ホットケーキミックスに白玉粉を加えるとスイーツがもちもちに？

白玉粉と聞くと白玉団子を作ったり、唐揚げの衣にしたり、とろみをつけるときに使うものと思っている人もいるのでは？ホットケーキミックスに白玉粉を混ぜてスイーツを作ると、どのように変化するのだろうか。

ホットケーキミックスに白玉粉を加えてホットケーキやドーナツのようなスイーツを作ると、もちもちとした食感を楽しめるようになる。ではなぜもちもちとした食感になるのだろう。白玉粉の原料は米だ。作り方はもち米を精白して水洗いし、石臼で米を水ごとひいてすりつぶした沈殿物を乾燥させている。食感はもちもちかつ、やわらかくなめらかなので、ホットケーキミックスのみで作るより、白玉粉を混ぜたほうがもちもちと仕上がるというわけだ。

ここでは白玉粉とホットケーキミックスを使う、ホットケーキの作り方とアレンジレシピを紹介しよう。

白玉粉をボウルに入れて牛乳を少しずつ加え、ゴムベラで練るようにしてしっかりと混ぜ合わせる。卵とサラダ油の順に加え、泡立て器で混ぜる。ホットケーキミックスを2回に分けて加え、その都度混ぜ合わせる。フライパンを160℃に温めてサラダ油をキッチンペーパーで薄くぬり、生地をおたまに軽く1杯分ずつとって流し入れ、2〜3分ほど焼く。表面にプツプツと気泡が出てきたら裏返して2分ほど焼く。残りの生地も同じように焼いていき、皿に盛り付ければ完成だ。

焼いたホットケーキを盛り付けるとき、タワーのように重ねていこう。ボウルに生クリームと砂糖を入れて、氷水で冷やしながら泡立て器で泡立てる。目安は8分立てくらいでよい。重ねたホットケーキの上にクリームをのせ、好みでバナナやブルーベリーをトッピングし、ミントを散らせば完成だ。見た目がキレイで、誕生日のようなちょっとしたお祝いの席で食べるのにおすすめ。

ボウルに白玉粉と絹ごし豆腐を入れてよく混ぜ合わせる。豆腐の水切りは不要で、白玉粉の粒がなくなるまで混ぜること。ホットケーキミックスを加えて混ぜ合わせ、生地がなめらかになるまで手でまとめる。生地をゴルフボールくらいの大きさに丸めたら、油をひいて中火で温めたフライパンに並べる。弱火で両面を10分ずつ焼けば完成だ。生地は耳たぶくらいのやわらかさを目安にするとよい。発酵する手間がなく簡単に作れるので、パンが食べたいときにおすすめ。そのまま食べても美味しいが、好みでバターやジャムをぬるのもありだ。

次に白玉粉とホットケーキミックスを使ったドーナツやポンデケージョの作り方を紹介しよう。

ボウルに白玉粉を入れて無糖ヨーグルトを少しずつ加え、ダマにならないようにゴムベラで混ぜる。別のボウルに卵を割り入れて溶きほぐし、砂糖を加えてなじむまで混ぜ、ホットケーキミックスとバニラオイルを入れ、粉っぽさがなくなるまで泡立て器で混ぜる。フライパンにサラダ油を注ぎ入れ、160℃に熱してドーナツ生地をスプーンですくい入れる。7分ほど揚げて生地がキツネ色になり、中まで火が通ったら油を切る。グラニュー糖を入れたバットにドーナツを入れてまぶす。最後に器に盛り付ければ完成だ。もっちりとした食感が楽しく、コーヒーや紅茶と一緒に味わうのにおすすめ。

チーズは食べやすい大きさに切る。ボウルに白玉粉を入れて大きなかたまりがあればヘラでつぶし、水を少しずつ加えてその都度混ぜる。ホットケーキミックスを加えて生地がなじむまで混ぜる。ボウルから取り出してムラがなくなるまで手でこねる。等分してチーズを包めるくらいの大きさに薄くのばす。生地にチーズを包んで食べやすい大きさに丸める。フライパンに油を入れて160℃に熱して薄く色付く程度に揚げる。最後に油を切り、器に盛り付ければ完成だ。チーズを生地で包むとき、チーズと生地の間に空気が入ると揚げるときに生地が破裂する可能性がある。コツは包むときに空気を抜くようにして閉じること。あとは閉じ目をつまみ、手のひらで転がすように丸めるとよい。

最後にオーブンで焼くポンデケージョの作り方を紹介しよう。オーブンは170℃に予熱しておく。ボウルに白玉粉と水を入れて泡立て器で混ぜる。牛乳を少しずつ加えながら溶きのばし、塩を加えてさらに混ぜる。ホットケーキミックスと粉チーズを加え、生地がまとまるまでヘラで混ぜ合わせる。生地を食べやすい大きさに等分し、丸めてオーブン用シートを敷いた天板に並べる。15～18分ほど焼いたら網にのせて冷まし、器に盛り付ければ完成だ。ころころとした見た目がキュートで、小腹が空いたときに食べるのにおすすめ。

白玉粉とホットケーキミックスを使うホットケーキやドーナツ、ポンデケージョの作り方を紹介した。ホットケーキミックスに白玉粉を混ぜると、スイーツがもちもちとした食感に仕上がるので、ぜひ次に作るときは試してもらいたい。