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【ちりめんじゃこ】って何の魚?しらす干し等との違いも解説!

【ちりめんじゃこ】って何の魚?しらす干し等との違いも解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年4月25日

ちりめんじゃこを、知っている人は多いだろう。しかし、ちりめんじゃこが何の魚かまで知っている人は、それほど多いとはいえないのではないだろうか?今回は、ちりめんじゃこが何の魚なのか?その正体やしらす干しやたたみいわしとの違いについてお伝えしよう。

  

1. ちりめんじゃこは何の魚?

ちりめんじゃこは、真いわし、片口いわし、うるめいわしなどのいわし類の稚魚だ。ただし、ちりめんじゃこには、いわし以外に、イカやエビ、サバ、トビウオ、タツノオトシゴなどの稚魚も混じっている場合もあるようだ。
ちりめんじゃこは、釜で茹で上げたあと、セイロに広げ、天日に干して乾燥させて作る。セイロに広げて乾燥させる様子が、絹織物の縮緬(ちりめん)にとてもよく似ていることから「ちりめんじゃこ」と名付けられるようになった。
ちなみに「ちりめんじゃこ」のじゃこは、小さな魚という意味をもつ「雑魚」のこと。ちりめんじゃこは、漢字で「縮緬雑魚」と書く。「ちりめんじゃこ」は、地域によっては、「ちりめん」、「じゃこ」、「おじゃこ」、「かちり」などとも呼ばれている。

2. ちりめんじゃことしらす干しとたたみいわしの違い

前述のように、ちりめんじゃこは、いわし類の稚魚を茹でて干したもののことだが、「しらす」は、そのいわし類の稚魚のこと。しらすを、釜茹でしたあと、天日で干したものが「ちりめんじゃこ」になる。同じく、しらすを釜茹でしたあと、天日で干したものに「しらす干し」があるが、「ちりめんじゃこ」と「しらす干し」は、天日で干す時間が違っている。
明確な定義はないようだが、ちりめんじゃこは、釜茹でしたあと半日程度天日に干すが、しらす干しは、2時間程度天日に干す。この違いにより、しらす干しは、ちりめんじゃこよりも水分が多く、しっとりとしている。
ちなみに、天日に干さずに塩水の入った釜で茹でただけのものは、「釜揚げしらす」と呼ばれている。
また、ちりめんじゃことたたみいわしは、どちらもしらすを干すという点は同じだが、見た目と製法に違いがある。たたみいわしは、しらすを薄い板状に敷き詰めて天日に干して固める。生のしらすをそのまま天日に干す場合もあるが、一度釜茹でしてから干す場合もあるようだ。

3. ちりめんじゃこは栄養豊富

ちりめんじゃこには、以下のような身体にうれしい栄養が豊富に含まれている。

カルシウム

100gあたり、およそ520mg含まれている。この量は、200mlに含まれる牛乳のカルシウム量のおよそ2.2倍に該当する。骨を丈夫にするなどの働きで知られている。ちなみにカルシウムは、酢の物にすると吸収率がアップする。

ビタミンD

100g当たりおよそ61.0μgも含まれている。この量は、生のしらすのおよそ10倍に当たる。ちりめんじゃこは天日干しにされることで栄養が凝縮されるため。ビタミンDは、骨を丈夫にするなど、身体にとって数々の望ましい効果が期待できる。

たんぱく質

100g当たり40.5gとたんぱく質もとても豊富だ。たんぱく質は、人体の各組織を作るのに欠かせない栄養素でもあり、ちりめんじゃこは、たんぱく質源としても優秀だ。

EPA&DHA

EPA(エイコサペンタエン酸)は、血液の流れをよくし、血管の健康維持に優れた働きが期待できる。中性脂肪を減らす働きも認められている。DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳にとってよい働きが期待できる。

結論

ちりめんじゃこが何の魚なのか?その正体やしらす干しやたたみいわしとの違いについてお伝えした。ちりめんじゃこは、栄養的にも優れた食材なので、積極的に普段の食生活に取り入れよう。ただ、塩分がそれ相応に多いので、食べすぎには気をつけたいところだ。
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  • 更新日:

    2021年4月25日

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