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いちごの旬はいつからいつまで?本当に美味しい時期とは

いちごの旬はいつからいつまで?本当に美味しい時期とは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年11月15日

いちごは、人気フルーツのひとつ。真っ赤な果肉と愛らしいフォルム、そして甘酸っぱい味わいはほかのものでは代用できない。そのまま食べるフルーツとしてはもちろん、ケーキのトッピングやヨーグルトのフレーバーなど、さまざまなシーンで活用されている。今回はそんないちごの旬の時期にフィーチャー。一般的ないちごの旬だけでなく、産地や品種別の旬の時期についてもリサーチしていこう。

  

1. いちごの旬の時期はいつからいつまで?

いちご
農業技術の向上により、多くの野菜や果物が年中出回っている昨今。野菜や果物の旬がわからなくなることもしばしばだ。今回はそんななかでもいちごの旬についてリサーチしていこう。いちごの旬は、具体的に何月から、何月までなのか、詳しく見ていこう。

いちごの本当の旬の季節は春から初夏まで

いちごは一般的に冬から春にかけて、スーパーでよく見かけるようになる。しかし、実際の旬は春から初夏にかけてである。半年ほどのズレが生じる理由は、ハウス栽培と露地栽培の旬が異なる点にある。
ハウス栽培のいちごの旬は冬から春にかけて。実際には11月頃から出回る。最盛期は12~3月頃。
露地栽培のいちごの旬は春から初夏にかけて。実際には4月頃から出回る。最盛期は5~6月頃。
俳句の世界で夏の季語とされていることからもわかるように、いちご本来の旬は春から初夏にかけてである。

いちごは冬から出回っている

いちごは、冬から春にかけて旬を迎えると思っている人も多いことであろう。それもそのはず、前述の通り、スーパーに並ぶのはその時期である。
いちごが食用として本格的に栽培され始めたのは、明治以降。戦後になると農業技術の発展とともに旬の時期が徐々にシフトした。これは冬の間に実らせた方が甘くなるから。昭和60年代に栃木県が開発した「女峰」が登場すると、爆発的に需要が増えるクリスマス時期に生産ができるようになった。その後、さまざまな品種が誕生し、技術も革新、栽培時期の幅がさらに広がり、いまに至る。

夏から秋が旬のいちごもある

前述からもわかるように国内産のいちごの流通が著しく少ないのは、夏と秋である。しかし、このシーズンにも主に製菓ではいちごの需要がある。結果、輸入いちごを使っているというケースも少なくない。そこで、いま開発が進んでいるのが夏から秋にかけて旬を迎えるいちごである。
「夏のしずく」や「彩夏」、「サマープリンセス」など、品種も続々と増えつつある。

いちご狩りができるのは冬から春

いちご狩りは、人気レジャーのひとつである。農場で食べる新鮮ないちごの美味しさは、一度味わうと病みつきになるほど。ハウス栽培されたいちごを収穫するのが一般的だ。
いちご狩りができる季節、いわばいちご狩りの旬は12月から6月頃まで。
いちご狩りのベストシーズンは、非常に長いことがよくわかる。これはいちごが東北から九州まで、幅広い地域で育てられていること、さらには品種によって収穫時期が異なることによるものだ。最盛期は1~3月だとされているが、北海道など場所によっては6~7月にいちご狩りができるところもあるそうだ。

2. 一番、いちごの美味しい時期は結局いつ?

いちご
いちごの旬は栽培方法の違いによっても、品種によっても旬が異なる。
露地栽培のいちごが一番美味しく食べられる旬は、5月~6月といえるだろう。
ハウス栽培のいちごが一番美味しく食べられる旬は、地域や品種を選ばなければ1年中存在するといえるだろう。

3. 産地別いちごの旬の時期

いちご
産地ごとの大まかな旬がわかれば、スーパーでいちごを買うときの一つの指標になる。厳密にいえば、産地が同じであっても栽培方法や品種によって旬が異なることを踏まえつつ、東京都中央卸売市場での年間取扱実績を参考に旬を割り出してみよう。ここでは取扱実績の多い月を旬とみなすこととする。(※1)

北海道のいちごの旬

北海道のいちごの取扱が増えるのは、6月~11月まで。中でももっとも取扱実績が多いのは7月、次いで9月だ。北海道のいちごの旬は6月~11月、最旬は7月~9月といえる。(※1)
北海道の年間収穫量は、1,850t(※2)
代表的な品種は、「けんたろう」「きたのさち」「夏瑞(なつみずき)」など。

静岡県のいちごの旬

静岡県のいちごの取扱が増えるのは、10月~6月まで。中でももっとも取扱実績が多いのは3月、次いで4月だ。静岡県のいちごの旬は10月~6月、最旬は3月~4月といえる。(※1)
静岡県の年間収穫量は、10,600t(※2)

福岡県のいちごの旬

福岡県のいちごの取扱は、年間通して存在する。中でももっとも取扱実績が多いのは、3月次いで2月だ。福岡県のいちごの旬は通年、最旬は2月~3月といえる。(※1)
福岡県の年間収穫量は、16,700t(※2)
代表的な品種は、「あまおう」など。

栃木県のいちごの旬

栃木県のいちごの取扱は、8月以外は通年通し存在する。中でももっとも取扱実績が多いのは1月、次いで3月だ。栃木県のいちごの旬は通年、最旬は1月~3月といえる。(※1)
栃木県の年間収穫量は、25,400t(※2)
代表品種は、「とちおとめ」「とちひめ」「スカイベリー」など。

4. 品種別いちごの旬の時期

いちご
いちごにはさまざまな品種が存在する。ここでは定番人気の品種と近年話題の品種の旬の時期を調査していこう。

とちおとめの旬の時期

栃木で生まれたとちおとめは、いちごの品種のなかでも定番中の定番だ。甘みと酸味のバランスが取れた味わいとしっかりとした果肉が特徴だ。全国NO.1のシェアを誇る品種である。(※3)
前述の東京卸売中央市場での年間取扱実績から算出するととちおとめが出回るのは、8、9月を除く通年。もっとも取扱実績が多いのは、1月次いで3月なので、1月~3月が最旬といえる。(※4)

あまおうの旬の時期

福岡で生まれたあまおうは、あかい・まるい・おおきい・うまいの頭文字を取って名付けられたいちごだ。大粒でジューシー、濃厚な味わいが特徴である。
前述の東京卸売中央市場での年間取扱実績から算出するとあまおうが出回るのは、6、8、9月を除く9ヶ月。もっとも取扱実績が多いのは、3月次いで2月なので、2月~3月が最旬といえる(※5)

さくらももいちごの旬の時期

徳島県佐那河内村だけで栽培されている「さくらももいちご」は、なかなか手に入れることができないブランドいちごのひとつ。糖度が高く、大粒で品のある甘みが特徴。高値で取引されることでも知られている。
地元の新聞によると旬の時期は、12月~3月。

夏瑞の旬の時期

北海道東神楽町で誕生した「夏瑞」はその名の通り、夏が旬のいちごである。甘さだけでなく、みずみずしい味わいが特徴で、大玉に成長する。老舗和菓子店など名店からの引き合いも多いまさにブランドいちごだ。
8年の歳月を経て「夏瑞」を開発した株式会社ホープによると収穫時期は6月~7月。(※7)

木苺の旬の時期

国産の木苺=ラズベリーは、収穫量が少なく、スーパーなどで見かけることも稀である。しかし国内で木苺を育てている農家も少ないながら存在する。産地としては秋田や北海道など、北側に多く、品種により赤色、紫、黒紫とさまざまな色がある。甘酸っぱい味わいが特徴で製菓材料として使われることも多い。
木苺は品種によって一季なりと二季なりがある。一季なりの場合は、6月~7月に収穫を迎え、二季なりの場合は加えて、10月~11月にもう一度収穫を迎える。(※8)

結論

いちご本来の旬は、春から初夏にかけてであった。これが生産技術の向上により、ハウス栽培が盛んになると冬から春に変化。さらに現在ではこれまで著しく生産量の少なかった夏から秋にかけて生産できる品種も登場するなど、1年を通して食べることができるようになった。季節ごとに旬のいちごを取り寄せて楽しんでみるのもいいかもしれない。
(参考文献)
※1出典:東京都中央卸売市場「産地別取扱実績(いちご類)」
※2出典:e-Stat「作物統計調査作況調査(野菜) 確報 令和元年産野菜生産出荷統計 (いちご)」
※3出典:栃木県「とちぎのいちご」
※4出典:東京都中央卸売市場「品種別取扱実績(とちおとめ)」
※5出典:東京都中央卸売市場「品種別取扱実績(あまおう)」
※6出典:徳島新聞「さくらももいちごが旬 故郷物産直売所」
※7出典:株式会社ホープ「夏イチゴ・クリスマスイチゴ」
※8出典:秋田県立大学「国産ラス゛ヘ゛リーの栽培・流通のてひ゛き」
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  • 更新日:

    2021年11月15日

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