1. イカのわたとは?どんな栄養がある?
イカのわたとは、イカの内臓の部分を指す。濃厚でコクがあり、大人の味わいが楽しめると好きな人も多い味わいだ。そんなイカのわたにはどのような栄養があるのだろうか?
イカのわたに含まれている栄養
全国いか加工工業協同組合(※1)によると、イカのわた(肝臓)にはタウリンやEPA、DNAが含まれている。また、新陳代謝を促進するビタミンB群も含まれている。イカを捌いた際は、栄養が詰まったわたを捨ててしまうのでなはく、上手に調理して摂取してみるのがおすすめだ。
2. イカのわたの下処理方法
イカを捌く際に注意してもらいたいのが、わたの下処理方法だ。丁寧に扱わないとキレイに取り除くことができない。正しい方法をチェックしてみよう。
イカのわたの取り方
イカの目の上あたりに、イカの胴とわたがくっついている部分がある。その部分に親指を入れる。軟骨にそって、引き剥がしていくイメージでイカのわたを取り出す。この際、ゆっくり胴とわたを引き離さないと途中で切れてしまったり、墨袋が破裂してしまったりすることがあるので、注意しよう。
イカのわたの下処理
イカのわたの部分を取り出したら、イカのゲソの部分とわたを切り離す。わたの部分は薄い膜で覆われているので、わたを破かないように注意しながら開いていく。この際、墨袋を摘まんで引っ張り、わたと切り離しておこう。あとは臭みを取るために、塩をふってしばらく置いておく。
3. イカのわた焼きの作り方
イカのわたの定番の味わい方がイカのわた焼きだ。酒の肴としても最高で、イカの身の部分とわたの部分を合わせて焼いていく。
イカのわた焼きの作り方
捌いたイカを用意し、包丁でこすってイカの皮をむき、食べやすいように切り分ける。イカのゲソやエンペラも食べやすく切っておこう。フライパンでイカを炒め、色が変わってきたらワタと醤油、酒を加えて炒める。炒めると残るわたの袋は、捨てておく。
4. わたのコクがしっかり!野菜とイカのわた炒め
イカのわたは野菜とともに炒めても美味しい。ごはんのおかずやつまみとしてもピッタリだ。イカのわたを使った野菜炒めの作り方を見てみよう。
イカのわたのにんにく醤油炒め
キャベツやねぎとともに、イカとイカわたをにんにく醤油で炒めるのもおすすめだ。ごま油をひいたフライパンににんにくのすりおろしとイカの足やワタ、みじん切りしたねぎを入れて火にかける。そこに少量の水とキャベツを加えてさらに炒める。キャベツがしんなりしてきたら、みりんと醤油を加えて味を付ける。最後に胡椒で味を調えたら完成だ。
イカのわたの味噌バター炒め
濃厚な味わいのイカわたは、コクのある味噌やバターとの相性もバツグンだ。フライパンでサラダ油とにんにくを炒めたら、キャベツや人参などの野菜を加えて炒める。そこにイカのわたと酒、味噌、醤油、バターを加えて炒める。最後に塩胡椒で味を調えて完成だ。味噌バターのコクに負けない、イカのわたの味わいを感じてもらいたい。
イカのわたのオイスターソース炒め
イカのわたは、魚介の旨みが詰まったオイスターソースとの相性もいい。油を熱したフライパンでキャベツや人参などの野菜を炒める。火が通ったらイカのわたと料理酒、オイスターソース、塩胡椒を加えて炒めたらできあがりだ。
結論
イカを捌いた際は、イカのわたは捨てずに使うことで、よりイカの旨みとコクを楽しむことができる。イカのわたはシンプルにイカと合わせてわた焼きにするのが定番だ。それ以外にもさまざまな調味料と合わせて、イカの味わいを楽しんでみるのもおすすめだ。イカのわたは取り出す際に注意が必要だが、捨てずにさまざまな味付けとして活用してみるのもいいだろう。
(参考文献)
※1 全国いか加工工業協同組合
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