目次
1. トマトの湯むきのやり方:基本編

トマトの湯むきの手順や注意点を見てみよう。
トマトの湯むきの手順
まずは、トマトの湯むきの基本的な手順を紹介しよう。
- ヘタを取り、反対側に十文字の切れ目を入れる
- 熱湯に入れ、加熱する
- 冷水で冷やし皮をむく
トマトの湯むきの注意点
加熱時間は約5秒ほどで、トマトのサイズなどにより数十秒ほどかかる場合もあるので注意してほしい。引き上げのタイミングは、皮にしわが寄るくらいを目安にするとよいだろう。引き上げたあとはすぐに冷水につけ、皮を引っ張るようにむく。
2. トマトの湯むきのやり方:簡単な方法

トマトの湯むきの基本的な手順と注意点が分かったところで、今度は湯むき以外の簡単に皮をむく方法を見てみよう。
電子レンジで加熱して皮をむく
電子レンジでトマトの皮むきをする手順と注意点などを紹介する。
- ヘタをとりトマトに十字の切り込みを入れる
- ラップをしないで耐熱皿にのせ、600Wで30~40秒加熱する
- 取り出したら冷水で冷やし皮をむく
冷凍して皮をむく
冷凍してトマトの皮をむく方法は簡単で、まるごと凍らせたトマトを水に2~3分漬けるだけで簡単に皮をむくことができる。
直火で加熱して皮をむく
今度はコンロの直火で皮をむく手順を紹介しよう。お湯を沸かす手間が省けるので、1個だけむきたいときなどに便利なやり方だ。
- ヘタの部分にフォークなどをさす
- 向きを変えながらムラなく全体を加熱する
- 冷水で冷やし皮をむく
トマトのサイズや熟し方によって加熱時間が変わるので、状態を目で確認しながら加熱するようにしてほしい。
3. トマトの湯むきは必要?皮を取り除く理由

湯むき以外のトマトの皮のむき方が分かったところで、今度は皮をとる理由について見てみよう。
トマトの湯むきは食感向上が目的
煮込み料理などは皮があると食感が悪くなってしまうので、湯むきしたほうが美味しく食べられる。しかし必ず皮をむく必要はないので、気にならないならそのままでも大丈夫だ。
離乳食のトマトは皮があると消化しにくい
トマトの皮は消化が悪く、離乳食に使うときは皮をむいたほうがよい。また咀嚼力の弱い赤ちゃんには噛み切れず、喉に引っかかる危険がある。いつまで皮をむくべきかは、1歳~1歳半の離乳食完了期を目安にするとよいだろう。
4. 湯むきしたトマトの栄養はどうなる?

今度は湯むきした、トマトの栄養を見てみよう。
湯むきするとトマトの栄養は減少する
トマトに含まれる、ビタミンCやカリウムは熱に弱く、水溶性のため湯むきすると栄養が流れ出てしまう。リコピンやビタミンAは湯むきしても栄養は損なわれない。(※1)
湯むきでトマトの栄養を逃がさない方法
栄養を少しでも減るのを防ぎたい場合には、切れ目を入れないで湯むきすると防ぐことができる。また茹で汁でスープなどを作るとムダなく栄養を摂取できる。
5. 湯むきしたトマトの美味しい食べ方

湯むきしたトマトは、サラダにすると柔らかく食べやすいだろう。またトマトスープや、パスタのトマトソースなどにするのがおすすめだ。ソースやスープにする場合、湯むきをしたあとだと煮崩れやすいので短時間で美味しくなる。皮があるとどうしても食べたときに口に残りやすいので、好みで使い分けてみよう。また、サラダにする場合は湯むきしておくとカットしやすい。皮ありのままだと皮が包丁に引っかかってつぶれる場合があるが、湯むきをすればその心配もない。
6. 湯むきしたトマトの保存方法

湯むきしたトマトは保存袋などに入れ,、冷蔵か冷凍するのがよいだろう。保存期間は冷蔵で約2日、冷凍で約1ヶ月くらい保存できる。一度冷凍したトマトは水っぽいため、生で食べずスープなどにして食べるのをおすすめする。まるごと冷凍すると場所をとって邪魔になってしまう場合は、カットしてから冷凍してもよい。また、熟したトマトであればやや潰した状態で冷凍しておけば、ソースやスープ作りに便利である。
結論
トマトの皮をむくには基本的な湯むき以外に、さまざまなやり方があることが分かった。また、トマトの皮をむくことで食感がよくなり美味しく食べられる。これらを参考に、湯むきしたトマトをいろいろな料理に活かしてみてはいかがだろうか。
(参考文献)
※1参照:文部科学省食品データベース 「野菜類/(トマト類)/赤色トマト/果実/生」
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06182_7
※1参照:文部科学省食品データベース 「野菜類/(トマト類)/赤色トマト/果実/生」
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06182_7
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