1. にんじんのゆで方の基本

今まで、何となくにんじんをゆでていた人も、基本のゆで方を知れば、よりにんじんを美味しく味わうことができるだろう。気になるゆで時間やゆでた際の栄養などについて詳しく見てみよう。
にんじんを加熱することで期待される効果
にんじんは、加熱することで、中まで火が通り料理に使いやすくなる。さらににんじんを加熱する際は、ゆっくりと火を通すことでにんじん本来の甘みが増す。
ゆでると栄養はどうなる?
にんじんは加熱することで、にんじんに含まれているβカロテンの吸収率が高くなる。しかしゆでることで、栄養素が水に溶け出してしまうので、ゆでる際はまるごと1本ゆでたり、大きめにカットしてゆでるのがおすすめだ。さらに溶け出した栄養素も無駄なく摂取するために、煮汁ごと味わえるスープなどにするのがいいだろう。
ゆで時間の目安とゆで具合の確認方法
にんじんは切り方や大きさによってもゆで時間の目安が変わってくるが、にんじんをゆでる場合の目安は約20分だ。ゆで具合の確認はにんじんに竹串をさして、スッと竹串が通るぐらいがいいだろう。
ゆでる時におすすめの切り方
にんじんをゆでる際は、作る料理に合わせた切り方をするのがいいだろう。基本的にゆでやすい切り方は輪切りだ。厚さを一定にすることで、均一に火が通りやすい。
2. サラダに合うにんじんのゆで時間

にんじんは彩りも鮮やかなのでサラダに入れるのもおすすめだ。にんじんをサラダに入れる際のゆで時間について紹介しよう。
湯通しする場合
にんじんの歯ごたえを活かしたサラダにするのなら、湯通しするぐらいが丁度よい。細く千切りにして熱湯をまわしかけるだけで完成する。香りや栄養も損なわずにんじんをサラダで楽しめるだろう。
レンジの場合
にんじんを簡単にゆでたい場合は、電子レンジを使うのがおすすめだ。時間も短時間で火が通る。輪切りにしたにんじんを耐熱容器に入れ、水を大さじ1杯ほどかけてラップをする。にんじん(中)1本分だと、2~3分ほどで加熱できる。
ゆでる場合
にんじんは水の状態からゆっくりゆでると、甘みが増すといわれている。まるごとのにんじんをゆでてからサラダに使いやすいようにカットするのもいいだろう。
3. にんじんを保存する場合のゆで時間

にんじんは、食べきれない場合にゆでて保存するのがおすすめだ。にんじんの正しい保存方法を知って、美味しくにんじんを味わおう。
にんじんは「ゆでて冷凍保存」がおすすめ
にんじんを冷凍する際は、まるごと冷凍してしまうと使う時に不便だ。そのため、調理しやすいようにカットしてからゆでて冷凍するのがおすすめだ。ゆでてから冷凍しておくことで、使う時に加熱時間の短縮にも繋がる。
ゆで時間は短めに固く仕上げよう
にんじんをゆでて冷凍する場合は、ゆで時間を短くし、固めにゆでておくことが大切だ。解凍した後に再度加熱して使うことを考えて、沸騰した湯で1分ほど固めにゆでる。さらにゆでたにんじんは、水気をしっかり拭き取ってから冷凍するようにしよう。
保存する時におすすめの切り方
にんじんを冷凍保存する際は、みじん切りや千切り、薄切りなどにしておくのがおすすめだ。大きめに切って冷凍してしまうと、にんじんの筋っぽさが目立ってしまうからだ。できるだけ小さくして冷凍しておくことで、解凍した際も食感の違いが気にならずに味わえる。
結論
にんじんをゆでる際は、用途に合わせてゆで時間を変えるのがおすすめだ。サラダなど食感を残したい場合は、サッと湯通しするぐらいにするのがいいだろう。さらにゆでてから冷凍保存する場合は、小さめに切って固めにゆでておくことで、食感を残して冷凍保存することができる。それぞれの使い方に合わせてにんじんのゆで方を変えてみてもらいたい。
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