1. 子どもが喜ぶお弁当!かわいいかまぼこの飾り切り
海苔やチーズなどを小さく切り、ごはんにのせてキャラクターを作るキャラ弁ブームは長く続いている。しかし、キャラ弁は手先の器用さが求められるうえ、朝の忙しい時間で仕上げるのは至難の業だ。
子どものお弁当は少しでもかわいらしくしてあげたいと思うのが親心ではあるが、キャラ弁は難しいという人におすすめしたいのが飾り切りである。かまぼこは安価に購入することができ、お弁当の彩りにもなる。キャラ弁は苦手でもかわいらしく仕上げたいという人はぜひチャレンジしてみてほしい。
うさぎ
かまぼこを1cm弱の厚さにスライスし、ピンクの部分を色に沿って切り込みを入れる。すべて切り落としてしまわず、3mmほどは残す。離したピンク側のほうに縦に切り込みを入れ、下に丸めるように折り込んで耳を作り完成。黒ゴマで目を作るとよりかわいらしい。
ハート
まずかまぼこを2枚分スライスするが、カットする際に板まで包丁を入れないようにする。板から1cmほどの厚みを残しておき、下を繋げたイメージでかまぼこに切れ目を入れる。1cmほど残してV字状にかまぼこをカットしたら2枚を外側に開いてハート状に成形する。つなぎ目はピックや乾燥パスタなどで止めておこう。
バラ
薄くスライスしたかまぼこを3〜5枚ほど用意して、クルクルと巻いていくだけだ。1枚目は中心となるためしっかりと巻き、2枚目からは花弁を作るように重ねて巻いていく。巻き終わりはそのままでは開いてしまうので、爪楊枝やピックを刺したり、三つ葉を巻いて止めてもいい。
リボン
かまぼこを1cm程度にスライスしたら、ピンク色の線に沿って左右から切り込みを入れて真ん中5mmほどを残す。真ん中に向かって切ったピンクの部分を差し込んだら完成。
お弁当におすすめの飾り切りアレンジは簡単にできるものばかりだ。かわいい飾り切りのかまぼこがあれば、子どもも喜んでくれるに違いない。
2. おせち料理が華やかになる!かまぼこの飾り切り
お正月に食べるおせち料理にはかまぼこが欠かせない。より華やかにお正月気分を盛り上げたいときには飾り切りをしてグレードアップさせてみよう。
手綱
かまぼこを板から離してスライスし、ピンクの部分に沿って切り離すが、このとき1/4程度を残して繋げておく。むいたピンクの部分の端は繋げておいたまま縦に切り込みを入れて、切り込み部分に端をくぐらせる。
市松
ピンクと白のかまぼこを用意する。どちらも厚めにカットし交互に並べるだけだ。また、大きめのピンクのかまぼこを用意して、ナイフで表面を剥がすように切り取り市松模様を作る方法もある。
結び
かまぼこは5mm程度の薄さにスライスし、2枚用意しておく。切り込みを入れる箇所は3つ。まずは上下5mmの幅で端を繋げたまま互い違いに切り込みを入れる。さらに真ん中は両端を繋げて穴を開けるイメージで切り込みを入れる。両端を中央の輪の中に入れれば完成。
かまぼこはおせち料理に欠かせない。ひと手間加えてより華やかに仕上げてみよう。
3. これができたら上級者!かまぼこの飾り切り
これまで紹介した飾り切りは普段にも役立つわりと簡単なものだったが、ここでは上級テクニックが要されるレベルの高い飾り切りを紹介しよう。
松
まずスライスしたかまぼこの右側から取り掛かる。山側を手前におき、根元を残したまま細かく切り込みを入れていこう。左側はかまぼこの中央を根元とし、横から細かく切り込みを入れる。切り込みを入れた部分をそれぞれ根元に向かって挟み込んでいく。手で難しい場合は爪楊枝を使おう。
鶴
かまぼこを5mm程度の厚さにスライスし、半分から左を縦、右を横に細かい切り込みを入れる。右半分は中心から右に向かって外側に折り込み、左半分は中心から左に向かって外側に向かって折り込む。鶴と松は似ているが、鶴のほうがより動きがありダイナミックな形になる。
孔雀
かまぼこを1.5cm幅にカットし、根元を残して2mmほどの切り込みを入れる。切り込みを入れた部分を同じ方向に折り込んで完成。規則的に切り込みを入れていくので、松や鶴に比べると作りやすいだろう。
切り込みは細かく入れるとより美しく仕上がる。高価なかまぼこは弾力があるので手頃な価格のかまぼこを使うのがおすすめだ。また、包丁を研ぐことを忘れず、切れ味のよい包丁を使おう。
結論
かまぼこは普段のお弁当や食事、おせち料理などさまざまな場面で活用できるので、シーンに合わせて飾り切りの種類を変えてみよう。最初から上手にできるわけではないので、いざというときにスムーズに作れるよう、普段から練習しておくのがおすすめだ。
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