1. 土鍋での鯛めしの作り方手順
土鍋で鯛めしを作ってみよう。土鍋の火加減は単純で、基本は強火で炊き始めて沸騰後に火を弱めるだけのようだ。
【下準備】鯛は皮目を焼いて臭みを消す
まず、鯛のうろことえら、内臓をとってきれいに洗ったら、水気をふいておく。次に、鯛の表面に切り目を入れて塩をふったら、反対側も同様に行おう。そして、熱したグリルで 両表面をこんがりと焼いておく。鯛は塩をふ って皮目をあらかじめ焼いておくことで生 臭さを消すことができて、香ばしさもプラスされるのだ。また、鯛は米の上 にのせたらすぐに炊いていくとよい。
【下準備】米はボウルを使ってとごう
土鍋は吸水しやすい調理道具だ。そのため、米をとぐときは、ボウルを使って行うとよいだろう。土鍋で米をといだり浸水させたりすると、火をかけたときにひびや割れの原因となってしまうため、注意が必要だ。米を下準備するときは、なるべく土鍋以外の容器で行おう。
土鍋を使った鯛めしの作り方
まず、土鍋に米を入れて、しょうゆと塩、酒を加えたら軽くかき混ぜよう。次に、下準備を終えた鯛を米の上にのせる。土鍋にふたをしたら強火にかけて、噴いてきたら弱火にして炊いていく。そして、炊きあがったら蒸らしてできあがりだ。鯛を取り出して、骨を除いて身をほぐしたら、土鍋に戻して軽く混ぜて器に盛ろう。仕上げに三つ葉や針生姜を散らすと見た目がよくなり、グッと華やかな鯛めしになるためおすすめだ。鯛の口あたりが気になる人や、小さい子どもがいる家庭で作るときは、ぬらしてしぼった料理ガーゼでくるむといったように、うろこや小骨などがごはんに入らないよう工夫して炊くとよいだろう。
鯛1匹がないときは、鯛のあらや切り身でも
鯛をまるごと1匹用意できないときは、鯛のあらで代用することも可能だ。作り方は鯛1匹の作り方と同様に行おう。鯛のあらは旨みも出やすく、手軽に作れてコストも抑えられる。また、鯛の切り身や刺身でも簡単に美味しくできるようだ。
2. 土鍋で鯛めしを作るときの水の量は?
土鍋で鯛めしを作るときは、出汁や調味料の量、鯛の大きさなどにもよって少し違いはあるが、米2合に対する土鍋の水の量は400~450mlほどだ。また、米3合に対する水の量は600~650ml、米4合の水の量は800~850mlを目安にして土鍋で鯛めしを作ってみてほしい。やわらかいごはんの鯛めしが好みの場合は水の量を多めにするとよいだろう。
3. 土鍋で鯛めしを作るときのポイントは?
絶品鯛めしにするためのポイントを紹介しよう。土鍋の種類によって、炊き方や火加減も異なるため、だいたいの目安にしてほしい。自分好みに調整していくとよいだろう。
米はしっかりと浸水させよう
米をといだら、30分~1時間ほど水に浸けておくとよい。浸水できたら、米を水からあげて水気をきろう。さらに出汁を加えてしばらく浸水させておくとより美味しい鯛めしに仕上がる。この一手間で、味が格段にアップするようだ。時間がないときは、白だしを使ってもよい。
土鍋の火加減は沸騰するまで強火で!
土鍋で鯛めしを作るときの火加減のポイントは、最初は強火にかけて沸騰するまでしっかりと炊くことだ。土鍋を強火にかけて、沸騰したら弱火にして10分炊いていく。このとき火加減を調節して、少しふつふつしている状態を保つのがポイントだ。吹きこぼれそうになったら、ふたを少しずらしてもよいだろう。10分たったら、さらに強火で1分炊いていく。そして、火を止めてさらに10~15分蒸らそう。土鍋の中の蒸気が逃げないように、ふたは開けずにおこう。
結論
おもてなしやおめでたいときにぴったりの鯛めしは、意外と簡単に作れることがおわかりいただけただろう。土鍋を使い、鯛の旨みがしみ込んだ鯛めし作りにぜひ挑戦してみてほしい。ハレの日がさらに華やぐこと間違いなしだ!
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