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【ブロッコリー】は生でも食べられる?食べ方や保存方法を紹介

【ブロッコリー】は生でも食べられる?食べ方や保存方法を紹介

投稿者:ライター 佐野多恵(さのたえ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年9月 4日

ブロッコリーは、茹でたり、炒めたりして食べるのが一般的だろう。そのため、ブロッコリーの生食は危ないと思っている人もいるのではないだろうか。今回は、ブロッコリーを生食する際に気をつけるポイントを解説しながら、おすすめレシピや、保存方法を紹介する。

  

1. ブロッコリーは生で食べられるって本当?

ブロッコリーは、加熱してから食べられることが多い食材だ。ブロッコリーは生で食べても問題ないのか、どんな食べ方ができるのか解説する。

ブロッコリーは生でも食べられる

日本では加熱して食べるのが一般的だが、欧米などでは生のまま食べることも珍しくない。そのままサラダに入れたり、ピクルスにしたりして食べられている。

2. ブロッコリーを生で食べる場合の注意点

ブロッコリーを生で食べると危険だといわれるのはどうしてなのか。生で食べる場合に気をつけたいポイントを見ていく。

残留農薬

ブロッコリーは、害虫がとてもつきやすいため、農薬を使っている場合が多い野菜だ。残留農薬は、水溶性であれば流水でしっかり洗うことで流れるが、専用の洗剤や重曹を使って洗う方法もある。

小さな虫や汚れ

花蕾の部分には、小さな虫がついていることがあるので注意が必要だ。水を張った大きめのボウルに20分ほど浸したあと、茎を持って水の中でふり洗いするとよい。

食べ過ぎに注意

ブロッコリーは、食物繊維をたくさん含んでいるが、消化されにくいので食べ過ぎには注意が必要だ。とくに生で食べる場合には、消化不良を防ぐため、よく噛んで食べたほうがよい。

妊婦や赤ちゃんは必ず加熱して

ブロッコリーに付着した土には、トキソプラズマ(※1)という寄生虫が存在する場合があるため、妊婦や赤ちゃんは生食を避けたほうがよい。食べる際にはよく洗い、しっかり加熱しよう。

3. ブロッコリーを生で食べると何が違う?

ブロッコリーを生で食べた場合のメリットや、加熱した場合との違いを見てみよう。

栄養をまるごと摂取できる

ブロッコリーを生で食べた場合、栄養を余すことなく摂取できるというメリットがある。栄養素によっては熱に弱いものや、水に溶け出してしまうものがあるため、茹でることで栄養が減ってしまうのだ。とくに水溶性のビタミンC(※2、※3)は、茹でると半減してしまう。

ポリポリとした食感を味わえる

ブロッコリーを生で食べると、茹でたときとは違うポリポリとした食感を楽しむことができるのだ。

4. ブロッコリーを生食するなら鮮度が大事!新鮮なものの選び方

ブロッコリーを生食でも美味しく食べるために、新鮮なブロッコリーの見分け方を解説する。

茎の切り口

生のブロッコリーを選ぶときは、茎の切り口を見て、空洞などがないかチェックしよう。切り口がみずみずしくて空洞がないものは、新鮮で、やわらかくて甘みがあるため、生食に向いている。

花蕾の形と色

ブロッコリーの花蕾の色が濃く、硬くしまっているものを選ぼう。花蕾の形がこんもりと盛り上がっているのもポイントだ。

5. ブロッコリーの生食おすすめメニュー

ブロッコリーを生で食べたい場合、どんなレシピがあるのだろうか。おすすめのレシピを紹介する。

スムージー

ブロッコリーをスムージーにするなら、バナナと組み合わせるのがおすすめだ。作り方は、生のブロッコリーとバナナを、牛乳、水、レモン汁などと一緒にミキサーにかけるだけ。バナナの甘みがブロッコリーのにおいを抑えてくれるので、飲みやすくなる。

ブロッコリーサラダ

おすすめは、生のブロッコリーにオクラとツナを合わせたサラダだ。ブロッコリーはしっかり洗い、小房に切っておこう。カットしたオクラは、電子レンジで40秒加熱したら粗熱をとり、みじん切りにした玉ねぎと一緒にボウルへ入れる。すべての材料と汁を切ったツナ缶、マヨネーズ、からし、砂糖を入れて混ぜれば完成だ。

ピクルス

ピクルスは長期保存ができ、付け合わせに使えて便利である。生のブロッコリーを洗って小房に分け、食べやすい大きさにカットしたにんじんや、パプリカなどと一緒にピクルス液に漬けておこう。

漬物

ブロッコリーの茎は捨ててしまいがちだが、房よりも栄養価が高いので残さず使おう。皮をむいたブロッコリーの芯をぬか床や味噌・醤油に漬けて漬物にするとよい。

6. ブロッコリーは生で冷凍保存も可能

ブロッコリーは、生のまま冷凍保存できるのをご存知だろうか。生で冷蔵保存する場合の保存方法と、生のまま冷凍保存をする方法を紹介する。

冷蔵での保存方法と期間

ブロッコリーを生のまま冷蔵保存する場合、表面の水分をよく拭き取ってからビニール袋に入れ、立てて保存をしよう。4〜5日ほどの保存が可能である。

冷凍での保存方法と期間

生のまま冷凍保存する場合は、まずブロッコリーを小房にカットし、ひとつひとつラップに包んで保存するとよい。冷凍では、およそ1ヶ月の保存が可能だ。

結論

ブロッコリーは加熱調理するのが一般的だが、じつは生でも美味しく食べることができる。生食する際は、新鮮なブロッコリーを選び、しっかり洗ってから調理しよう。生で食べることで、ブロッコリーの栄養をまるごと摂取できるので、ぜひ一度試してもらいたい。
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  • 更新日:

    2021年9月 4日

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