1. 乱切りとは?

乱切りとは、にんじんやごぼう、大根など、長い形状の野菜を回しながら斜めに切る調理方法だ。回しながら切るので、乱切りではなく回し切りと呼ばれることもある。長い形状の野菜以外にも、じゃがいもやトマトなど、丸い野菜に対しても行うことがある。角度を変えながら一口大の大きさに切っていくので、不規則な形になるのが特徴だ。にんじんなどを乱切りするときには大きさをそろえて切ることがポイントとなる。断面が大きいため火が通りにくいにんじんでも、比較的早く火を通すことができる。
2. にんじんの乱切りのやり方

にんじんの乱切りのやり方についてのポイントや注意点についてみていこう。
ヘタを切り落とす
まずはにんじんのへたを切り落とそう。このときにへただけでなく、にんじんのひげが生えている先端の部分も一緒に切り落とそう。
皮をむく
にんじんの上下を切り落としたら次は皮をむこう。ピーラーなどをつかうと皮をむきやすい。
細い方から斜めに切る
ここからはにんじんの切り方の説明だ。にんじんを乱切りにするときは細い方から斜め45度を目安として切り進めていこう。
にんじんを回しながら斜めに切る
包丁を持っていない方の手でにんじんを手前に転がしながら、切る、転がす、を繰り返す。一口大を目安に乱切りすることがポイントだ。にんじんを転がすときの目安は約90度。転がしたときに切り口が真上を向くことを目安とするといいだろう。
太い部分は半分に切り、斜めに切る
細い方から切り進めたにんじんは大体半分くらいまで切ると、一口大にならなくなってくる。そうしたらにんじんの太い部分をまずは縦半分に切り、切り口を下に向け、左右交互に斜めに切り進めよう。もちろん縦半分に切る必要がないときは無理に2等分せず、切り進めて大丈夫だ。
3. 乱切りしたにんじんの保存方法

にんじんは冷凍保存することができる。ポイントや注意点などについてみていこう。
茹でてから冷凍保存しよう
にんじんはまるごと冷凍保存することもできるが、使うときに不便なので、あらかじめにんじんの下処理をしておくとよい。たとえば、乱切りしたにんじんを保存するときには、一度にんじんを下茹でしてから、冷凍用保存袋などに入れて冷凍することをおすすめする。下茹でするときは、茹で時間を短めにすることが大切だ。
冷凍保存方法
乱切りしたにんじんを冷凍保存するときは、冷凍用保存袋などにいれ、なるべく薄く平らになるように保存しよう。下茹でしたにんじんの水気をしっかりと拭き取って冷凍しないと水っぽい味になってしまうので、注意が必要だ。
解凍方法
冷凍したにんじんを解凍するときは、必要な量だけを冷凍用保存袋から取り出し、凍ったまま加熱調理しよう。炒め物はもちろん、煮物や汁物などいろいろな料理に使うことができる。
保存期間
乱切りしたにんじんを冷凍保存したときは、なるべく1ヶ月以内に使い切るようにしたほうがよい。業務用冷凍庫などで保存されている市販のものとは違い、家庭用冷凍庫は設定温度が高いうえに、開け閉めなどによって冷凍庫内の温度が上がり、霜がついてしまう場合があるからだ。
結論
今回はにんじんの乱切りのやり方や、保存方法について紹介した。乱切りにすれば、火が早く通るという利点がある。また、乱切りをして余ったにんじんは、冷凍保存することができ、時短などにもなるのでとても便利だ。ポイントをしっかりと押さえてにんじんを使った料理を楽しんでほしい。
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