1. トマトピューレーの栄養
皮や種を取りのぞいて裏ごしした状態のトマトピューレーは、栄養がギュッと詰まっている。老化の原因ともいわれる酸化を防ぐ、抗酸化作用をもつリコピンが豊富に含まれていることはもちろん、生活習慣病予防に役立つとされるビタミンAやリノール酸誘導体などの栄養が代表的だ。トマトピューレーはトマトと塩、ハーブといったシンプルな材料から作られているので、ケチャップよりも糖質が低い。
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2. トマトピューレーの作り方
完熟したトマトのヘタを取り、4等分しておこう。鍋に切ったトマトを入れ、木べらなどを使って潰しながら煮込んでいく。途中、一度ザルでこし、皮などの舌触りが悪くなるものを取り除こう。ザルでこしたトマトを再び鍋に戻し、半分ほどの量になるまで煮詰めれば完成だ。すぐに食べない場合は、密閉袋などに入れて冷凍することで、2ヶ月ほど保存可能。
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3. 基本のトマトソースの作り方
玉ねぎやにんじん、セロリなどの野菜を細かく角切りにし、にんにくと一緒にオリーブオイルで炒める。次にトマト缶やトマトピューレーを入れ、塩とバジルを入れて中火にかけよう。煮立ったら弱火にし、焦がさないよう30分程度に煮込む。仕上げに塩とこしょう、砂糖で味を調えたら完成だ。なめらかな口当たりがお好みなら、煮詰めたものを裏ごしするとよい。
4. トマトソースの保存方法
トマトソースは色移りしやすいため、密閉袋などに入れて保存するのがおすすめだ。作ってから2日程度、冷蔵庫で寝かせておくと味がなじんで美味しくなる。冷蔵保存の場合は、1週間から10日ほどで食べきろう。冷凍の場合は、1回分の量を小分けにしておくと便利だ。密閉袋などに、なるべく平らに入れて保存しよう。保存期間の目安は1~2ヶ月程度。
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5. トマトソースのコクを出す方法
まるでレストランのようなコクがあるトマトソースに仕上げたいなら、隠し味をプラスするのがおすすめだ。砂糖やはちみつを加えれば、酸味を抑えたコクのあるトマトソースができあがる。しょうゆを加えれば深みが、粉チーズを加えればこってりとした味わいがプラスされるだろう。ブイヨンを入れるのも簡単にコクを出す方法のひとつだ。
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6. 赤ワインを入れて作る大人のトマトソース
にんにくとオリーブオイルを熱し、香りが立ってきたらみじん切りにした玉ねぎを飴色になるまで炒める。ホールトマト缶を手でつぶしながら加え、ひと煮立ちしたところで赤ワインを入れてさらに煮込もう。汁気がなくなるまで煮込み、仕上げに塩とこしょうで味を調えたら完成だ。トマトソースに赤ワインを加えることで、芳醇な香りと旨みがアップする。
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7. トマトソースで作る煮込み料理
角切りにした玉ねぎやズッキーニなどを炒めて、トマトソースを加えて煮込めば、野菜たっぷりの煮込み料理、ラタトゥイユができあがる。ほかにも、トマトソースのなかにハンバーグを入れて、手の込んだ雰囲気たっぷりの煮込みハンバーグもおすすめのレシピだ。マンネリしがちなカレーやシチューにトマトソースを加えれば、酸味と甘み、コクがプラスされた味わいが楽しめる。
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8. トマトソースのリメイク方法
余ったトマトソースにナスなどの野菜を加え、チーズをトッピングするとグラタンに早変わり。トマトの酸味が効いたさわやかな味わいが楽しめる。トマトソースは鶏肉との相性もよく、一緒に煮込み料理にするのもおすすめだ。鶏もも肉をこんがり焼いて、トマトソースを加えて煮込むだけで完成する。仕上げにパセリや粉チーズをふってもいいだろう。
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結論
一度にたくさん作っておけば、さまざまなアレンジが楽しめるトマトソースとトマトピューレー。栄養も豊富で、身体にも嬉しい魅力がたっぷりだ。シンプルにパスタと絡めて食べるのもいいが、ひと手間加えたアレンジレシピも楽しんでみてほしい。