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ターメリックって何者?黄色の正体やターメリックライスの作り方

ターメリックって何者?黄色の正体やターメリックライスの作り方

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2021年10月 9日

インド料理などによく使われているターメリックとは、どのような食材なのだろうか。スパイスとして取り扱われているが、その正体についてはあまり知られていない。本記事では、ターメリックとは何なのか解説し、おすすめの使い方についても紹介する。

  

1. ターメリックの基本

ターメリックは、インドカレー、またカレーに添えられるライスに使われることが多い。鮮やかな黄色が特徴のターメリックとは何か、詳しく見ていこう。

ターメリックとは?

スパイスとして流通するターメリックの原料は、ショウガ科の植物の根茎である。成熟した根茎を収穫し、水洗いして加熱し乾燥させてから、パウダー状に粉砕して作られる。単独で販売されるほか、カレー粉の原料としても使用される。インドなどの熱帯アジアを原産とし、黄色い見た目と土っぽい香りが特徴だ。
主にカレーなどのインド料理に用いられ、色付けや風味付けのほか、複数のスパイスをブレンドする際になじみをよくする役割もある。また、土っぽい香りは加熱することで弱まる。

ターメリックとうこんの違いは?

ターメリックの和名は「うこん」である。しかし、うこんにはさまざまな種類があり、必ずしもターメリックとうこんが同一のものというわけではない。
ターメリックは、うこんの代表的な種類の一つである「秋うこん」を原料としたスパイスだ。つまり、ターメリックはうこんの一種ということになる。主に漢方や健康食品として取り扱われているうこんは「春うこん」といい、苦みと黄色味がより強い。主に食用として使用される秋うこん(ターメリック)と春うこんは別の植物のため、特徴も用途も異なるのだ。

2. ターメリックのカロリー

ターメリックのカロリーは、100gあたり336kcal(※1)である。たとえばターメリックライス2人分に使用する量は小さじ1/4(約0.5g)ほどが目安となる。1食あたり1kcalにも満たない計算となるため、一般的な量であればカロリーはほとんどないと考えてよいだろう。

3. ターメリックの効果

ターメリックは健康食品ではなくスパイスとして用いられるが、伝統療法や民間療法ではさまざまな効果があるといわれてきた。たとえば、関節炎や皮膚炎、消化器障害、呼吸器感染症などの症状や疾患に用いられてきた背景がある。
ただし、このような健康に関する効果については科学的に解明されていない。数多くの研究が行われてきたが、ターメリックが健康上の問題に有益であることは明確に結論付けられていないのだ。また、過剰摂取や長期摂取による健康被害のリスクも指摘されている。通常の使用量をスパイスとして楽しむことは問題ないが、健康効果を期待して過剰摂取することは控えよう。(※2、3)

4. ターメリックの黄色の正体

ターメリックライスなどを黄色く色付けるのは、「クルクミン」という成分である。ターメリックの原料となるショウガ科植物の根茎に蓄積している。
クルクミンは、黄色い色素のもととなるポリフェノール化合物クルクミノイドの主要成分だ。ポリフェノールには抗酸化作用があるため健康への効果が期待されるが、人の生体内での効果については不明である。そのほかクルクミンのさまざまな効果に関しても、研究途中の段階だ。(※4)
脂溶性の成分のため、油とともに加熱することでより鮮やかになり色付けしやすくなる。そのため、ターメリックは具材を炒める前、炒めはじめなどに加えることが推奨されている。

5. おすすめのターメリックを使用した料理

ターメリックは、主にインドカレーやターメリックライスに使用されるが、ほかにも下記のようなさまざまな料理に使うことができる。
  • スープ
  • 野菜のソテー
  • 肉料理
  • 魚のムニエル
  • パエリア(サフランの代用として)
  • フライ
また、インド料理のほかにも、ベトナムのバインセオ(お好み焼き)やインドネシアのソトアヤム(鶏肉のスープ)など東南アジア料理との相性がよい。風味よりも色付けが目的のスパイスのため、入れ過ぎに注意しながら効果的に使おう。

6. 炊飯器を使ったターメリックライスのレシピ

炊飯器で簡単に炊ける、基本のターメリックライスの作り方を紹介する。材料は、米、ターメリックパウダー、バター、塩(コンソメでもよい)だ。ターメリックの量は、米2合に対し小さじ1/2~1を目安に好みで調整しよう。バターを10g程度加えることで、風味と発色がよくなる。
  • 米をとぎ、通常通りの水とともに炊飯器に入れ浸けておく。
  • ターメリックパウダー、バター、塩を加えて全体を軽く混ぜる。
  • 通常通り炊飯する。
  • 炊けたら全体を混ぜ、バターをなじませる。
  • しばらく蒸らしてから、器に盛る。

結論

ターメリックはうこんの一種から作られるスパイスで、最大の特徴は鮮やかな黄色である。土臭さやほのかな苦みは加熱すると和らぐため、風味よりも料理の色付けを目的に使うとよい。健康効果については科学的に解明されていないため、あくまでも料理を楽しむために用いることをおすすめする。ターメリックライスをはじめ、使い方は簡単だ。さまざまな料理に活用してみてはいかがだろう。
(参考文献)
※1出典:フーヅフリッジ株式会社 SB セレクトスパイス ターメリックパウダー 1kg 袋
https://foodsfridge.jp/ja/show?product_code=722163000

※2出典:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』eJIM「ウコン」
https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/46.html

※3出典:公益社団法人 日本医師会「ウコンについて」
https://www.med.or.jp/people/knkshoku/ukon.html

※4出典:ライナスポーリング研究所日本微量栄養素情報センター「クルクミン」
https://lpi.oregonstate.edu/jp/mic/%E9%A3%9F%E4%BA%8B%E6%80%A7%E5%9B%A0%E5%AD%90/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E6%80%A7%E5%8C%96%E5%90%88%E7%89%A9/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9F%E3%83%B3
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  • 更新日:

    2021年10月 9日

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