1. 米一合は何グラム?何ミリリットル?

まずは米一合が「何グラムなのか」「何ミリリットルなのか」といった基本から確認しよう。
米一合は何グラム?
米一合の重さは、約150gである。キッチンスケールで測るときには「米一合=150g」としよう。
米一合は何ミリリットル?
米一合の体積は、約180mlである。米用の計量カップはおよそ180ml入るように設計されている。
2. 米一合の炊飯に必要な水の量

米を炊飯器で炊く場合、必要な水分量は炊飯器の釜部分に書かれている線を目安にすれば良い。しかし、土鍋などで炊くときにはどれくらい水を加えればいいかわからないだろう。そこで米一合を炊くのに必要な水分量をまとめておく。なお、必要な水分量は米の種類によって異なる。
1.白米に必要な水の量
白米一合(180ml)に対して、水は1.1~1.2倍ほど必要になる。200ml程度の水を用意しよう。
【ポイント】
新米の水分量も同じで良い。
2.無洗米に必要な水の量
無洗米一合(180ml)に対して、水は1.3~1.4倍ほど必要になる。230ml程度の水を用意しよう。
3.玄米に必要な水の量
玄米一合(180ml)に対して、水は1.5~1.6倍ほど必要になる。300ml程度の水を用意しよう。
4.もち米に必要な水の量
もち米一合(180ml)に対して、水は同じくらい必要になる。180ml程度の水を用意しよう。
3. 米一合の浸水後・炊き上がり後の重さ

米を炊く前には水に浸水させることが多い。これにより水を吸った米は重くなる。また、炊飯後はもっと重くなる。ここでは米一合の浸水後・炊き上がり後の重さについて確認しよう。
米一合を浸水させたときの重さ
浸水後の米一合の重さは、約200gである。浸水させることで1.33倍程度重くなるとされている。
米一合の炊き上がり後の重さ
炊き上がり後の米一合の重さは、約300~350gである。炊飯することで2~2.3倍程度重くなる。
4. 米一合は何人前のご飯になるのか?

米一合を炊飯すると、約300~350gになる。小盛り茶碗(100~120g)の場合は3杯分、普通茶碗(150g)の場合は2杯程度、大盛り茶碗(200~250g)の場合は1.5杯程度となる。また、一般的なおにぎりは100g程度であるため、米一合で3個程度のおにぎりを作ることが可能だ。
5. 米一合のエネルギーと糖質量

文部科学省の「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」(※1)によると、米一合(150g)のエネルギーと糖質量はそれぞれ513kcal、115.6gとなっている。米は主食でありエネルギーが高く、糖質量が多いため、食べ過ぎるとエネルギー過多になる恐れがあるため注意しよう。
結論
米は一般的に米用カップで計量するため、その重さを意識することは少ない。しかし、米一合分の重さや体積を知っておくと、米用カップやライサーがないときにも測れて便利だ。もし一合の重さや必要な水分量が分からなくなってしまったら、改めてこの記事を参考にしてみよう。
(参考文献)
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/
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