1. たこ焼きは卵なしでも作れる

一般的に考えて、卵なしのたこ焼きは果たして固まるのかと考える人も多いだろう。味わいが変わったり、物足りなさを感じるのではないかと心配である。まずは、卵なしのたこ焼きを作ることが可能なのか見てみよう。
卵なしでもたこ焼きはできる!
卵アレルギーのある人には朗報である。たこ焼きは、卵なしでも作ることができる。そもそもたこ焼きの主原料である小麦粉は、水に溶いて加熱すると固まる性質を有している。そのため、卵を入れなくてもたこ焼きの形状は作ることができる。
卵なしのたこ焼き、その特徴は
次に気になるのは味わいである。卵なしでたこ焼きを作ったら、間の抜けた味になるのではないかと思う人も少なくないだろう。ところが、卵を使わないたこ焼きは、より出汁の風味を堪能できるというメリットがあるのである。つまり、たこ焼きをあっさりと味わいたい人には、卵のアレルギーの有無に関係なくおすすめのレシピなのである。また、生地はよりふんわりと仕上がるため、食感においてもこちらを贔屓にしたくなるかもしれない。
2. 卵なしのたこ焼きの作り方

それでは具体的に、卵なしのたこ焼きの作り方を見てみよう。卵なしのたこ焼きレシピで注意する点は、なんといっても水分の量である。
たこ焼き粉と出汁の割合
たこ焼きを自宅で作るのに手軽にできる方法は、市販のたこ焼き粉を使うことである。ただし、パッケージのレシピには卵を使うことが明記されている。卵なしのたこ焼きを作る場合には、粉の量1に対して水分が3~5倍である。アバウトであるが、何度か作っていく中で、好みの味わいや固さを獲得してほしい。また、出汁は濃いめにとっておくと味に深みが出る。たこ焼き粉と出汁だけでは心もとない人は、小さく切った餅を入れるという手も有効である。
卵アレルギーの人が注意すること
昨今の食品のパッケージにはアレルギーについての情報も明記されている。卵を使用しているかは、市販のたこ焼き粉に記載がしてある。商品によっては、たこ焼き粉に卵白の成分が使用されていることもあるので、アレルギーの人は表示をしっかりと確認しよう。
3. 卵なしでも「カリふわ」な山芋入りたこ焼きの作り方

山芋を入れるのはお好み焼きでは珍しくないが、たこ焼きに入れるケースは多くない。しかし、卵なしのたこ焼きの場合は山芋がよいつなぎとなってくれるのである。
まずは粉の量と同量の山芋で
たこ焼きはもともと、お好み焼きと比較しても水分が多いのが特徴である。そのため、山芋を入れる生地はゆるくなる傾向にある。山芋をつなぎに使い、卵なしのたこ焼きを作る際は、粉と出汁の量を1対1.5くらいからトライすることをおすすめする。生地の具合を調整しつつ、嗜好に合った固さを模索し、カリふわな卵なしたこ焼きを作ってみよう。
4. 米粉と豆腐で!ふわふわたこ焼きの作り方

よりヘルシーなたこ焼きを楽しむために、卵なしで米粉と豆腐を使うレシピが存在する。材料は変わっても、たこ焼きの特徴であるふわふわの食味は健在である。その作り方を見てみよう。
絹ごし豆腐と米粉で作るたこ焼き
米粉と絹ごし豆腐でたこ焼きを作る場合は、この2つの食材は同量で問題ない。米粉を150g使用する場合は、出汁は400ml用意して生地の様子を調整するとよいだろう。絹ごし豆腐を滑らかになるようによく混ぜ、そこに米粉を加えればそれがたこ焼きのベースとなる。卵なしで固まりにくい場合には、コーンスターチを少量加えてもよい。卵なしでカロリーも抑えられるので、体重制限中のおやつにも向くヘルシーなたこ焼きである。
結論
たこ焼きには卵は不可欠というイメージがあるが、実際は卵なしでも美味しいたこ焼きを作ることができる。もちろん、通常のたこ焼きとは味わいが異なるものの、人によってはあっさり風味の卵なしたこ焼きをより好む場合もあるだろう。山芋や豆腐、米粉などのさまざまな食材の美味しさを利用して、よりオリジナリティーのあるたこ焼きを卵なしで楽しんでほしい。
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