1. トマトの切り方
トマトは生はもちろん、煮込んでミネストローネのようなスープにしたり、牛肉や玉ねぎと一緒に炒めたり、たこ飯にトッピングしたり、いろいろな料理で味わえるのが魅力のひとつだ。ところで皆さんはトマトの切り方を何種類くらいご存知だろうか。ここでは一般的なトマトの切り方を紹介しよう。ここでは皮付きトマトを使う切り方を紹介する。
くし切り
包丁でトマトを縦半分に切る。包丁を入れてVの字にへたをとる。切り口を上にしておく。半分にカットし、角から包丁を入れて4等分に切っていく。トマトの大きさや調理方法により、4?6等分にしても構わない。
輪切り
トマトのへたのまわりに包丁の刃先を斜めに刺す。ぐるりと1周させて、へたをくり抜く。あとは端から一定の幅に切っていけばよい。
半月切り
輪切りのようにへたをくり抜く。縦半分に切り、切り口を下にしておく。あとは調理に応じた厚さに端から切ればよい。
角切り
へたをくり抜いたトマトを横にして、包丁を前後に動かしながら1cm幅に切る。トマトを倒し、2枚ずつ重ねて縦と横にスライスすればよい。サラダに使うなら1.5?2cm角に、ソースやスープの浮き実にするときは、1cm角を目安にするとよい。
ここでは皮付きトマトの切り方を紹介したが、皮をむいて調理する人もいるだろう。念のためトマトの皮をむく方法も紹介しておこう。トマトの皮は包丁ではむきにくいため、熱を利用してむくとよい。まずトマトのへたのまわりに包丁の刃先を斜めに刺す。ぐるりと1周させて、へたをくり抜く。ただし完全にくり抜かず、つけたままにしておくこと。次にへたの反対側の中央に十文字の切れ目を浅く入れる。鍋に湯を沸かし、トマトのへたを上にしてお玉にのせて入れる。皮が少しむけはじめたら取り出して冷水にとる。最後にへたを取って裂け目から皮をむけばよい。
2. トマトの種が崩れない切り方
トマトを切るときに、どうしても種が飛び出してしまう......という経験はないだろうか。とくに何も気にせずトマトをカットすると、種がじゅるんと流れ出ることはありがちだ。ここではトマトの種が崩れない切り方を紹介しよう。知っているようで意外と知らない種が飛び出さない切り方とは?
種がでないくし切り
種が飛び出さず崩れない切り方のポイントは、へたのくぼみにそって切ることだ。先述した方法では包丁を入れてVの字にへたをくり抜いたが、ここでは緑色のへたのみをとる。へたをとってみると、くぼんでいるところが確認できるだろう。次にへたのくぼみに沿って包丁を入れていく。ただしくぼみは、放射線状にキレイに入っているわけではない。まず試しにひと切れ、くし切りにするとよい。断面を見ると、ほとんど種が飛び出していないはずだ。あとは同じように、くぼみに沿ってくし切りにすればよい。注意するポイントはくぼみが均等でないため、ひと切れずつカットすること。また見ための大きさが不揃いなりがちだ。
断面なめらかな角切り
次に崩れないうえ、断面がなめらかになる角切りの切り方を紹介しよう。ポイントは種を避けながら切ることだ。へたをとったトマトを横半分に包丁を入れて2等分にする。断面を上に向け種を避けながら、包丁を縦に入れて角切りにする。ヘタのまわりのかたい部分をとり除けば完成だ。見た感じはスイカのように断面がなめらか。種が飛び出さないくし切りと同じく大きさがまちまちになりやすいが、水分が出ずらく炒め物や和え物料理に重宝する切り方だ。
3. トマトのおしゃれな切り方
最後にトマトのおしゃれな切り方を紹介しよう。時間に余裕のあるときや、記念日、パーティー料理を作るときにおすすめだ。
ちょうちょの飾り切り
まず見ためがそっくりな、ちょうちょの飾り切りの作り方を紹介しよう。へたをとったトマトを8等分のくし切りにする。皮じゃないほうの中心部に、くの字の切り込みを入れる。中央部分を3cmくらい残しつつ、外側の円に沿って半分にする。中央のつながった部分を中心にして左右に開く。皮を円に沿って切り、ちょうちょの触覚を作れば完成だ。
バラの飾り切り
最後にトマトのバラの飾り切りを紹介しよう。へたをとったトマトを薄くスライスする。カットしたら、立てたまま全体的にななめにずらしてのばす。端からゆっくりとくるくる巻けば完成だ。ポイントはかためのトマトを使うこと。器に盛り付け大葉を添えると、まるでバラの花のようだ。
結論
トマトのいろいろな切り方を紹介した。これまでとくに意識せず、トマトをカットしていた人もいるだろう。いろいろな切り方があること自体、知らなかったという人もいるのでは?ぜひ今回紹介した情報を参考に、いろいろと試して料理に使ってもらいたい。
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