わらびの炊き込みご飯が食べたい！基本の作り方やアレンジ方法を紹介

わらびの炊き込みご飯の簡単な作り方を紹介しよう。わらびは、生だとアクが強いため、しっかりアク抜きをする必要がある。そのため簡単に炊き込みご飯を作りたいときには、下処理済みのわらびを使うのがおすすめだ。

下処理済みのわらびは2～3cmに切り、ほかの食材も食べやすい大きさにカットする。炊飯器に、洗った米と醤油・酒・みりんなどの調味料を入れ、出汁を目盛りまで入れよう。わらびなど具を入れて、全体を軽く混ぜたら炊飯ボタンを押そう。炊きあがったら、全体をサッと混ぜれば完成だ。

炊飯器はスイッチひとつで簡単に作れるが、土鍋で作る方法も難しくないので、ぜひ挑戦してほしい。土鍋に2合の米と水、昆布、調味料、具材を入れ、全体を混ぜ合わせる。中火で沸騰させ、沸騰したら弱火にしてしばらく炊く。火を止めて少し蒸らしてから昆布を取り出し、全体を混ぜ合わせたら完成だ。火加減と蒸らす工程さえ気をつければ、土鍋でも簡単に作ることができる。土鍋で作ると、米がふっくらと仕上がり、おこげもできて本格的なわらびの炊き込みご飯を味わうことができる。

味付けや具材に簡単なアレンジを加えると、ひと味違った美味しいわらびの炊き込みご飯が作れるので、紹介しよう。

醤油や酒などの調味料をひとつずつ計ったり、出汁を作ったりするのが面倒に感じる人もいるだろう。そんなときには、めんつゆがあれば1本で味付けをすることができる。炊飯器にめんつゆを入れて、その後に目盛りまで水を加えて混ぜ合わせよう。めんつゆを白だしに変えてもあっさりした炊き込みご飯ができあがる。あまり料理をしない人でも簡単に炊き込みご飯を作れるため、おすすめのアレンジレシピだ。

通常は白米で作ることが多いが、もち米を加えるともちもちしたおこわのような炊き込みご飯ができあがる。たけのこを入れると、シャキシャキした食感がプラスされ、より春を感じる一品の完成だ。鶏肉を入れるのもおすすめである。鶏の出汁も加わったおかずのような炊き込みご飯が炊きあがる。ほかにも、油揚げやきのこなどを合わせても出汁がしっかりしみた、香りのいいわらびの炊き込みご飯に仕上げることが可能だ。

炊き込みご飯は、味がついており具材もいろいろ入っているため、どんな献立にしようか悩む人もいるだろう。いくつかわらびの炊き込みご飯にあう献立を紹介するので、参考にしてほしい。

炊き込みご飯に味が付いているため、シンプルな味付けの魚の塩焼きがぴったり。鯛やイサキなど春が旬の魚と合わせれば季節を感じる献立が完成する。レモンをかけてさっぱりとした味付けを楽しむのもおすすめだ。

キャベツやえのき、もやしなどを蒸して上に豚肉をのせた冷しゃぶを合わせるのはいかがだろう。野菜は、電子レンジで調理し、豚肉はお湯でサッと茹でれば完成するので、料理をあまりしない人でも簡単に作ることができる。ドレッシングをかけたり、塩コショウで食べたり、シンプルな味付けにすれば、わらびの炊き込みご飯の香りや味わいを損なうことなく美味しい献立に仕上がる。

炊き込みご飯と相性のよい汁物に、肉団子をプラスすればおかずにもなる一品ができあがる。鶏ひき肉にしょうがを入れると、アクセントのきいた美味しい団子ができるのでおすすめ。キャベツやニンジン、きのこなど冷蔵庫にある野菜で簡単にできる絶品団子汁は、わらびの炊き込みご飯との相性もバツグンだ。

春になると山菜取りに行く人も多いだろう。わらびは、全国各地の山でとれる身近な山菜のひとつだ。いろいろな調理法があるが、中でも炊き込みご飯をおすすめする。炊き込みご飯は難しそうなイメージがあるかもしれないが、下処理済みのわらびを使えば、簡単に作ることができるため、ぜひ作ってみてほしい。