1. 炊き込みご飯の前のサザエの下処理
サザエは炊き込みご飯にする前に、下処理として身と殻を分けておく必要がある。また、サザエの炊き込みご飯には、サザエの身だけを使うので肝も取り除いておこう。
下処理方法
サザエの身は、一度火を通すと殻から取り出しやすくなる。まずサザエを洗い、鍋で沸かしたお湯の中に酒とともに入れて茹でる。茹で上がったら、キッチンペーパーを敷いたザルを用意しておき、茹で汁を流しておく。余った茹で汁は、あとで炊き込みご飯に使うのでとっておこう。茹で上がったサザエは、身の部分にフォークを入れて身と殻を取り出す。さらに肝の部分と身の部分は分けておく。
2. 炊飯器でのサザエの炊き込みご飯の作り方
サザエの炊き込みご飯を簡単に美味しく作るのなら、炊飯器を使うのがおすすめだ。時間に合わせて炊き上がるので、下ごしらえさえしておけば簡単に炊き込みご飯が作れる。
作り方
炊飯器に研いだ米を入れる。醤油とみりん、塩、さらにサザエを茹でた際の茹で汁を米の分量に合わせた合数の目盛りまで入れる。食べやすく切ったサザエの身としめじを入れて炊飯する。もしも茹で汁が足りない場合は、水を足すといいだろう。炊き上がったら盛り付ける。三つ葉や大葉をのせると、炊き込みご飯の風味と彩りがよくなる。
3. 土鍋でのサザエの炊き込みご飯の作り方
サザエの炊き込みご飯を土鍋で作れば、メインの料理としてそのまま食卓に運ぶこともできる。さらに土鍋の炊き込みご飯ならではのおこげが楽しめるのも魅力だ。
作り方
米を洗ってザルにあげて30分以上置いておく。その間に土鍋に昆布と水を入れておこう。サザエは茹でて身と殻を分けておく。土鍋に米とサザエの身、サザエの煮汁、塩、醤油、酒を入れて米とともに混ぜる。強火にかけて、ふたから蒸気が出てきたら弱火にする。10分ほど炊いて火を止めて蒸らしたら炊き込みご飯の完成だ。昆布を取り出してよく混ぜて、ネギを散らしてから食べよう。
4. 炊き込みご飯で残ったサザエの肝を使ってもう一品
サザエの炊き込みご飯では、どうしても肝の部分が残ってしまう。そんな肝を使って、大人が喜ぶ一品料理を作ってみよう。
肝のバター醤油焼き
サザエの肝をバター醤油で炒めるだけで、ほろ苦さと磯の香りが楽しめる大人の一品が完成する。酒の肴としてもピッタリだ。作り方は、フライパンにバターとオリーブオイルを入れてサザエの肝を炒める。醤油を回しかけて完成だ。
肝の生姜醤油煮
サザエの肝を生姜醤油で煮込むだけで、酒がすすむ最高のつまみが完成する。作り方は、鍋に酒とみりんを入れて火にかけて煮切る。醤油と砂糖、和風出汁、千切りした生姜を加えて沸騰させる。そこに肝を加えて煮たら完成だ。冷ましておくと肝にしっかりと味がしみ込む。
肝醤油
さっと茹でたサザエの肝を包丁で刻んでペースト状にしてから、醤油と混ぜるだけの簡単レシピ。肝のほろ苦さがクセになり、日本酒の肴にピッタリだ。余ったサザエの肝を使った手軽な一品になる。
肝を炊き込みご飯に加えることも
サザエの肝は、決して炊き込みご飯に使えないわけではない。身と一緒に肝も炊き込みご飯にすると、ほろ苦さのある炊き込みご飯が完成する。好みで肝も炊き込みご飯に入れるのもおすすめだ。
結論
サザエの旨みと磯の香りを存分に味わうのなら、炊き込みご飯を作ってみるのがおすすめだ。炊き込みご飯にすることで、サザエを茹でた際の茹で汁も一緒に使えるので、サザエのエキスがたっぷり入った味わいが楽しめる。さらに余った肝も炒めたり煮たりすることで、酒の肴にピッタリの一品が完成するだろう。
この記事もCheck!