1. らせん切りとは?どんな料理に使う?

らせんとは
らせん切りのらせん(螺旋)は、巻貝のようにぐるぐる巻いているもののこと。上からみたカタツムリの殻やネジ、らせん階段などがいい例だ。体内におけるDNAの二重らせんなど、生命との関わり合いも非常に深い。
らせん切りとは
素材をらせん構造に切ったものをらせん切りと呼ぶ。角度をつけて、回しながら切るのがポイントで、プロであれば包丁で切ることができる。より簡単な方法は、割り箸を使うこと。これさえマスターすれば、見た目ほど難しくないので、慣れれば簡単に作ることができる。
らせん切りを使う料理
数年前、SNSや料理動画で一躍人気を集めたトルネードポテトは、らせん切りが欠かせない。そのほか、きゅうりの漬物などに使われることも多い。また雷干しと呼ばれる白瓜の保存食にもこの切り方が使われる。そのほか、リンゴやキウイなどのフルーツのらせん切りは、料理の飾りに使われることも多い。
2. 包丁を使ったきゅうりやジャガイモのらせん切りのやり方

プロであれば、素材を持って回しながら、らせん切りを行うことができるが、一般の人にはなかなか難しいもの。そこで活用したいのが、割り箸。割り箸を中心に刺せば、途切れることなくらせん状にカットすることができる。
- きゅうりやジャガイモの中心に割り箸を刺す。
ジャガイモはメークインのような縦長のほうがやりやすい。きゅうりは半分に切ってもいい。 - 素材を横にしておき、斜めに包丁を入れ、回しながら切り込みを入れていく。
間隔を細くすれば、より細いらせんになる。 - 切り込みが切れないように間隔を広げて完成。
3. 100均カッターを使ったらせん切りのやり方

専用のカッターを使うととても簡単にらせん切りを作ることができる。100均だけでなく、アマゾンなどでも数100円で購入が可能なので、興味がある人は、買ってみるといいだろう。
- 素材の中心にカッターを刺す。
- くるくるとハンドルを回すとらせん切りになる。
樹脂製のものが一般的で、手を切る心配も少ないので、小さな子どもや料理初心者にもおすすめ。
4. レモンのらせん切りのやり方

フルーツパーラーやバーなどで、登場することの多いレモンのらせん切り。これはレモンの皮をらせん切りにしたもので、ホーセズネックなどのカクテルに使われる。切り方は基本的に、きゅうりやジャガイモを包丁でらせん切りにするのと同様。ただ、果肉が入ったままの状態だとやりにくいので、絞り終わった状態のものを使うといい。
- 半分に割って、果汁を絞る。
- 端のほうから斜めに切り込みを入れて、回しながららせん状に包丁を入れていく。
- 裏側の果肉や白く分厚い皮を削ぐようにカットしたら完成。
結論
らせん切りは、素材をらせん状にカットする方法のこと。あまり一般的ではないものの、作ることができれば、グンと料理の腕も上がるはず。割り箸を使った簡単なやり方やらせん切り専用カッターを手に入れて、どんどんチャレンジしてみてほしい。
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