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ほうれん草の正しい保存方法。レシピも広がる賢い保存術

ほうれん草の正しい保存方法。レシピも広がる賢い保存術

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年3月 2日

葉物野菜のうちでも、特に新鮮なうちに食べきりたい、ほうれん草。水分がどんどん逃げてしまうので保存する時は気を配りたい。葉がしなびたり、ベチャベチャになったりしないように、正しい方法で保存して、鮮度をキープしよう。

  

1. 冷蔵庫で1週間

ほうれん草は冷蔵庫で正しく保存すれば、1週間はもつ。まず、たっぷりの水につけてサッと洗い、水けをよく拭きとる。乾いたらキッチンペーパーで包み、根元からポリ袋に入れる。コツは、キッチンペーパーが乾いた状態であること。ポリ袋の口を閉じるときは軽めにし、葉が呼吸できるようにしておこう。保存するときは野菜室に立てた状態で。ドアポケットに立ててもいいだろう。

じつはこのほうれん草、葉からどんどん水分を放出する野菜。葉を包むキッチンペーパーが濡れていると、葉から出る水分とペーパーの水分とで、水分が多すぎて蒸れてしまう。余分な水分は傷む原因となり、葉がしなびたり、逆にヌルッとしたりして、台無しに。乾いたペーパーでなら、葉から出る水分を吸収し、ポリ袋内でほどよい湿度が保たれ、葉の乾燥を防ぐことができるというわけだ。

冷蔵庫から取り出したら、早めに料理を。ほうれん草の根元に包丁で十文字に切れ目を入れ、泥をよく洗い流す。塩少々を入れた熱湯に根元から入れ、全体を短時間でサッと茹でよう。茹であがったら根元を上にして束を揃えてつかみ、根元から葉にかけてギュッと絞る。適当な大きさに切って、その日のうちに使いきろう。

2. 干せば1ヵ月

購入後すぐに使わない場合ほうれん草は、干し野菜としても保存することができる。まず、根元の土をよく洗い流す。1つの株をいくつかに分けて、入り込んでいる土をていねいに洗おう。切らない状態で保存する時は、根を上にしてフックに引っかけて吊り下げて干すだけ。洗う時に1本ずつバラバラにしてしまうと、フックに引っかけられなくなるので注意しよう。風通しのよいところで、2~3日ほど吊り下げておけば完成だ。

また、荒みじんに切ったものを干せば、みそ汁やスープの具、ピザのトッピングやオムレツなどに、簡単に使うことができる。洗った後に1cmほどの荒みじんに切り、重ならないようにザルに広げて2~3日天日に干す。葉がカサカサした状態になれば出来上がり。保存ビンや保存袋に入れれば、冷蔵庫なら1週間、冷凍庫なら1ヵ月は日持ちする。

3. ペーストにして2~3週間

ほうれん草はペースト状にして保存しておけば、ポタージュやパスタ、カレーなどにすぐに利用できるので便利だ。ミキサーかフードプロセッサーがあれば簡単に作ることができるので、挑戦してみよう。

まず、ほうれん草2把を塩少々で茹でる。柔らかくなったら水気を絞り、2cmほどのざく切りにする。ミキサーかフードプロセッサーに入れてペースト状にすれば完成。冷凍用の保存袋に平らに入れて冷凍すれば、2~3週間保存することができる。

このペーストに、牛乳やバター、コンソメを加えて煮れば、栄養たっぷりのポタージュの出来上がり。ベーコン、タマネギ、チーズを加えてパスタにからめれば、グリーンパスタが簡単にできるなど、ほうれん草のペーストは応用がきいてじつに使い勝手がいい。

結論

傷むのが早いと思われがちなほうれん草だが、きちんと正しく保存すれば、鮮度を長持ちさせることがわかった。また、干したりペーストにしたりなど、ちょっと目先を変えて保存すれば、手軽に利用しやすくなり、料理のレパートリーが広がる。ほうれん草の旬は冬。ビタミン野菜が不足しがちな季節の大切な栄養源として、ぜひ上手に活用してほしい。
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  • 公開日:

    2020年3月21日

  • 更新日:

    2021年3月 2日

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