1. にんじんの切り方:基本の切り方の種類
にんじんの基本的な切り方の種類、名前、特徴を紹介する。
にんじんの短冊切り
薄い長方形に切るのが短冊切りである。まずにんじんを洗い、包丁かピーラーで皮をむいてヘタを切って下準備をしよう。次に長さ4?5cmに切り、切断面を下にして縦に置き、幅1cmくらいに切る。短い辺を上下にして約1mmの薄さに切れば完成だ。
にんじんの千切り
幅1mmくらいに細長くするのが千切りだ。長さ4?5cmにカットし、切断面を下にして1?2mmくらいの薄さに切る。短い辺を上下にして1?2mm幅で切ると完成。少しずらしながら重ねて並べると切りやすい。
にんじんの輪切り
断面を輪の形にするのが輪切りだ。切り方はにんじんを横向きに置いて等間隔で切る。料理によって厚さを変えるといい。
にんじんの乱切り
細いほうから斜めに包丁を入れて切り、90度回して切り口を上にして置く。もう一度斜めに包丁を入れる。これを繰り返して不ぞろいに切っていこう。太いほうは縦半分に切り、細いほうに合わせて一口大に切るのが上手に切るコツだ。
にんじんのみじん切り
みじん切りは2mm×2mmくらいに細かくする切り方だ。まず横向きに置いて長さ4?5cmにする。次に切断面を下にして縦に置き、2mmくらいに薄く切ろう。短い辺を上下にして、少しずつずらしながら重ねて並べ、太さ2mmくらいの千切りにする。千切りにしたにんじんを横向きにして2mm幅に等間隔で切ったら完成だ。
にんじんの薄切り
2mmほどに薄く切るのが薄切りだ。横向きに置いたにんじんを半分に切り、切ったにんじんを縦向きにしてさらに半分にする。次に切断面を下にして斜めに切ろう。斜めにすると長さの調節がしやすいのでおすすめだ。
にんじんの細切り
細切りとは幅3mmくらいに細長くする切り方だ。まず長さ4?5cmに切る。次に切断面を下にして縦向きに置き、3mmくらいに薄くスライスする。短い辺を上下にしてずらしながら重ねて並べ、3mm幅で切れば完成だ。
にんじんの半月切り
半月のような形に切るのが半月切りだ。横向きに置いて半分に切り、縦方向にも半分に切る。あとは等間隔に切っていくだけだ。
にんじんのいちょう切り
半月をさらに半分に切っていちょうの葉の形にしたのがいちょう切りだ。まず横向きに置いて半分に切る。次に縦方向に半分に切り、さらに縦方向に半分に切る。あとは等間隔に切れば完成だ。
2. 料理に合わせたにんじんの切り方
料理に合わせたにんじんの切り方を紹介する。
カレーやシチューのにんじんの切り方
カレーやシチューに向いているにんじんの切り方は乱切りだ。不規則に切る乱切りは、繊維を断ち切るので断面の面積が大きくなり、味がしみ込みやすくなる。
鍋のにんじんの切り方
鍋に入れるにんじんに合う切り方はいくつかある。もしも迷ったら厚さ1cmくらいのいちょう切りがおすすめだ。火が通りやすく美味しく食べられる。見た目を華やかにするなら、花やハートの形の飾り切りもいい。そのほかにもピーラーで皮をむくように削ぐ方法もある。火が通りやすく味もしみ込みやすいのでこちらもおすすめだ。
雑煮のにんじんの切り方
お正月に食べる雑煮には季節感を演出する飾り切りがおすすめだ。梅などの花をかたどったにんじんは、料理をより美しく見せてくれる。
バーベキューのにんじんの切り方
バーベキューのにんじんの切り方は、厚さ1cmくらいの斜め切りにすると火が通りやすくていい。さらに火が通りやすくするために下準備をしておくのもおすすめだ。耐熱ボウルに入れて、爪楊枝が通る硬さになるまで電子レンジで温めよう。
焼きそばのにんじんの切り方
焼きそばには火が通りやすく、味がつきやすい短冊切りが適している。繊維に沿って切るため歯ごたえが残り食感も楽しめるがこの切り方のメリットだ。
マカロニサラダのにんじんの切り方
マカロニサラダ用のにんじんの切り方は火が通りやすい千切りがおすすめだ。シャキシャキの食感はやわらかいマカロニと相性がいい。
3. にんじんのかわいい切り方
型抜きなしでできるにんじんのかわいい切り方とコツを紹介する。
にんじんの花の切り方
- 輪切りにしたにんじんに、切込みを5ヶ所等間隔に入れる。
- 花びらの形になるように切込みを入れて形を整える。
- 中心に向かい、外側が深めで内側に向かうほど浅く切り込みを入れる。
- 花びらの表面を斜めに削ぐように切る。
これは「ねじり梅」と呼ばれるにんじんの切り方だ。ほかにもいろいろな花の切り方があるが、この方法はとくに使用頻度が高いので覚えておくと役に立つだろう。
にんじんのハートの切り方
- にんじんをいちょう切りにする。
- 外周の真ん中あたりに切れ目を入れる。
- 2で入れた切れ目に向かい、丸みをつけながら切り落とす。
- 扇状の両端も丸みをつけながら切り落とせばハートの完成だ。
結論
にんじんの切り方は種類が豊富だ。火が通りにくい野菜だが、切り方次第で扱いやすくなる。料理によって切り方を変えれば、よりいっそう美味しく食べられるのも魅力だ。飾り切りをすれば、美味しさだけでなく見た目も華やかになる。にんじんのいろいろな切り方を覚えれば食卓もより華やかになり、料理もますます楽しくなるだろう。
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