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サニーレタスとは?サラダでも炒め物でも美味しいレタスの仲間を紹介

サニーレタスとは?サラダでも炒め物でも美味しいレタスの仲間を紹介

投稿者:食生活アドバイザー 吉田昌弘

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2022年5月19日

リーフレタスの一種である「サニーレタス」。柔らかい食感とクセのない味わいが特徴的で、一般的にはサラダに使われることが多い。また、炒め物やスープなどにしても美味しく食べられる。今回はそんなサニーレタスについて詳しく解説する。栄養価や食べ方、保存方法なども確認しよう。

  

1. サニーレタスとは?

サニーレタス
サニーレタスとは、キク科アキノノゲシ属に分類される結球しないリーフレタスの一種。リーフレタスにはフリルレタスやグリーンレタスなどの種類もあるが、サニーレタスは柔らかい葉っぱと赤褐色の葉先が特徴となっている。農林水産省の「地域特産野菜生産状況調査」によると(※1)、2018年時点の全国の収穫量は約67,000トンであり、特に長野県・福岡県・茨城県での収穫量が多かった。

2. サニーレタスと玉レタスの違い

サニーレタス
サニーレタスはレタスの一種ではあるが、一般的な玉レタス(結球レタス)とはさまざまな点で異なる。ここでは、そんなサニーレタスと玉レタスの違いについて解説する。

その1.見た目の違い

サニーレタスと玉レタスは、いずれもキク科アキノノゲシ属の植物である。しかし、サニーレタスは葉先が広がっている非結球タイプのレタスであり、玉レタスのような葉先が丸く固まっている結球タイプとは異なる見た目をしている。また、ポリフェノールの一種であるアントシアニンによって、サニーレタスの葉先は赤褐色に変化している。サニーレタスと玉レタスではこのような違いがある。

その2.栄養面の違い

サニーレタスと玉レタスでは栄養面にも違いがある。文部科学省の「日本食品標準成分表」をもとに比較しても(※2)、全体的にサニーレタスのほうが栄養価は高い。特にβカロテンの含有量は大きく異なり、玉レタスが100gあたり240μgなのに対し、サニーレタスは2000μgとなっている。このことから玉レタスは淡色野菜に分類されるが、サニーレタスは緑黄色野菜に分類されている。

3. サニーレタスの基本的な栄養価

サニーレタス
「日本食品標準成分表」には(※2)、レタス類の一種として「サニーレタス」の栄養価が収録されている。そこで、以下に「サニーレタス(葉/生)」の100gあたりの栄養価をまとめておく。

サニーレタス(葉/生)100gあたりの栄養価

・エネルギー:15kcal
・たんぱく質:1.2g
・脂質:0.2g
・炭水化物:3.2g
・脂肪酸
 ・飽和脂肪酸:0.03g
 ・一価不飽和脂肪酸:0.01g
 ・多価不飽和脂肪酸:0.1g
・ビタミン
 ・βカロテン:2000μg
 ・ビタミンD:0μg
 ・ビタミンE:1.2mg
 ・ビタミンK:160μg
 ・ビタミンB1:0.1mg
 ・ビタミンB2:0.1mg
 ・ナイアシン:0.3mg
 ・ビタミンB6:0.08mg
 ・ビタミンB12:0μg
 ・葉酸:120μg
 ・パントテン酸:0.14mg
 ・ビオチン:-
 ・ビタミンC:17mg
・ミネラル
 ・ナトリウム:4mg
 ・カリウム:410mg
 ・カルシウム:66mg
 ・マグネシウム:15mg
 ・リン:31mg
 ・鉄:1.8mg
 ・亜鉛:0.4mg
 ・銅:0.05mg
 ・マンガン:0.43mg
 ・ヨウ素:-
 ・セレン:-
 ・クロム:-
 ・モリブデン:-
・食物繊維:2.0g
 (・水溶性食物繊維:0.6g)
 (・不溶性食物繊維:1.4g)

4. サニーレタスの美味しい食べ方

サニーレタス
一般的にサニーレタスは、サラダの具材や肉料理を巻くための具材に使われることが多い。しかし、サニーレタスは炒め物、スープ、和え物、ナムルなどにしても美味しく食べることができる。ここでは、そんなサニーレタスの美味しい食べ方をいくつか紹介しておこう。

その1.サニーレタスのサラダ

サニーレタスのサラダは、サニーレタスの最もポピュラーな食べ方のひとつ。アレンジも多彩で、千切ったサニーレタスの上にアボカドやミニトマトをトッピングして作る「アボカドサラダ」、白髪ねぎやのりなどトッピングして作る「チョレギサラダ」などにすることも可能だ。乗せる具材とドレッシングを変えて、色々なサニーレタスのサラダを楽しむようにしよう。

その2.サニーレタスの炒め物

サニーレタスは炒め物の具材にするのもおすすめ。たとえば、豚肉や牛肉などの肉類やエビなどのシーフードと一緒に炒めても美味しい。また、オイスターソース、にんにく醤油、塩レモン、マヨネーズなどさまざまな味付けで楽しめる。サニーレタスにほかの食材のうま味が絡んで美味しくなる。

その3.サニーレタスのスープ

サニーレタスを使ってスープを作るのもよい。シンプルなサニーレタスと卵のスープをはじめ、鶏団子のスープ、豚バラ肉の中華スープなどさまざまな味付けを楽しむことができる。火の通りも早くて簡単に調理できるため、手早くスープを作りたいときのもおすすめとなっている。

5. サニーレタスのおすすめ保存方法

サニーレタス
サニーレタスの冷蔵保存のやり方は、大きく2種類ある。1つ目は、サニーレタスを丸ごとビニール袋などに入れて、それを冷蔵庫の野菜室に置いて保存するというもの。もう1つは、1枚ずつ切り取ってから保存するというもの。1枚ずつ切り取る場合は、トレイなどに葉っぱを重ねてから、乾燥を防ぐために湿らせたキッチンペーパーを乗せて、最後にフタやラップをするとよい。

結論

サニーレタスとはリーフレタスの一種であり、その特徴は葉先が赤褐色で葉っぱ全体が広がっていることである。また、一般的な玉レタスに比べると栄養価が高くて、緑黄色野菜に分類されている。炒め物、スープ、和え物などさまざまな使い道があるので、ぜひサニーレタスを日々の食生活に取り入れてみよう。
(参考文献)
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  • 公開日:

    2021年4月 3日

  • 更新日:

    2022年5月19日

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