1. ほうれん草を鍋でゆでる理由

ほうれん草は生で食べることはおすすめできず、したゆでをするほうがよいとされている。
アクが強い
ほうれん草はアクが強いので、基本的にしたゆでが必要だ。アクとはシュウ酸と呼ばれる物質のことで、過剰に摂取すると尿路結石の原因になるといわれている。シュウ酸は水溶性のため水を使わない調理では除去することができないので、炒める場合でもしたゆでするのがおすすめだ。(※1)
2. ほうれん草を鍋でゆでる方法

ほうれん草にはアクがあるため、したゆでをしてから食べるのがよいことが分かった。ここでは、ほうれん草の鍋でのゆで方を見ていこう。
根元を中心に洗う
ほうれん草の根元には泥がついている場合が多いので、根元を中心によく洗うようにしよう。
根元に十字の切り込みを入れる
根元の太いものは火が通りやすくなるように、十字に切り込みを入れるのがおすすめだ。このときに輪ゴムをかけて束ねておくと、後で切り落とすときに楽になる。
ゆでる
ほうれん草1束(約200g)を鍋でゆでる場合は、約1Lの沸騰したお湯で茎だけを先にゆでる。そのあと、全体を沈めて裏返してからさらに湯がくようにしよう。
ゆで時間
ゆでる時間は茎だけで30秒ほどで、全体を沈めてからは片面15秒ずつゆでるのがよい。ほうれん草は、茎と葉では硬さが違うためゆで時間も異なる。
色止めする
ゆで終わったら、すぐ冷水で冷やして色止めをする。冷めたらアクを取り除きながらしっかりと絞るようにしよう。
3. ほうれん草をレンジでゆでる方法

ほうれん草に含まれるビタミンCは、水溶性のためゆでるとお湯に溶け出してしまう。しかしレンジ加熱すると、栄養の流出を抑えられる。ここでは、レンジでほうれん草をゆでる方法を見ていこう。
ほうれん草に塩をまぶす
ほうれん草1束に対して、塩をふたつまみまぶす。
電子レンジで加熱する
電子レンジで加熱する際のワット数と加熱時間は、ほうれん草1束あたり600wで約3分を目安にしよう。
熱が均等になるよう混ぜる
加熱が終わったら熱が均等になるように、できあがったものを混ぜるようにするのがポイントだ。
冷水で冷やす
加熱後は冷水で冷やすようにし、冷めたらアクを抜くようによく絞るようにしよう。
4. ゆでたほうれん草の使い方

鍋や電子レンジでほうれん草をゆでる方法が分かったところで、今度はゆでたほうれん草の使い方を見てみよう。
おひたしで手軽に一品
ゆでたほうれん草を食べやすいサイズにカットして、醤油とかつおぶしを和えるだけで簡単におひたしを作ることができる。また、醤油・砂糖・ゴマを和えた、ほうれん草のゴマ和えもおすすめだ。
冷凍保存する場合
ほうれん草を冷凍保存する場合は、小分けにラップで包み保存袋に入れて保存しよう。霜がつかないように平たく入れ、よく空気を抜くのがポイントだ。ほうれん草は解凍すると水が出るので、食べる前にもう一度水を切るようにしよう。
結論
ほうれん草はアクが強いため生で食べるのはおすすめできない。アクとはシュウ酸のことで、過剰に摂取すると尿路結石になる可能性があるので、ゆでて食べるようにしよう。また、鍋だけでなくレンジでゆでることも可能だ。この記事を読んで、ほうれん草を食べる際の参考にしてはいかがだろうか。
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