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いちごの保存方法を解説!常温・冷蔵・冷凍の正しい保存方法とは?

いちごの保存方法を解説!常温・冷蔵・冷凍の正しい保存方法とは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

鉛筆アイコン 2021年10月13日

いちごは、フルーツのなかでもデリケートなことで知られる存在だ。価格も高めなので、余すことなくいただきたいというのが本音だろう。今回はそんないちごの保存方法を徹底解説する。実はあまり知られていないが、常温保存できるケースもあるらしい。定番の冷蔵保存はもちろん、冷凍保存の方法にも言及していきたい。

  

1. いちごの保存に適した温度は?

いちご
真っ赤な色と甘酸っぱい味わいが人気のいちごは、フルーツのなかでも柔らかく、デリケートな存在だ。スーパーでは、プラスチックのパックに入れられ、果物コーナーに並べられていることが多い。
保存に適した温度はいちごの状態によって異なるが、スーパーで買ってきたものに関しては、野菜室で冷蔵保存するのが基本である。野菜室の温度は、家電メーカーによって異なるがおよそ3~8℃なので、これをいちごを保存する適温といいかえることもできる。

2. いちごの常温保存方法

いちご農園で育つ新鮮ないちご
スーパーで買ってきたいちごに関しては、冷蔵が基本と述べたが、実は常温で保存できるいちごも存在する。その基準は新鮮なもの=収穫仕立てのものだ。いちごは路地やハウスで栽培されているので、採れたてのものを急に冷蔵すると急激な温度変化を与えることになってしまうのだ。また乾燥すると水分が蒸発し、採れたて特有の美味しさを享受することができない。
ただし、常温とはいっても暖房の入った部屋で保存するのは、NGだ。風通しのいい涼しい場所で、温度は15℃以下が適温だ。いちご狩りや直売所で買ってきた、特に新鮮ないちごにのみ通用する保存方法と言えるだろう。

保存方法

  • 傷んだり傷ついたりしているいちごをとりのぞく
  • キッチンペーパーを敷いた保存容器にヘタを下にして、重ならないよう並べる
  • 上からもキッチンペーパーを被せ、ふんわりとラップをして保存する

保存期間

長くても2日。それ以上置く場合は、冷蔵庫に保存することをおすすめする。この保存方法は、新鮮な味わいを楽しむためのもの。1日で食べきれない場合は、冷蔵庫保存の方が無難といえるかもしれない。また、適切な環境下でなければ、傷む可能性もあるので注意したい。

3. いちごの冷蔵保存方法

テーブルの上のミニカートとトレイに並べた山盛りのいちご
スーパーで販売されている多くのいちごは、収穫から数日経過しているので、購入後は冷蔵庫で保存するのが安心だ。またいちごが旬を迎える冬から春は、寒さゆえ暖房を使っているため室温が高いことも多い。この点からも冷蔵保存が適切だと言えるだろう。買ってきたパックのままだといちごが重なっていることもあり、より傷みやすくなるので、まずはパックから出すのが先決だ。とはいえ、いちごは決して洗わない、切らないこと。ここでは保存方法を工程ごとに詳しく解説していこう。

傷んでいるものを取り除く

いちごは傷んでいるものを一緒にしておくと菌がひろがって、傷んでいるものが増殖することがある。
  • カビが生えているもの
  • 表面に傷がついているもの
  • 潰れているもの
  • 変色しているもの
  • 変な臭いのするもの
これらは傷んでいるため、取り除くことが重要だ。傷み始めるとぐちゃっと手で潰せるなど、柔らかくなる傾向にある。

保存容器にキッチンペーパーを敷き詰める

フタつきの保存容器にキッチンペーパーを敷く。ここに重ならないようにいちごを並べるのが重要だ。キッチンペーパーは、傷みの原因となりうる余分な水分を吸い取る効果がある。

ヘタを下にして保存

ヘタを下にする理由は、逆にするといちごの形状上、果肉部分が潰れてしまうから。ヘタは取らず、そのまま保存するほうがいい。あとは保存容器のフタをして冷蔵庫の野菜室に入れればOKだ。

保存期間

温度変化が少ない場合は、1週間程度日持ちするが、なるべく早く食べたほうが無論、美味しくいただくことができる。また、日常的に料理をするために冷蔵庫の開け閉めが多い場合は、これよりももっと短い期間になるので注意が必要だ。アルミホイルに包んで保存するという裏ワザを使うと、場合によっては10日ほど日持ちすることもあるらしい。

4. いちごの冷凍保存方法

冷凍いちご
いちごがたくさんで、食べきれない!という嬉しい状況ならば、長期保存ができる冷凍をおすすめする。この場合は、常温、冷蔵とは異なり、洗ってヘタをとってから冷凍にするのが正解だ。キッチンペーパーでしっかりと水気を取ったものを使うことも鉄則だ。こちらも工程ごとに詳しく説明していこう。

砂糖をまぶす

いちごの水分を逃さないよう、いちごのまわりに砂糖をまぶす。また砂糖をまぶしておくと冷凍で甘みを感じにくくなったいちごを美味しくいただくことができるといったメリットも。表面が砂糖で覆われるよう丁寧に行うといい。

アルミホイルで包み、冷凍

1粒ずつラップで包んで冷凍する。少々面倒だが、1粒ずつ包むとより保存性が高まる。さらに厳重にホイルで巻いてもいい。

保存期間

保存期間の目安は、1ヶ月ほど。ただし、こちらもなるべく早く食べ切ることをおすすめする。

5. 冷凍したいちごの解凍方法

冷凍いちご
冷凍保存したいちごを生のいちごに戻すことは、できない。冷凍したいちごは、冷凍したいちごとして食べる、調理するのが正解だ。

全解凍は不向き

冷凍保存したいちごを全解凍するとべちゃっとした食感になり、美味しさは半減する。これはいちごの水分が、すべて外に出てしまうから。全解凍した場合はジャムやソースにするといい。

半解凍で美味しく食べる方法

冷凍保存したいちごのおすすめの食べ方は、半解凍でシャーベットのようにして食べるもの。解凍具合によってしゃりしゃりとした食感とねっとりとした食感を楽しむことができる。そのほか、スムージーの具材にしたり、ソーダやスパークリングワインに加えたりして楽しむ方法も!

結論

いちごの保存の基本は、冷蔵保存である。常温保存できるものは、新鮮なものに限る。どちらも、傷みの原因となる水分を取り除くよう、洗わないこと、そしてキッチンペーパーを敷いた保存容器に重ならないよう並べるのが基本だ。いちごを冷凍保存する場合は、シャーベットのようにして食べるのがおすすめだ。手間はかかるが、いちごをひとつずつラップに包むとより食べやすい。
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  • 更新日:

    2021年10月13日

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