目次
1. ニラの種類

日本でニラが広まったのはいつ頃?
ニラの原産地は東アジアといわれている。中国などでは3000年以上も前から栽培されている。日本でニラが栽培されるようになったのは、9〜10世紀頃といわれている。戦後は中華料理の普及などによって消費が高まり、家庭でも一般的な野菜として使われるようになった。ニラは北海道や東北地方などの寒い地域では身体を温めたり、精力がつく野菜として活用されてきたようだ。
また、ニラは収穫したあとの株からさらに新葉が生えてくるため、年に数回作ることができ、作りやすく丈夫な野菜といわれている。
種類や品種
・青ニラ
グリーンベルトという品種が一般的で1年中出回る。旬の時期は11〜4月。
・花ニラ
茎が伸びて先端に蕾がついているのが特徴。油と一緒に炒めるとシャリシャリした食感を楽しめる。旬の時期は晩春、秋口あたり。
・黄ニラ
ニラもやしと呼ばれている。青ニラと同じ品種になり、青い葉を収穫したあとに土や黒いビニール袋で日光を遮って育てたもの。繊維は柔らかく、甘みが感じられる。
2. ニラの選び方や保存法

ニラの選び方
ニラは、根元を持ったときに葉先までピンと張るものがよいとされている。また、葉の緑色が濃く、葉が大きいものがよい。葉が変色していたり、切り口が乾燥しているものは避けよう。
冷蔵保存
すぐに使う場合は、キッチンペーパーなどに包んでからラップにくるみ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存するのがポイントだ。葉が折れてしまうと、葉が傷んでアリシンが流出してしまい、においの原因になる。
余ってしまい、すぐ使わない場合は、カットして水に浸して保管すると10日間くらいは日持ちし、みずみずしさを保つことができる。ニラを浸す水は、数日おきに取り替えよう。
冷凍保存
ニラを使いやすい大きさにカットし小分けにしてラップで包み、ジッパー付き保存袋などに入れ冷凍庫へ。完全に凍ったら袋を立てて保存してもOKだ。冷凍では1ヶ月くらい保存可能だ。
冷凍したニラの調理
ニラは冷凍すると繊維が噛みきりにくくなってしまうため、ニラそのものを主役とするお浸しなどのメニューには不向きだ。したがって、炒めものやスープ、餃子などほかの食品と組み合わせて調理するのがおすすめだ。
3. ニラの美味しい食べ方

ニラのお浸し
新鮮なニラはお浸しにして素材そのものの味を楽しむのもよいだろう。
作り方は、沸騰した湯にニラを加え、さっと茹でてから冷水に放す。しっかり水気を切ってから、出汁や醤油と合わせて卵黄をトッピングしたらできあがりだ。好みでごま油やラー油などをかけると風味が増し、ピリッとした辛さに食欲も増すだろう。
作り方は、沸騰した湯にニラを加え、さっと茹でてから冷水に放す。しっかり水気を切ってから、出汁や醤油と合わせて卵黄をトッピングしたらできあがりだ。好みでごま油やラー油などをかけると風味が増し、ピリッとした辛さに食欲も増すだろう。
ふわふわ卵のニラあんかけ
ニラの香りが食欲をそそり、あんかけ卵に絡まって喉ごしもよく食べやすい。
作り方は、フライパンに油を熱し、ふわふわの卵焼きを作り、皿にのせておく。次に、醤油やみりん、出汁を小鍋に入れ加熱し、5cmくらいの長さに切ったニラを加える。火が通ったら水溶き片栗粉でとろみをつけ、卵にかけたらできあがりだ。
水溶き片栗粉は、火を一度止めてから混ぜ合わせるとダマになりにくいのでおすすめだ。
作り方は、フライパンに油を熱し、ふわふわの卵焼きを作り、皿にのせておく。次に、醤油やみりん、出汁を小鍋に入れ加熱し、5cmくらいの長さに切ったニラを加える。火が通ったら水溶き片栗粉でとろみをつけ、卵にかけたらできあがりだ。
水溶き片栗粉は、火を一度止めてから混ぜ合わせるとダマになりにくいのでおすすめだ。
ニラと豚肉の炒めもの
ニラと豚肉がオイスターソースのコクと絡み合って、ごはんもすすむメニューだ。ニラは炒めることでかさが減って、たくさん食べることができる。
ニラは3cmくらいの長さに切り、ねぎは千切りにする。フライパンにごま油を熱し、豚肉を加え炒める。さらにニラとねぎを加えて炒め、オイスターソース、醤油、みりんで調味したらできあがりだ。たとえば、具材としてニラと一緒にもやしやピーマンなどを加えると、野菜がたくさんとれるのでおすすめだ。
結論
ニラは特徴的な香りを生かしていろいろな料理に使えるので、味にメリハリが出てバリエーションも広がりそうだ。たくさん買ってきたり、余った場合でも冷蔵や冷凍保存などが可能なので無駄なく使うことができる。しかし冷凍後は歯ごたえなども変化してしまうため、ほかの食材と上手に組み合わせて使おう。
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