1. ニラの下ごしらえ
■ニラは使いやすい食材
ニラは下ごしらえがほぼ不要な使いやすい食材のひとつ。水でさっと洗ったら、キッチンペーパーやふきん等で水気を拭き取り、根元の固い部分を包丁で切り落とせば、基本的な下ごしらえは完了だ。あとは、用途に合わせて等分にざく切りしたり、細かくみじん切りにするなどの使い方をすればいい。
■ニラの冷蔵保存
ニラは使いやすい食材ではあるが、傷みやすい食材でもある。そのため、できるだけ早く使い切るようにしたい。どうしても使い切れずに保存する場合は、水気をよくきった後に、ペーパータオルやポリ袋等に包んでから、冷蔵保存するようにしよう。その際に、葉を折ってしまうような状態で保存すると、折れた部分から栄養素を損失してしまう恐れや、風味や美味しさの劣化につながることもあるため、まっすぐな状態で保存するように気をつけよう。また、すぐに使う予定のない場合は、使いやすい長さにカットしたものを水に浸して冷蔵保存するのもおすすめだ。タッパー等に切ったニラを入れて水を注ぎ、蓋をして保存する。水は2、3日おきに取り換えれば、10日ほどは保存することができる。
■ニラの冷凍保存
余ったニラを長期保存する場合は冷凍保存がおすすめだ。水気をよく切ったニラを、料理で使用する長さにざく切りにして、タッパーかフリーザパックに入れて冷凍庫に入れるだけだ。水気が残っていると、かたまりになって凍ってしまい、再度利用する時に不便なため、水気をしっかりと切ってから冷凍することが大切だ。かたまりの状態でなければ、使いたい分を取り出して使うことができるので、大変便利に利用することができる。
2. ニラを料理する
■火を通しすぎない
ニラは香りも歯ざわりもよく、旨みも多い食材だ。そのため、このような特徴を活かして料理したい。ゆでる場合は、短時間でサッとゆで、油を使って炒める場合は、他の具材に火が通った後、火を止める寸前に入れて、サッとあおる程度でよい。火を通しすぎてしまうと、葉がぐったりして歯触りが悪くなり、風味も色もよくないので注意して調理することが大切だ。
■ニラは生でも食べられる
ニラは一般的には火を通して食べられることが多い食材だが、実は生でも美味しく食べることができる。一年を通して食べることができるニラだが、特に一年の初めに生えてきた春のニラが旬のものになっているため、ぜひそれを生で食べていただきたい。独特の香りや風味を存分に味わうことができ、シャキシャキとした食感も心地よい。サラダの具材として使ってもいいし、タレなどに刻んで入れてもいいだろう。
3. ニラを使ったおすすめ定番料理
■ニラを炒める・煮る
ニラの定番の使い方と言えば、やはり油で炒める料理だ。シャキシャキとしたニラやタマネギの食感とレバーの濃い旨みがたまらない「ニラレバ炒め」、もやしや豚などと一緒に炒めても美味しいし、チャンプルーや野菜炒めに入れてもいいだろう。麻婆豆腐などの煮る料理にもニラの風味がアクセントになるのでおすすめだ。
■ニラを混ぜて焼く
溶き卵と一緒に混ぜて半熟状態に焼いた「ニラ玉」は、トロトロの半熟卵とシャキシャキのニラの取り合わせがたまらない一品だ。
また、小麦粉と混ぜて焼くことで、韓国風お好み焼きの「チヂミ」を作ることもできる。その他にも肉団子や肉まんなどのタネに混ぜてもうまい。さまざまなものに混ぜて調理することで、ニラのうまみと香りの引き立つ一品となるだろう。
また、小麦粉と混ぜて焼くことで、韓国風お好み焼きの「チヂミ」を作ることもできる。その他にも肉団子や肉まんなどのタネに混ぜてもうまい。さまざまなものに混ぜて調理することで、ニラのうまみと香りの引き立つ一品となるだろう。
■汁ものに使う
ニラはは汁物にもおすすめだ。中華スープにニラを入れることで、香りの良いスープに仕上げることができるし、博多名物の
「もつ鍋」のように、さまざまな鍋にニラはよく合う。
「もつ鍋」のように、さまざまな鍋にニラはよく合う。
結論
ニラは下ごしらえがほぼ不要という、気軽に調理できる食材でありながら、その用途の幅はかなり広い。炒め物や焼き物、煮物などに混ぜることで、その香りやうまみを存分に楽しむことができるだけでなく、栄養価も高い食材のため、ぜひ日々の食生活に取り入れるのがおすすめだ。