はいくつかあるが、最も基本的なやり方が「重曹を使ったアク抜き」である。採れたてのわらびと重曹を用意したら、さっそく以下の手順でわらびのアク抜きを行おう。

重曹を使ったわらびのアク抜き方法・手順

1.重曹液(0.1%~0.3%)を用意する
2.鍋に重曹液を入れて沸騰させる
3.火を止めて少しお湯の粗熱を取る
4.鍋にわらびを入れてそのまま一晩浸ける
5.好みの柔らかさになったら水洗いして完了

【重曹を使ってアク抜きするときのポイント】

・熱湯に入れると食感が損なわれるため注意する
・6~8時間程度置いたら少しかじって硬さを確かめる

3. わらびのアク抜き方法(重曹不要)

わらびのアク抜き
わらびのアク抜きでは重曹を使うことが多いが、重曹以外にも炭や小麦粉などを使ってアク抜きすることも可能だ。ここでは、そんな重曹がないときのわらびのアク抜きのやり方について紹介する。

炭を使ったわらびのアク抜き方法・手順

1.わらびの根元を切り落とす
2.切り口に炭をしっかりと付けておく
3.容器に並べたわらびに灰を振りかける
4.わらびの容器に熱湯を注ぎ重石を乗せる
5.一晩置いたら水洗いしてキレイな水に浸す
6.1~2日水に浸して苦味が抜けたら完了

小麦粉を使ったわらびのアク抜き方法・手順

1.鍋に水・小麦粉・塩を入れてかき混ぜる
2.鍋を中火にかけて沸騰したら、わらびを入れる
3.3~4分ほど煮込んだら、わらびを冷水に取る
4.10分ほど冷水に浸けて苦味が取れたら完了

4. アク抜きしたわらびの保存方法

わらびのアク抜き
アク抜きしたわらびは日持ちしないため、2~3日以内に食べ切るようにしよう。また、冷凍保存したり、塩漬けや乾燥させたりするのもおすすめだ。これらの方法であれば、冷蔵保存のときよりもわらびを長期間保存できるようになる。わらびが余ってしまったときには上手に使うようにしよう。
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結論

春の訪れを知らせてくれるわらび。そんな美味しい山菜ではあるが、食べる前には必ずアク抜きが必要になる。アク抜きの作業は面倒そうに思えるが、重曹だけでなく小麦粉などを使っても行うことができる。丁寧にアク抜きをして、美味しいわらび料理を楽しんでみよう。
(参考文献)
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  • 公開日:

    2021年3月10日

  • 更新日:

    2024年5月 1日

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