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米油ってどんな油?デメリットの有無や豊富な活用方法について解説

米油ってどんな油?デメリットの有無や豊富な活用方法について解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

鉛筆アイコン 2021年8月 8日

日々の料理に欠かせない食用油。健康志向が高まる昨今では、さまざまな種類の食用油がスーパーマーケットで取り扱われている。今回は、「米油」に焦点を当て、米油の特徴やデメリットの有無、活用方法について解説しよう。

  

1. 米油にデメリットはある?どんな油?

米油の特徴や製造方法、製造方法にともなうデメリットの有無を見ていこう。

米油の特徴

米油は、玄米を生成した際に出る米ぬかを原料とした油だ。米ぬかには、約20%の油分が含まれており、抽出したものが米油となる。米ぬかは、精米した途端に酵素によって脂質分解が始まり遊離脂肪酸が増加していくため、米油を速やかに抽出する必要がある。

米油の製造方法

米油の製造方法は、圧搾製法と溶剤抽出製法の2通りである。圧搾製法は、原料に物理的な圧力をかけて油を絞る方法だ。手間や時間がかかり、抽出法などに比べると採れる油量も少ないデメリットがある。一方の溶剤抽出製法は、加工する際にノルマルヘキサンという溶剤を使用し、高温で加熱処理を行う方法だ。米ぬかに含まれるすべての油分を抽出できるメリットがある反面、使用するノルマルヘキサンは、化学物質であり食用の油に使用する観点からデメリットとして挙げられるケースがある。

2. 米油のデメリットとは?危険といわれるのはなぜ?

原料が米ぬかと身体によさそうなイメージが強い米油だが、デメリットがあり危険という噂も耳にする。危険といわれる理由には、製造方法でも触れたノルマルヘキサンが関係しているようだ。実際に食用として米油を使用するデメリットはあるのか、真偽を確認していく。

ノルマルヘキサンは有害?

ノルマルヘキサン自体は石油系の溶剤だが、食品中にノルマルヘキサンが残っていなければ、食品衛生法で使用が認められている。米油の溶剤抽出製法では、ノルマルヘキサンが使用されるが、精製過程で蒸留により完全に除去されるため、製品には残らない。よって、米油のノルマルヘキサンによる人体へのデメリットを心配する必要はないようだ。

米油のデメリットとは?

米油は、玄米100kgに対し抽出できるのは、およそ1kgと希少性の高い油だ。したがって、大量生産が難しく価格が高い点がデメリットといえるだろう。

3. 米油はデメリット以上にメリットがたくさん!

米油には、デメリット以上に多数のメリットがある。米油がもつ豊富な栄養素や、揚げ物に向いている理由など注目ポイントを紹介しよう。

米油の主な栄養素(※1)

  • γ-オリザノール
    米ぬかより抽出される成分であり、消化管からコレステロールが吸収されるのを抑え、血清コレステロールを下げる作用がある(※2)。
  • オレイン酸
    善玉コレステロール値を下げず、悪玉コレステロール値を下げる効果をもつ(※3)。
  • リノール酸
    必須脂肪酸の一つ。悪玉コレステロール値を低下させ、血栓を防止する効果がある。しかし過剰摂取は、善玉コレステロールを低下させるデメリットがあるため注意が必要だ(※4)。
  • ビタミンE
    抗酸化作用があり、体内の酸化を防いで細胞の健康維持を手助けする効果が期待できる(※5)。

酸化に強く揚げ物にも最適!

揚げ物は、時間の経過とともに油の酸化が進み、油臭くなり美味しさが失われていくデメリットに見舞われる。しかしながら、米油は抗酸化作用のある成分を豊富に含んでおり、油自体も酸化しにくいのである。また、米油は脂肪酸のバランスがよいため、泡立ちにくく、ムラなく食材を揚げることが可能だ。油ぎれもよく、カラッと揚がり、油特有のにおいもないことから揚げ物に向いた油である。

4. デメリットの少ない米油!どうやって使う?

デメリットの少ない米油であるが、揚げ物以外の活用方法があるのか見ていこう。

ドレッシングに

米油は、まろやかな口当たりでドレッシングにも向いている。デメリットとなるような臭みや味のクセがなく、さまざまな調味料と相性がいい。わさびや醤油、酢と混ぜ合わせ和風ドレッシングとして、トマトやレモン汁と合わせて洋風ドレッシングとしても使用できる。

お菓子やパン作りに

米油は、サラッとしており、デメリットとなるクセもないため、シフォンケーキなどのお菓子やパン作りにも適している。生地に混ぜ込むことで、軽くなめらかな口当たりと風味を実現することが可能だ。

米油でつやつやごはん

炊飯の際に米油をたらすだけで、普段のごはんが米油の保水力でふっくらつやつやに仕上がる。米本来の旨みや甘みを感じることができる。

結論

米油は、採取できる量が少ないため、価格が高い点がデメリットに挙げられることが分かった。抽出時に使用される石油系の溶剤も、精製の過程で完全に除去されており、溶剤による健康上の問題もないようだ。米油は豊富な栄養素や酸化への強さ、料理への幅広い活用方法などメリットが多くあるので積極的に取り入れていくことをおすすめする。
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  • 更新日:

    2021年8月 8日

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