1. 春の香り満載!行者にんにくを味噌汁で味わう
行者にんにくと味噌の組み合わせの中で、最も気軽に試すことができるのが味噌汁である。早春の香りを伝えてくれる行者にんにくを味噌汁に入れるだけで、食卓にもフレッシュ感が漂うこと間違いない。
行者にんにくとは
山菜の一種である行者にんにくは、北海道を中心に出回る食材である。収穫するまでに5年を要するという手間がかかるために、山菜ファンの間でも珍重されている。行者が食していたといわれるためこの名があるが、にんにくのような強い香りを特徴としている。
行者にんにくを味噌汁にする場合
行者にんにくは、春の食材として天ぷらやぬたに調理されることが多い。新鮮な行者にんにくは、味噌汁にしてもその美味しさを楽しむことができる。行者にんにくを具材として鍋に入れたあと、あまり加熱時間が長いとせっかくの食感が失われてしまう。煮込まないようにするのがコツである。また、行者にんにくの食味をより際立たせるためには、味噌は通常より少なめにし、出汁を多めにするのもよいだろう。
醤油漬けを入れても
味噌汁に入れる味噌を減らし、行者にんにくの味噌漬けを入れても美味しい。ねぎや大根、エノキなどの具材とともに美味しい味噌汁ができあがる。
2. やみつき必至!行者にんにくの味噌漬け
行者にんにくといえば醤油漬けが定番であるが、味噌漬けにする方法もある。醤油漬けよりもこっくりとした味わいの味噌漬けは、白いごはんや酒のつまみに最適の一品なのである。その作り方を見てみよう。
行者にんにくの味噌漬けの作り方
行者にんにくの味噌漬けを作る場合には、1束150gと想定して味噌は100gほどが適量である。行者にんにくはみじん切りにして、油で炒める。漬け込む味噌は、好みの味噌と酒、みりんで味を調えて、好みで唐辛子を加えてもよいだろう。炒めた行者にんにくに味噌を加えて、フライパン上で水分を飛ばす。清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存する。
行者にんにくの味噌漬け、アレンジ方法
行者にんにくの味噌漬けは、そのまま白いごはんにのせて食べれるのが王道である。また、おにぎりに塗って焼きおにぎりにしたり、焼いた餅にのせても美味しい。焼き魚の味付けにしたり田楽の味噌として、また納豆に混ぜたりとアレンジ方法は無限にある。
3. 手軽に食べられる市販品:行者にんにくの味噌漬け
自家製の行者にんにくの味噌漬けはもちろん格別の美味しさである。一方、市販の商品でプロの味わいを堪能するのも悪くない。通販で購入できる行者にんにくの味噌漬けのいくつかを紹介する。
吉粋「行者にんにくみそ」
北海道の食文化を味わいたいのなら吉粋のサイトはおすすめである。吉粋が販売する行者にんにくみそは、雪解けとともに顔を出す北海道産の行者にんにくを使用。ジンギスカンや卵とじにももってこいの道産子の味である。
岩木屋「行者にんにく味噌漬」
青森県の岩木屋が販売する行者にんにく味噌漬は、地元で生産される高級味噌とはちみつで味付けされたオリジナリティーが人気である。行者にんにくの香りとまろやかな甘さを白飯でぜひ味わいたい。
マルシゲ物産「行者にんにくみそ」
北海道産の行者にんにくと厳選された赤味噌の組み合わせでメジャーな商品がこちらである。ごはんにのせるだけではなく、さまざまな料理に応用可能な商品として人気がある。
結論
寒冷地方に春を告げる山菜としても名高い行者にんにく。醤油漬けや豚肉との組み合わせなどさまざまなレシピがあるが、味噌との相性もばっちりである。簡単なところでは味噌汁で、おにぎりや田楽へのアレンジを考えるなら味噌漬けにして名高き山菜を堪能したい。市販の商品のほとんどは国産の行者にんにくを使用している。古来伝わる日本の味を楽しんでほしい。
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