クレソンのサラダの作り方を紹介！ドレッシングも手作りで

ジブリ映画の「風立ちぬ」でドイツ人のカルストプが食べていたクレソン。サラダのように、生で食べられることが特徴のひとつ。美味しいクレソンを選ぶポイントは茎に余分なひげ根がなく、しっかりと枝分かれしており、茎が太いものが新鮮だ。葉は濃い緑色で密生し、先のほうまでみずみずしいものを選ぶこと。葉がしなびたものや黄色いものは鮮度が落ちているので避けるように。

クレソンに含まれるおもな栄養成分はβカロテン、ビタミンC・K、カリウム、カルシウムなどだ。味はピリリとした辛みがあることが特徴のひとつ。サラダのように生で食べることもあるクレソンだが、下処理のポイントは水洗いを短時間で行うことだ。その理由は、ビタミンCは水にとけやすいので損失を防ぐためだ。

食べ方は葉の部分はそのままちぎり、茎の部分は食べやすい大きさに切ってサラダとして味わうとよい。日本では通年栽培されているクレソン。旬は3～6月にかけての時期で、おもな産地は栃木県や沖縄県、群馬県、茨城県、静岡県、山梨県だ。

次にクレソンのシンプルなサラダの作り方を紹介しよう。クレソンはさっと水洗いして先述したように葉はちぎり、茎は食べやすい大きさにカットする。玉ねぎは薄切りにし、水にさらして水けをきる。ベーコンは1cm幅にカットし、フライパンに入れてカリカリになるまで焼く。

次にドレッシングを作っていく。ボウルにおろしにんにくと粒マスタード、しょうゆ、オリーブオイルを入れて混ぜる。ベーコンの脂には旨みがたっぷりと含まれているので、捨てずにドレッシングに加えるのがおすすめだ。器にクレソンと玉ねぎ、ベーコンを盛り付け、クルトンをのせてドレッシングをかければサラダの完成だ。そのままはもちろん、粉チーズをかけて食べても美味しい。

次にクレソンと市販のサラダチキンを使う人気レシピを紹介しよう。サラダチキンは食べやすい大きさに手でほぐしておく。クレソンは2～3cmくらいの長さに切り、パプリカは薄切りにする。ボウルにサラダチキンとクレソン、パプリカ、好みのドレッシングを入れて混ぜ合わせる。最後に器に盛り付け、薄切りにしたミニトマトをトッピングすれば完成だ。サラダチキンは手作りしてもOK。作り方は鶏ささみの筋を取り、耐熱皿に並べて酒と塩をふりかけ、ラップをかけて500Wのレンジで2分ほど加熱すればよい。

次にクレソンのマスタードサラダを紹介しよう。まずマスタードドレッシングの作り方を解説する。ボウルにマヨネーズと粒マスタード、しょうゆ、ワインビネガー、塩こしょうを入れて混ぜるだけでOK。マスタードドレッシングの完成だ。

次にジャガイモとクレソンのハニーマスタードサラダを紹介しよう。ハニーマスタードはボウルにマヨネーズと粒マスタード、ハチミツ、レモン汁を入れて混ぜるだけでOK。

じゃがいもは一口大の大きさにカットして水にさらし、ザルにあげて水けをきりフライパンに入れてオリーブオイルを注いで火にかける。表面がカリッとするくらい揚げ焼きしたら、熱いうちにハニーマスタードをからめる。ちぎったクレソンを加え、軽く混ぜ合わせて器に盛り付ければ完成だ。

カリッと揚げ焼きにしたじゃがいもの食感が楽しく、クレソンの緑色が鮮やかで、あと一品ほしいときにおすすめ。ボリュームが足りないと感じるときはスライスしたマッシュルームやパプリカ、玉ねぎを加えるとよい。

クレソンの味の特徴や含まれる栄養成分、サラダの作り方を紹介した。市販のドレッシングをかけて食べるのもありだが、オリジナルドレッシングを作って味わうと、より美味しく感じるかもしれない。少ない材料で作れるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。